決定点を決め喜ぶ#56比江島

全日本大学選手権 対東海大 於代々木第二体育館

◆大会結果◆
優勝 青学大
2位 東海大
3位 天理大
4位 拓殖大

◆個人タイトル◆
最優秀選手賞 辻直人(経営4年)
優秀選手賞   比江島慎(史学3年)
          永吉佑也(総合文化政策2年)
ディフェンス王 畠山俊樹(総合文化政策2年)

喜び合う辻(左)、伊藤主将

◆試合結果◆
青学大○77-66●東海大試合開始直前、気合を入れるスターティングメンバー
1Q 23-14
2Q   9-21
3Q 27-19
4Q 18-12

◆スターティングメンバー◆
#4  畠山俊樹
#14 辻直人
#25 永吉佑也
#56 比江島慎
#88 張本天傑(国際政治経済2年)

 果敢にゴール下を攻める永吉4冠獲得という目標達成まで残すところ1戦となった。対するは東海大。リーグでは苦い思いも経験している宿敵との決戦に、青学大が決着をつける日が来た。連続優勝の快挙を守り抜きたい青学大と、しばらく優勝から遠ざかり何としてでも王座を奪いたい東海大。多くの観客が見守る中、終始シーソーゲームとなった激戦を制したのは青学大だった。2年連続4冠獲得という極致に立った。

 巧みなプレーで会場を沸かす張本試合は1Q直後から盛り上がりをみせる。東海大が先ず2得点を決めると青学大も後を追う。互いにじっくり攻め合い、着々と得点を重ねていく。#25永吉、#56比江島、#88張本を中心に速さと高さで加点する青学大だが、東海大も食い下がらない。それでも残り2分でロングシュートも確実に決めた青学大がリードする、23‐14で2Qへ。
 バイオレーションでなかなか流れをつかめない青学大に対し、東海大が詰め寄る。#25永吉がリバウンドに奮闘するが、差は3点差に近づく。青学大タイムアウトで、流れを変えたいが同点に追いつかれ、更にゴール下にうまくパスが通り軽々と逆転されてしまう。そこから東海大ディフェンスに苦しみながらもビハインドで逆転のチャンスを狙う。
 
 32-35で迎えた後半戦。開始直後から連続得点を許してしまうが、#4畠山のアシストで#88張本がきっちり得点していく。東海大の勢いに、9点差でリードされると、#56比江島が果敢に攻め込み得点、相手をファールトラブルに追い込む。その活躍で2点差にし、ダンクシュートで同点に。さらにバスケットカウントで3点リードすると、#14辻のシュートで優勢をものにする。

 それでも依然、激戦が続く。59-54、最後まで気の抜けない展開で、最終クオーターとなる。両者果敢にスティールを狙い、リードを保つ青学大だが、そこからなかなか突き放せず。再び3点差まで追いつかれる。青学大はシュートが決まらず、東海大にリバウンドを奪われてしまう。そこで#56比江島がまたもや連続得点で危機を救う。残り20秒で74‐65とリードを開き、青学大のコートには1年間チームを牽引してきた4年生が。#6織田秀司(営4)副将、#7伊藤駿(総4)主将のシュートで試合を決定づける。77-66青学大の歓喜の声と共に試合は決着した。(中居紅実)
 ドライブで切り込む比江島 スターティングメンバー 試合後喜び合う選手と監督 胴上げされる佐藤雄貴 集合写真


