東京箱根間往復大学駅伝競走 大手町⇔芦ノ湖
1月2日午前8時、新春の朝日が差し込む中、多くの箱根駅伝ファンが詰めかける東京大手町読売新聞本社前を23人の選手がスタートした。23人全員での走行が16㎞手前まで続くも、日大が遅れだす。青学大の1区荒井(法3)も16㎞付近で集団から遅れ、21位で2区松野(国4)に襷をつないだ。松野は1.7㎞付近で日大のダニエルに抜かれ、23位で襷を渡した。続く3区米澤(国3)は5人を抜く好走を見せ、笑顔で4区先崎(法4)主将へとつなぐ。18位で襷を受けた先崎は1つ順位を落とし、19位で襷を渡した。続く5区佐々木(法4)は、天下の剣、箱根の過酷な山上りに苦しめられ、3つ順位を落とし、1位との差11分20秒の22位で往路を終えた。
翌3日午前8時10分、城西大と繰り上げ一斉スタートをした青学大。6区岡崎(国4)は、山下りに苦しみ、23位で襷をつないだ。続く7区大坪(法4)も苦しい走りを強いられ、1位との差16分16秒という繰り上げスタートがちらつき始める状況の中、8区小林(社1)へ23位で襷が渡った。小林は区間11位の好走を見せ、城西大の途中棄権もあり、22位で襷をつなぐ。続く9区辻本(国2)は、14.7㎞の給水地点付近で上武大を抜き、区間6位の好走で、繰り上げスタートを回避。1位との差18分7秒でアンカー宇野(法4)に襷が渡った。宇野は3人を抜き、笑顔で仲間が待つ大手町のゴールテープを18番目できった。総合順位は22位となるも、復路17位と健闘。33年前にゴール手前150mで途絶えた青学大の襷が大手町のゴールへと戻った歴史的な日となった。
再び動き出した青学大の箱根駅伝での歴史。1年後、最高の舞台へ戻ることを目指し、選手たちは新たな歩みを始める。(晴)
【往路】05:44:44(22位)
〈区〉 〈選手名〉 〈タイム〉 〈区間順位〉
1 荒井輔 01:06:00 21位
2 松野祐季 01:11:37 22位
3 米澤類 01:04:52 12位
4 先崎祐也 00:58:15 21位
5 佐々木徹也 00:24:00 19位
【復路】05:44:16(17位)
6 岡崎隼也 01:02:59 23位
7 大坪恭兵 01:07:34 20位
8 小林剛寛 01:07:56 11位
9 辻本啓吏 01:12:05 6位
10 宇野純也 01:13:42 18位
【原監督コメント】
こんなにも皆さんに喜んでいただいて本当にありがとうございます。5年前に就任させていただきまして、監督という仕事のチャンスを与えてくださいました方々、3年前に非常に苦しかった時も、温かく続けさせてくださいました学校関係者の皆様にこの場を借りましてお礼申し上げます。今回の大会は、出場させていただくことに感謝を持ちまして、笑顔で襷リレーということで、10区間、まずは白タスキなることなく、最終区間まで襷をつなごうというキーワードでやってまいりました。20分たったら白タスキになるんですけど、7区終わった時点で(1位との差が)16分ぐらいだったんですね、これはまずいなーと、非常に苦しいなーと思ってたんですけれども、8区の1年生の小林が、1年生ながら踏ん張ってくれまして、1人でスタートから最後まで21㎞踏ん張ってくれまして、区間11位。そして9区の2年の辻本が区間6位の快走で襷がつながりまして、最後の宇野が笑顔のゴールをしてくれました。下級生に救われた大会だったと思います。もう一度、この大変光栄な舞台に下級生が必ず戻ってくると思います。主力は4年生で卒業を迎えるわけですけれども、今回走った下級生を中心にもう一度この舞台に帰ってくる。今度は出るだけのステージから、戦うステージへ一年一年成長していきたいと思います。超戦国時代ということで厳しい戦いだと思いますけど、関係者の多くのかたに御支援のほどよろしくお願いいたします。
【先崎主将コメント】
箱根駅伝を一言で表すと、感謝という気持ちでした。箱根駅伝という素晴らしい大会に出られたこと、陸上という素晴らしい競技に出会えたことをまず感謝して、そして、たくさんの方に応援されて、本当に感謝という気持ちがいちばんふさわしい大会だったと思います。もう4年で4回エントリーしてしまって、もう箱根駅伝出られないんですけど、まだチャンスがあったなら、留年してまでもう一回走ってみたいと思うくらい素晴らしい大会でした。走っていない後輩にこの気持ちを心の底から味わってほしいので、後輩に必ず今年も予選会突破して、来年の箱根駅伝出場してほしいと思います。皆様の応援が青山学院大学陸上競技部を強くしてくださると思います。これからも温かいご声援よろしくお願いします。
【荒井コメント】
スタートしてから2区に襷をつなぐまで、途切れることのない応援が続いて、その中でも青山学院大学ののぼりがあるところでの応援は本当に大きくて、苦しくなって離れてしまったんですけど、そこからその応援を背に、ねばることができました。本当にありがとうございました。この思いを後輩にも味わせてあげたいので、来年絶対もう一度箱根駅伝に出場します。
【松野コメント】
自分は2区を任されたんですけど、区間22位というちょっと情けない走りでまわりに迷惑をかけてしまったんですけど、沿道で青学の応援が聞こえてきて、そこだけは笑顔で走ることができました。来年も後輩がこの箱根駅伝に戻ってきてくれると信じてるので、あとは後輩に託して、しっかり自分の将来の目標を立てて頑張っていこうと思います。
【米澤コメント】
