青学大でプレーする中村選手

 青学大から香港の地へと舞台を移し、中村祐人(史学4年)がプロとしてのスタートを切った。2009年1月8日、香港ファーストディビジョンリーグ(以下、香港1部リーグ)のTSWペガサスに入団し、11日に行われたデビュー戦では、入団4日目ながら初得点をあげた。


「楽しかった」青学大でのサッカー
 2006年度には、関東2部リーグで17得点をあげ、得点王のタイトルを獲得し、ベストイレブンになった。2008年度は副将を務め、中心となってチームを引っ張った。「仲間に恵まれた。楽しくサッカーをやる環境に恵まれた」という青学大での4年間で、「どう自分がチームに対して貢献できるかっていうことをすごく考えるようになった」という。
 青学大で得た精神面での成長は香港の地でも活かせる。TSWペガサスは、今シーズン6月に発足したばかりの新しいチームで、まだあまりまとまりもない。だからこそ、大学での経験を活かし、「向こうのチームに行ったときに、自分が入ってどうチームを勝たせられるのかをすごく考えた」。


さらなる成長を求めて、苦しい道へ
 大学での恵まれた環境とは異なり、新天地として選んだ香港1部リーグは苦しい道だ。パスをつないで決めるのを得意とする中村のプレースタイルと違って、香港1部リーグはロングボールの応酬といったイングランド系のものだという。パスをつなごうにも、グラウンドの状態が酷く、ボールが跳ねて下で勝負できない。
 さらに、体格に恵まれた外国人選手も多く所属しており、激しさがぜんぜん違う。それら周囲の環境に対して、「どう自分がやれるかっていうのが課題」。
 将来的に日本に帰ってきてJ1でプレーしたいと考えている中村は「今より楽な道に行っていたら、ぜったい無理。そういう面で香港に来てよかった」と語る。


 「日の当たるリーグでもないし、情報も少ないけど、香港で頑張ってる日本人もいるんだなってくらいでいいから興味もってもらえれば。応援よろしくお願いします!」そう最後に語った中村が、異国の地でひとまわりもふたまわりも進化した姿を日本で見せてくれる日まで待ちたい。(晴)


◆中村祐人
(なかむら・ゆうと) 史学4年 西武台高卒
87年1月23日生 173㎝ 73㎏

このページの先頭へ