シュートを放つ伊藤主将伊藤主将コメント
―今のお気持ちは?
「まぁ、最高です。(笑)ほっとしているっていうのもありますけど、嬉しさの方が大きいです」
―今日の試合は?
「みんな意識してやっていたので、固さもなかったと思うんですけど、我慢するところは我慢してゲームの流れをみんな分かってきたのかなって思います」
―2Qで追い付かれましたが、その時は?
「あそこ(2Q)でやっぱり我慢しなくてはいけなくて、そこから得点を重ねて離すってのは厳しいので少しでも点差を広げないように我慢して、後半また勝負っていうのは自分だけでなくみんなにあったのかな、と思います」
―最後に決めた時の気持ちは?
「あれはおこぼれなんで(笑)、みんなに「ありがとう」って気持ちです」
―最後は4年生がコートに立っていましたが、同期へのお気持ちは?
「4年間一緒にやってきたメンバーなんで、ああやって渡してくれたし、色々思い返したというか、思い出しながらプレーしました。楽しかったです、今日は」
―この一年間で印象に残っていることはなんですか?
「このインカレだと思います。インカレの優勝が一番大きいです」
―リーグの東海戦での一敗は今振り返ってみるとどうですか?
「あそこで負けておいてよかったのかな、と思います。あそこで負けてなかったら今の自分たちもないと思うし、一回チームを見つめ直してそこから立て直したのがチームの強みになったと思います」
―この一年間、勝っても内容がよくないと言われたり、勝ち方にもこだわっていましたね
「勝ちは勝ちですけど、内容がない「勝ち」では自分たちも満足しないし、長谷川さんも。内容がある試合だからこそ、自分たちのレベルアップにもつながるので厳しく言われたし。そういった面で内容のある試合をしなきゃいけなかったかな、と思います」
―まだオールジャパンはありますが、後輩に向けてメッセージをお願いします
「一生懸命やることが一番大事になってくると思うので、それだけですね。きつい時もありますけど、みんなに相談して。貯めこまないでみんなに相談して、みんなでチームを作っていくというのが一番大事なのかなって思います。頑張ってほしいと思います」

4年生がコートに立った試合終盤織田副将コメント
―優勝した瞬間の気持ちは?
「最高でした。 優勝したぁ~って鳥肌立ちました」
―副将として、伊藤主将と共に優勝に向けてどのように取り組んできましたか?
「自分達は練習中から引っ張っていくことを意識しました。一度東海大に負けたときも、練習態度が良くなかったんじゃないかと思って、伊藤と一からやっていこうと話し合って、練習の質を高くしていきました」
―4年生5人でコートに立てたときの気持ちは?
「本当に嬉しかったです。4年間やってきた仲間だし、一昨年の新人戦もこのメンバーで優勝したので それが一番嬉しかったです!」

最優秀選手賞に輝いた辻辻コメント
―今のお気持ちは?
「14年間やってて、その成果が出た試合だったなと思います。本当に嬉しかったです。」
―今日の試合は、どんなお気持ちで臨まれたんですか?
「学生としての試合は最後なんで、悔いの残らない試合にしようと思ってたんで、最初から気合入れていきました。」
―4年間、青学でプレーをしてきて成長した部分は?
「個人的には本当に青学入ってよかったと思うし、いろんなバスケの知識とか強さもそうですけど、スキルも身についたと思うし、本当青学に来てよかったと思います。チームもすごい、インカレ最後二試合で変われたと思います。要は自分たちは気持ち次第で自分たちは全然違ったプレーができるってことが今日の試合でわかったと思うんで、これからまたオールジャパンに向けて成長できると思います」
―同期の存在は?
「自分は周りが見てもわかるB型だし、自分勝手で、単独行動が好きなんですけど、気分屋やし、そういったとこでみんな不満はあったと思うんですけど、みんな大人で凄いカバーしてくれたりとか、自分がケガしたとき声かけてくれたりして、本当自分は恵まれてるなって思います」
―最後4年生がそろってコートでプレーしたことについては?感涙を流す#14辻 
「そのとき勝利を確信したし、一緒にやってきた4年で出れるっていう嬉しさが溢れて。しかもケガですごい不安だったていうのもあるし、そういうのがすべて重なってそれで泣いてしまった。高校の時優勝して、みんな泣いてて、自分も泣こうと思ったんですけど涙出なくて、こりゃまずいな、自分もう涙出ないのかなと思ったんですけど、ここで涙出て、まだ大丈夫だなって思いました」
―伊藤さんが最後にシュート決めたとき、グッときました!
「あの場面で、攻めずに自分にパスきてボールを上にあげるって、自分の中で理想ができてたんですけど、そこでレイアップいって、ちょっとこれはまずいなって思って。そこで慌ててシュート打ってくれて、それを自分で追いかけて自分でとって上にあげたっていう。あいつもすごい点取れたし、織田も点決めれたっていうのが本当嬉しかったです」
―後輩についてはいかがですか?
「自分のポジションに誰が来るかわからないですけど、やっぱり比江島が来年いろんなプレッシャーとか、マークも厳しくなるし、すごい負担かかると思うんですけど、やっぱりそこはラストっていう気持ちがあると思うんで、あいつがすごいチームをまとめてくれると思います。そこはあいつに期待しますね」
―オールジャパンに向けて
「来年お世話になるので、運よく対戦できると思うんで、ポジション争いでもそうですけど、自分のこれだけできるんだっていうのを見せつけたいし、チームとしてもそこで勝ちにいきたいし、そこで大学生がJBLに勝つっていう歴史を塗り替えるっていうか、そういうでかいことを一回やってみたいです。そこでもまた(今日のような)ベストゲームで勝ちたいと思います」