自分は区間12位と、あまり良くなかったんですが、5人は抜けたのでよかったと思います。今回このような経験ができて、本当に自分の中でも大きな成長になったんで、もう一度、この舞台に絶対立ちたいと思ってるので、今回走った下級生4人を中心に、新しいチームを引っ張っていきたいと思っているので、応援よろしくおねがいします。
【佐々木コメント】
僕の区間タイムは84分で区間19番ということで、徐々にチームの雰囲気も上がってきたところを、自分で崩してしまい、申し訳なく思っているところです。山上りということで箱根でしかこの区間は味わえないことなんですけど、それをこのチームで走らせてもらえたことに、チームのみんなにも、僕を選んでもらった監督にも、ほんと感謝しています。青山学院大学の応援団がゴールの間近にあるということは知っていたので、そこだけは、しっかり頑張ろうと思って走っていました。全体として少し力不足の部分があったので、来年以降、青山学院大学は卒業するんですが、広島の地元に戻って実業団選手として陸上は続けていくので、来年以降、今度はニューイヤーという場所でこの青山学院大学での経験を活かせるように青山学院とともに僕の走るところも応援してください。
【岡崎コメント】
この2日間、多くのご声援をいただいて、本当にもう今でも涙が出そうなくらい、ものすごくうれしい思いが込み上げてきて、この陸上競技14年間、大学で4年間チームで一緒にやってきてよかったなと、こんなに多くの方々に応援してもらえてよかったなと今本当に実感しています。個人としては、6区だんとつの区間23番と、もうほんとに情けない結果で、陸上競技もう今日で終えるんですけど、個人的には本当に悔いの残った大会でした。でもそのくらいこの箱根駅伝というのは魅力的に感じて、やっぱ負けたら悔しいし、勝ったらうれしいし、これほどまでいろんな感情を湧かせてくれる試合はほかにないんじゃないかなと感じています。またある時、走り終わって、友人からメールをいただいたんですけど、これから社会人になるけど、社会人のきつさよりも、箱根の6区の下りのきつさの方がきついって知ってるから、社会でも絶対やっていけるよと言われました。これから社会に出て区間賞獲る勢いでやっていきます。チームとしては、後輩が本当に一生懸命走ってくれて、僕をはじめほんとに情けなかったなと。後輩たちは走った者も、走らなかった者も、箱根に対してより自身が湧いたというか、絶対に戦えるという自信が湧いたと思うんで、今のその気持を忘れずにこれからしっかりと、来年、再来年、また十年、二十年と、青学の箱根の歴史をまた作って、優勝できるチームにしていってほしいと思います。
【大坪コメント】
今日走ってみて、沿道の声援が本当にすごいと思ったんですけど、今まで走ってきてこんなに応援されたことがなかったので、ほんとにうれしく走っていました。個人のタイムとしては、僕が7区で足を引っ張ってしまって、8区の小林には本当に迷惑かけて、ほんとに申し訳ないと思っています。でも、襷をつないだ瞬間、この青山学院大学で陸上してきたことを本当にうれしかったと思いました。結果は悔しかったんですけど、この4年間をしっかり誇りにして、僕も卒業後は、陸上やるんで、来年のニューイヤー駅伝は応援してください。
【小林コメント】
あまり緊張というのは今日はなかったんですけど、長い道のりだったので途中ペースが落ちた時にはやばいなと思ったんですけど、ずっと前を見たら青学の旗があって、また疲れそうになった時に青学の旗があって、絶え間なく応援していただいて、しっかりと最後まで走ることができました。本当にありがとうございました。今日走り終わってこの箱根駅伝というものの楽しさというかうれしさというものを味わって、これをバネに練習をこれから頑張っていきたいという思いもありますし、他大の1年生がすごく活躍していたので、すごく悔しさも味わった大会なのでこれをバネに、今年の関カレから始まるんですけど、予選会、そして来年の箱根駅伝に向けてしっかり練習していきたいと思います。
【辻本コメント】
今日は1秒でも長くテレビに映るために走りました。走ってるときに青学の旗があるところだけはペースを上げるようにして、その旗が途切れることなかったんでずっとペースを上げっぱなしで、そのおかげで区間6番という結果になりました。自分の中でかなり成長できた大会だったと思います。今回2年生なので、また来年、再来年と出るチャンスがあるので、しっかりチーム一丸となって、来年も再来年も出て、次はシード争いをして、その次は優勝争いをしていきたいと思います。今回は出るだけの大会になってしまいましたが、来年以降は、しっかり前でずっとテレビに映るように頑張っていきます。
【宇野コメント】
自分は特に何をしたわけでもないんですけど、みんながつないできてくれた襷をただいっぱいテレビに映って、ゴールをしただけなんで、何にもしてないんですけど、ほんとにたくさんのご声援が沿道から聞こえてきて、自分もきつかったんですけど、いろいろ声をかけてくださったおかげでなんとか襷を途絶えさせずにゴールできたと思っています。自分もこの最高の箱根駅伝の舞台をもって陸上は引退して、新しいフィールドで頑張っていこうと思っているんですけど、後輩はあと何年か残ってるんで、今あまりチーム状況はよくないですけど、今年、3年で経験した荒井、類、市岡あたりがいいチームにしていってくれると思うので、これからも引き続きご声援のほどよろしくお願いします。




