決勝打を浴びた石井。8回の連打のみが悔やまれる

東都大学秋季リーグ1部2部入替戦 対国士大 第1戦 於 明治神宮球場

◆結果◆

青学大200 200 000 4
国士大120 000 02X 5

◆スターティングメンバー◆
1(三)長島一成(経済4年)
2(遊)篠塚宜政(経済2年)
3(指)加守田隆介(英米4年)主将
4(捕)小池翔大(教育3年)
5(二)木野学(英米2年)
6(中)下水流昂(経済3年)
7(左)政野寛明(史学2年)
8(右)広滝航(経営3年)
9(一)奥平聡一郎(英米3年)

P垣ヶ原達也(経済2年)→●石井裕大(教育2年/3裏)→川角謙(国際政経3年/8裏2死)


 果たしてこの組み合わせでの入替戦を誰が予想できただろうか。
 青学大は春季、垣ヶ原や石井、そして山室公志郎(経済4年)などの安定した投手力で1部2位。一方の国士大は、春季は2部の最下位に沈み3部との入替戦を戦う苦しいシーズンだった。しかし、今季は国士大が2部で優勝。一方青学大は23季ぶりの最下位に沈む。わずか4ヶ月で状況が一変する――。まさに「戦国東都」を象徴付ける年度であった。

 青学大は相手のエース・岩澤が苦手の左腕であることからどう攻略するか、一方の国士大は勝負強い主将・高橋の前にいかにランナーをためるかがこの入替戦でのカギだ。入替戦は2戦先取の時点で終了するので、初戦の勝敗が大きく左右する。この大事な初戦を任されたのは垣ヶ原。国士大も同様にエースの岩澤。大学野球の聖地・明治神宮で、絶対に負けられない戦いが始まった。

 試合は序盤から激しく動く。初回青学大は先頭の長島が内野安打で出塁。その後相手の守備の乱れなどで一死満塁のチャンスを作る。ここでバッターは今季離脱があった下水流。下水流はここでレフト前へ2点タイムリーを放ち青学大が2点を先制する。
 しかし青学大は先発の垣ヶ原が乱調。直後の1回裏に先頭打者に死球を与えると、犠打と安打であっさりと1点を返されてしまう。続く2回にも先頭打者に四球や守備のもたつきによるバントヒットで出たランナーを2点タイムリーで返されてしまいあっさり逆転。2-3となる。

 打線は4回、二死から8番広滝、9番奥平の下位打線が連打でつなぎ一・二塁として、バッターは長島。ここで長島が放った打球は三塁ゴロだったが、ファーストがエラーで1点を返す。続く篠塚の打席ではディレートスチールを試みたところ、相手が再びエラー。相手のミスで逆転に成功する。

 流れが青学大に傾く中で追加点が欲しかったが、5回以降は打線が沈黙。相手エース・岩澤の前にヒットは出るものの打線が繋がらない厳しい展開となる。

 守りでは、3回からリリーフ登板の石井が3回以降国士大打線をしっかりと封じこめる。

 このままの展開で試合が終わると思われた8回の裏、好投を続けていた石井が国士大に捕まる。
二死から二連打を浴び、一・二塁のピンチを作り、続く代打・花島にはライト線に落ちる三塁打を浴び、ランナーは一挙に生還。4-5。まさに国士大を象徴する粘り強さと、青学大の終盤に投手が捕まってしまうという両校の今季を象徴する一打だった。


 試合はこのまま4-5で国士大が先勝。1部昇格に王手をかけた。一方の青学大は完全に瀬戸際に追い詰められた。
 四半世紀守り続けた1部の座。しかしすぐ後ろからは国士大の「舘歌マーチ」の音がまたひとつ近づいてきてしまった。(喜)


河原井正雄監督コメント
「今日は垣ヶ原が予想外の投球をした。
明日負けたら2部なので、思い切ってやっていくしかない」

加守田主将コメント
「今日は、打者が追加点を取れなかったし投手は1点を守りきれなかった。
明日は切り替えて試合に臨むしかない」


※お知らせ
11月8日 東都大学秋季リーグ1部2部入替戦
12:00~ 神宮球場

選手たちに大きな声援をお送りください。
◆交通アクセス◆
東京メトロ銀座線  外苑前駅下車 徒歩5分
東京メトロ千代田線 表参道駅下車 徒歩20分

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