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東都大学野球秋季リーグ1部2部入替戦 対専大 於 神宮球場

◆結果◆

青学大 110 101 000 | 4
専修大 400 020 000 | 6

◆出場選手◆

1(二)小林諭尚
2(三)西村大樹
3(左)吉田正尚
4(右中)高島翔太
5(一)酒井勇輝
6(右)小坂井智朗→(走)鈴木拓夢
7(遊)遠藤康平
8(捕)猪又弘樹
9(中)山口雄大→(右)久保田大智
投手 岡野祐一郎→福本翼


9回表3アウト目の瞬間、ベンチから専修大の選手たちが笑顔で走り出したのは対照的に、列へ向かう青学大の選手たちの足取りは重かった。15安打を打ちながらもわずか6安打の専修大に敗戦。今シーズンに限らず、今年度の青学大を象徴するような試合だった。これで青学大は降格。来季は2010年春季以来の2部生活となる。
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先発の岡野を責めるのは酷だろう。第1戦第2戦に続いての3試合連続の先発。制球力も球威もなくアウト1つ取れずに5連打で降板。春季から第1戦の先発を任されていた岡野の本来の姿はそこになかった。それでも監督はマウンドに先発として岡野を送り込んだ。万全の他の投手と天秤にかけても岡野の実力・信頼が上回ったのだろう。

とはいえ打線は初回も含め、相手先発から毎回のように安打を放ち得点をあげていた。3-4と1点差まで迫る。しかしそこからは専修大2番手の角田が立ちはだかった。たった1点の差が重い。結局は2番手の福本が専修大に許した初ヒット、渡辺の2ランホームランが重くのしかかる結果に。
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牽制アウトや走塁ミスで多くのチャンスを潰した青学大。絶好のチャンスだった8回表1死2.3塁。疲れた体にムチを打って全力投球をする角田に圧倒された。145kmのストレートと落ちる変化球で代打久保田、小林を連続三振。マウンド上の角田の投球はこの3試合、青学大の反撃ムードをいつも摘んできた。
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9回表、吉田が安打で一矢報いるも酒井が凡退。ベンチスタートの安田主将はネクストで出番を待っていたが、降格の瞬間まで試合に出ることはなかった。
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この試合、1年生が4人並ぶスタメンで臨んだ青学大。対照的に4年生は小林福本と代打の久保田のみ。来年からプロの舞台で戦う加藤匠も安田主将も試合に出場することはなかった。3年生以下は来季、2部の舞台を初めて経験することになる。来年来る予定の新入生の大学野球生活も2部スタートとなる。彼らは初めて神宮を目指す立場を経験することになる。

シーズン前に河原井監督は「春季の入替戦での経験は精神的にプラスになる」と語った。それでも秋季に降格した。近年は東洋大、日本大が2部で苦しむ一方で国学院大、拓殖大が1部定着に成功している。何が起こるか分からない、明確な実力差がないのが戦国東都と呼ばれる所以だ。少数精鋭を言い訳にしてはいけない。下級生にはチームを背負って立てる逸材が豊富にいる。彼らに足りないもの、それはハングリー精神ではないか。1部の舞台で戦うことが当たり前となっていた青学大。彼らには再び1部の舞台を勝ち取る必要がある。残留争いでは変わることができなかった。3年生以下の選手たちがこの初めて味わった降格の悔しさを忘れずに、再び1部の舞台に立つことをチーム一丸となって目指さなければ、青学大の未来はない。(山田幸永)

【選手コメント】
福本翼投手「負けてしまって後輩に申し訳ない気持ち。自分のできる仕事はしたが、勝ちにつなげられなかった。一年間通してみて、このチームが弱いという状況が分かったと思うので、改善できる部分もあるので吉田を中心になんとか一季で上がってほしい.」

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