中川真雄(国4)コメント
―大会を振り返って
「優勝できたので本当にそれが嬉しいです。チームが一つになれたのが優勝できた要因だと思います」
―控えからのスタートが多かったですが
「スタメンで出るというのが一番良い形で4年間の締めくくれることだとは思うんですけど、控えだとしてもそれがチームに貢献できるのであれば全然構わないことだと思っていました。ディフェンスとかリバウンドを頑張ってやろうと思っていたんですけど、今日はちょっと良ろしくなかったですね」
―控えからの出場は難しいと思いますが?
「最初の頃は慣れていなかったんですが、去年もそうだったので最近慣れてきた部分もある。いつでも出れるようにしていました」
―プレー面以外でこころがけたことは?
「最後だったので思い切ってやろうと思っていました」
―4年生としてのインカレに対する思いは?
「去年も4冠とっていたので自分たちもとれてホットしている部分もあるので、4年生全員で協力してやってきたのはこれからの将来にもつながると思うし、本当に良かったです」
―最後は全員4年生でコートに立ちましたね
「本当にあのメンバーで頑張ってきたし、ベンチに入れなかった佐藤という4年生も一人いるんですけど、みんなで頑張ってきたし出れなかった佐藤の分も思い切ってやろうと思っていました」
―4年間を振り返ってみていかがですか?
「辛かったことが多かったです。練習が辛かったです。成長できる4年間でもありまあした」
―監督へ、何かメッセージはありますか?
「4年間本当にお世話になったと思いますし、自分のことを使ってくれるというのは感謝しています。なんというか・・・自分の中では感謝の気持ちでいっぱいです」
―後輩へ向けては?
「3年連続の四冠へむけてまた頑張ってほしいです」

勝利に抱きあう#25永吉、福田福田真生(社情4)コメント
―優勝した今のお気持ちは?
「4年間ずっときつい練習、トレーニングしてきたんで、ほんとにうれしかったです」
―青学のチーム意識は?胴上げされる福田
「少ない中でずっとやってるってことは、一人ひとり仲良くなれたのもありますし。きつい練習をみんなで乗り越えたから、みんなで一つになれたのかなって思います」
―福田さんは一見地味な仕事もしてチームを支えてますね
「今の4年生はそういう選手が多いと思いますね。立場的に、少しでも貢献できればっていう気持ちで」
―優勝の決まる瞬間はどのようなお気持ちでしたか?
「試合の途中でちょっとヤバかったんですけど…。今までで一番うれしいぐらい」
―最後、4年生がコートに立ったのは監督の指示ですか?
「監督が、そういう風に出してくれました」

高得点でチームに貢献した比江島比江島コメント
―優勝した瞬間のお気持ちは?ガッツポーズを決める比江島
「ほんとに嬉かったっていうか。ホッとしたっていうか。勝ちは決まってたんで…嬉しかったですかね」
―要所で必ず得点していましたが、自分でいこうと決めていたのですか?
「自分でそういうとこが自分の持ち味というか長所だと思うんで、そういう場面を楽しみながら…」
―田中大貴(東海大)選手にファールを取らせようと狙っていたんですか?
「1、2回目は意識してないですけど、3回目からは完全に狙っていきました」
―オールジャパンに向けては?
「勝てるかどうかは別として、どれだけ通用するかを楽しみに。相手に向かってくだけなんで、学生らしくハッスルして、お客さんに楽しんでもらえたらと思います」

