東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 於昭和記念公園
東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)の予選会。激しい争いを勝ち抜き、ついに、青学大が箱根路に帰ってきた。
今年度は85回の記念大会であるため、出場枠が3枠追加され、また前回大会で関東学連選抜が4位に入賞したため、予選枠は通常より4校増えた『13枠』にまで増えていた。
例年以上に大きく開かれた箱根への扉。33年分の思いを受けて、選手たちは20kmのレースに挑んだ。
序盤はスローペースで進んだが、徐々に上がり始めた気温に選手たちは苦戦を強いられた。
それでも、『一歩でも、1秒でも前に』。選手たちを支えたのは、いつも以上に聞こえてきた『声援』だった。追い風となるゲキを受け、学内トップの荒井が全体の30位で入ると、次々に青学大のユニフォームがフィニッシュに帰ってきた。
運命の結果発表。上位10人の合計タイムでは12番目だが、昨年度の苦い経験があるだけに、重苦しい雰囲気がただよう。
最後の1枠。手を合わせ、祈る選手たち。そして――『13位 青山学院大学』。
静かな祈りから一転、選手たちは喜びを爆発させた。33年間止まっていた歴史が、ようやく動き始めた瞬間だった。
だが、ここはスタートラインにすぎない。「目標は箱根でシード権をとること」(先崎主将)と、すでに視線は本戦へと向いていた。今、ここから青学大・陸上競技部の箱根伝説が始まる。(雅)
※陸上競技部の箱根駅伝出場を記念し、号外を発行いたします。
◆結果◆
【個人成績】
※()内は、個人順位。
荒井輔(法学3年) 1時間01分11秒(30位)
先崎祐也(法学4年)主将 1時間01分23秒(41位)
佐々木徹也(法学4年) 1時間01分49秒(77位)
松野祐季(国際政経4年) 1時間01分58秒(91位)
宇野純也(法学4年) 1時間02分02秒(96位)
大坪恭兵(法学4年) 1時間02分14秒(111位)
小林剛寛(社会情報1年) 1時間02分29秒(123位)
岡崎隼也(国際政経4年) 1時間02分36秒(132位)
辻本啓吏(国際政経2年) 1時間02分46秒(144位)
米澤類(国際政経3年)副将 1時間3分20秒(167位)
市岡敬介(国際政経3年) 1時間3分29秒(173位)
村元仁(法学4年) 1時間05分09秒(232位)
【総合成績】
※上位10人のタイムを合計して決定。()内は関東インカレポイントによるアドバンテージタイム
1位 城西大10時間13分20秒
2位 東農大10時間13分46秒
3位 上武大10時間15分47秒
13位 青学大10時間20分33秒(1分15秒)
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14位 法大10時間20分39秒(3分10秒)
原晋監督コメント
「今日はありがとうございます。33年ぶりの出場。3年で出る予定。少し遅れたがやっと箱根への出場権を手にすることができた。33年ぶりの出場、タスキが途切れた歴史もある。堂々と青山らしく走りたい」
先崎主将コメント
「今日はありがとうございます。年々応援が大きくなって、胸に突き刺さり、元気の源になった。やっとスタート地点に立てた。箱根に向けて勝負できるチームをつくりたい」
荒井コメント
「今日は夢が叶った日。うれしく思う。『青学頑張れ』の声援が走る糧となり、力となった」
佐々木コメント
「トラックシーズンは絶好調だったが、夏場に故障してしまいチームの迷惑をかけた。このまま終わるのではと思ったが、あと1ヶ月から死ぬ気で練習した。結果が出てうれしい。公園内に入ってからきつかったが、(応援があり)苦しみを感じなかった。この応援を箱根でも味わいたい。(本戦では)みなさんによい姿を見せたい」
松野コメント
「ラスト5kmが死ぬくらいきつかったが、応援で頑張れた。(メンバーに入っていない)末松と米澤(豪)にタスキをつなぎたかった。(本戦では)シード権を取って、後輩に置き土産がしたい。あと親孝行できた」
宇野コメント
「応援のおかげで出れた。走り出してすぐの駐屯地から応援がすごかった。10kmまではヘタレてたが、そこから上げていくことができた。これがスタート。ケガで(予選会に)出ていない4年生9人でタスキをつないで、シードを取る」
大坪コメント
「(本戦に)出れなかったら、自分と宇野のせいだと話していた。応援、OB、先輩たちがいて出場できた。迷惑をかけて申し訳ない。シード権という置き土産をしたい」
小林コメント
「20km、絶え間ない応援がうれしかった。苦しくても応援があるところまでは頑張ろう、応援の前ではよい走りをしようと思っていた。箱根に出場することが決まってよかった」
岡崎コメント
「みなさんの熱い声援を土台に一人でも、1秒でも前に行けたことを実感しています。春で引退するつもりで4年生をやっていた。だけど、最上級生としてできることは自らの力で後輩に示しをつけること。それが達成できてうれしい」
辻本コメント
「予選会は初めて走った。今まで応援された経験がなかったが、応援の力を実感するkとができた。これから調子を上げて、(本戦では)4年生+自分で走りたい」
米澤(類)コメント
「本来なら自分がチームを引っ張っていく立場だが、8月のなかばから足をケガして、走れない状態。まともに走り始めたのは10月に入ってからだった。自分の中で葛藤があった。このまま走れなかったらどうするんだというプレッシャーにおしつぶされそうだった。(レースでは)自分が10番目だということでたくさん声をかけてもらえた。自分のせいで行けなかったらと思い死ぬ気で走った。結果になってよかった。兄とずっと一緒にやってきたが、まだタスキをつないだことがない。最初で最後のタスキをつなぎたい」
市岡コメント
「公園内がすごく苦しかったが、応援が力になった。高校から陸上を始めて、今まで悔し涙しか流したことがなかった。うれし涙が流せてよかった。(本戦では)走りたい区間は譲らない」
村元コメント
「4年間ではじめて走った。12番目で情けない走りだったが、自分以外の10人が頑張ってくれた。(本戦出場が決まり)ダメな走りの借りが返せる。このチームで本当によかった」


