「最高!ちょー気持ちいい!」インタビューに答える木下は達成感に満ちていた。「正直、今日は思うようにいっていなかった。最後は、自分の好きなようにやった。力は全て出し切った」。彼を前へ前へと突き動かしたのは、「少林寺が好き」その想いだ。ひたすら真っ直ぐ気持ちを貫き、手にしたのは「日本一」という最高の結果だった。閉会式では、最優秀賞受賞者の模範運用法発表が行われた。ライトを浴び、鮮やかに拳を交わす木下の姿は、言葉より多くのものを語っていた。 昨年度は大学初の全日本大会で優良賞を受賞した大芝。今年度は惜しくも入賞には至らなかったが、その存在感を存分にアピールした。競技コートを一瞬にして「ステージ」に変えるような演武で周りを圧倒した。気迫、キレ、声量、全てにおいて力の差を見せつけ、見事に予選を通過。まだ二年生ということを考えると、これからの活躍が楽しみだ。(萌) 木下「最高!本当に嬉しい。ちょー気持ちいい。正直、今日は思うようにいっていなかった。最後は、自分の好きなようにやった。自分の力は全て出し切った。この4年間で自分に自信が持て、熱い仲間が出来たのがよかった。少林寺は僕の全て。人生が変わった。高校の成績に納得できなくかったのと、見学に行って『ここなら間違いない』と思ったのが入部動機。大学に入って芽生えた。本当に続けていてよかった。これからも少林寺は続ける。死ぬまで少林寺。生涯現役を目指す。青学は、まだまだこれからの可能性があるチーム。ぜひみんなで楽しくやって、かつ良い結果を出して欲しい。」 大芝「調子が悪かった。(原因は?)練習不足。単独演武の方は、かっこよく言えば『未熟』なのかな。勝てたと思ったけど、実際良い点ではなかった。こういう大きい大会は半分賭け。どれだけうまいこといくか、っていう。でもすごく練習したら、それが自信になって賭けじゃなくなる。今まで以上に練習しないとな。単独演武は、相手がいると想像する。手先だけでこまこまするんじゃなくて、体ごと大きく正確に表現するよう心がけている。(関東学生大会に向けての抱負は?)自分ひとりじゃなく、青学の少林寺拳法部を強くしたい。個人で頑張るのは大前提だけど、できたら団体で決勝進出、あわよくば優勝したい。頑張ります。」
「ちょー気持ちいい!」木下、悲願の日本一!!
2005.11.6 第39回全日本学生大会 於日本武道館
高校では、無名の拳士だった。一般入試で合格した後、「高校での成績に納得いかなくて」大学でも少林寺拳法を続けることを決心した木下恵太(経営4年)。そんな木下が学生生活最後の大会で、「日本一」という快挙を成し遂げた―
今日の結果
男子運用法三段以上の部
最優秀賞 木下恵太
男子単独有段の部
予選通過 大芝正人(経済2年)

運用法学生日本一の木下(写真右)

少林寺拳法部のホープ、大芝