盛り上がる青学大山崎将也(総3)コメント
―優勝おめでとうございます。お気持ちは?
「素直にうれしいです」
―今日の接戦をベンチでどのように見られていましたか?
「出てる人たちを信じて、ベンチでできることを。声出したりとか。準備するとか、そこら辺をしっかりしてます」
―来年4年生となるに向けて一言お願いします
「そうですね、長谷川さんからもいろいろ言われてて。あんまり引っ張る選手がいないとか。伊藤さんとか織田さんとかみたいなリーダーシップのある人がそんなにいないんで、全員でしっかりと引っ張っていけるように心がけています」
―ご自信の役割はどのようにしていきたいですか?
「来年は辻さんのところがいなくなってしまうんで、シュートのところとか。あと、上級生になるんで、チーム全体を引っ張っていけるようにしていきたいです」
―オールジャパンに向けては?
「やっぱり、このインカレで満足せず、青学のみんなでやる最後の試合なんで、悔いの残らないような試合をしたいです」

ディフェンス王・畠山畠山コメント
―今日の勝因は?
「東海も良い試合が続いていて、力的には同等だと思っていたので、どっちが勝ちたい気が強いかというので決まったと思います」
―日本一については?
「青学はチャンピオンっていうのがあったが、自分としてはチャレンジャー精神でやりたかったんですけど、チャンピオンっていうプライドを持った試合が多く最初の頃は合わなかったです。でも、インカレになって負けられないという気持ちが全面に出ていて、皆がチャレンジャー精神やっていたのでポイントガードとしてやりやすかったですし、ゲームにも集中できました」
―ディフェンス賞については?
「昨日も平尾さんとかにやられたチームに申し訳ないと思っていて今日はディフェンスから頑張ろうという気持ちだったんで、とれたのは良かったんですけど、自分としては全然ダメでした」
―この一年の心境の変化は?
「リーグ途中からスタートメンバーになって得点とかではなくてルーズボールだったり声だしとかチームに足りないことをやるというのが今年の目標をもう一回確認してインカレに臨みました。リーグでも上手くいっていたのでそれを持続していこうと思いました」
―来年に向けては?
「負けないというのは難しいと感じたし、でもそれを目標に頑張るというのも必要だなと思いました。一回一回の練習をもっと大切にやりたい。ゲームでは辻さんの穴が大きくて、どう埋めていけるかが大切だと思います。今までは辻さん、比江島さん、永吉、天傑をどう使うかを考えていたんですが、それに加えてどう点を取っていくかというのが来年の目標です」

IMG_0031.jpg永吉コメント
―優勝おめでとうございます
「ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです!」
―途中離されたときどうでしたか?
「苦しかったですね。前半で3つファウルやっちゃって。そこは苦労しましたね。そこから(自分は)ファウルをしないようなムードでずっと入っちゃって、辻さんとか比江島さんが点を取りに行くって感じだったので、そこはスクリーンとかフォローとかリバウンドとかを考えてやりました」
―東海大に対して、青学らしい勝ち方をしましたね
「(比江島さんの方を見て…)やっぱり持ってますね~。(ここぞというときの比江島さんは)目つきが変わりますもんね」
―辻さん泣いてましたよね
「可愛いっすね。そういう一面もあるだぁって」
―来年の抱負は?
「もちろん来年も優勝を狙います。あと来年はリーグ戦の内容をもうちょっと良くしたいなって思います」

大活躍を見せた2年生張本コメント
―優勝おめでとうございます
「いやあ、嬉しいです。とりあえずもうほんとに四年生のために頑張って優勝できたので、嬉しいです。あと個人的にリーグ戦は東海との試合両方ともダメだったので、ちょっと悔いが残っていいたんですけど、今回は一発やってやろうかなって思っていて、今日は調子よくできて、もう最高です」
―今日の自分のプレーについては?
「今まではやっぱり外のミドルシュートとかあまり打ってなかったんで、今日は思い切り打って、それが入って、それからまた逆にドライブとかもできたりして、そこは良かったです」
―大会を振り返って
「リーグ戦と違って、毎試合毎試合みんな楽しくやっていて、最高の形で終わることができました」
―四年生とのバスケ部生活を振り返って
「本当にやっぱり厳しい練習もやりきってきたので、さびしい気持ちはあるんですけど、やっぱりこれから各自の進路とかもあるので、がんばってほしいです」
―来シーズンへの抱負
「来年はスタメンから一人しか抜けないので、また優勝できると思うので、来年も今年と同じようにいい成績が残せるよう頑張ります」

このページの先頭へ