関東大学1部秋季リーグ 対嘉悦大 於 青学大記念館
◆スターティングメンバー◆
1 レフト 内田暁子(経営4年)主将
4 リベロ 川上佳奈(英米4年)副将
6 ライト 天野里美(国際政経3年)
8 センター 米川侑希(史学2年)
9 センター 浦澤奈美(国際政経2年)
14 レフト 江森圭美(経営2年)
15 セッター 伊藤彩香(フランス2年)
予選リーグ3週目の相手は、東西インカレ覇者の嘉悦大。ここまで4戦全勝に加え、失セットゼロの完勝街道を突き進んでいる。全勝群から一歩退いた上、主力の千葉智枝美(経済2年)をケガで欠いた青学大にとって、苦しい試合展開が予想された。
しかし、今日はレフトとセッターをがらりと入れ替えた采配が大当たり。リーグ初スタメンを飾った伊藤・江森が応援団仕込みの明るさを発揮し、迷いのないプレーでチームを引っぱった。加えて高さ対策で「練習しまくった」(江森)ブロックが活きた。嘉悦大スパイクの勢いをワンタッチで殺し、チャンスをつくる。競ったラリーをほとんど青学大の得点にし、チームは波に乗った。
青学大が全勝の嘉悦大に勝利し、全勝同士の対決で筑波大が東女体大を下したことにより、現在筑波大が単独で全勝。青学大、嘉悦大、東女体大が1敗で並んだ。
最強『Bチーム』ヴェール脱ぐ
「うちのBチームは、最強」(生瀬良造監督)。練習で行う紅白戦で、ときにレギュラーメンバーのAチームを倒すこともあるという。そんなBチームで主軸となって活躍していたのがセッター伊藤・サイドアタッカー江森のコンビだ。今回、技術の高さはもちろん、そのムードのよさを買われスタメンに抜てきされた。
試合前は「緊張して、びびってしまった」伊藤だったが、川上副将から激励メールを受け取ると、伸び伸びとしたトスアップ、気持ちのこもったレシーブで期待に応えた。
一方の江森はひじのケガを押しての出場。初戦ではベンチにすら入っていなかったが、2週目にピンチサーバー、そして3週目には前衛で20ポイント以上をたたき出すという大活躍を見せた。「(ケガをしているが)その分、役に立たないと、と思った」(江森)。ブロックアウト、フェイント、コース打ちを器用に使い分け、気持ちとかみ合ったプレーを見せた。
これまでは控えに甘んじていた伊藤・江森だが、「Bチームでも腐らず、いつも盛り上げてくれたのが報われた」(横手直子コーチ)。活躍の場をアップゾーンからコートへ移した二人は、一躍『シンデレラガールズ』となった。(萌)
◆今日の結果◆
青学大○3-2●嘉悦大
(23-25)
(22-25)
(25-23)
(25-19)
(15-13)
横手コーチコメント
「下級生がよくがんばった。江森は痛いのを我慢して練習していた。だからみんな余計に『がんばろう』と思えたのだと思う。第1、2セットを落としたけど、嘉悦大がすごく強いというわけではなかったし、見ていて負ける気はしなかった。サーブがよくて速攻を使われなかったからレシーブでつなげられた。勝ちたい気持ちが伝わる試合だった」
内田主将コメント
「メンバーを変えたので、負けられないと思っていた。気持ちでつないだボールが多くあった。2セットを取られたけど、敗因は決めボールを決められなかったり、自滅。『ここ!』ってときは絶対に決めようと思って3セット目で切り替えた。リーグは負けてからの切り返しと、勝ってからのつなぎが大事。先週から切り替えて勝てたのは大きな力になる」
川上副将コメント
「言葉にならない。この1週間、色んな思いがあった。絶対に勝ちたかったから、価値のある勝利になった。先週は負けて本当に悔しかったけど、何が足りなかったのかを冷静に分析した。青学大は、試合後との修正で強くなる。負けたからこそ課題が見つけられたと思う。2セット取られて、次落としたら後がない。そういう状況で、みんなが笑顔で『次のセット行こう!』となっていた。それを見て『ここから3セット行ける』と思えた」
伊藤コメント
「2セットを落としても『次は絶対』の気持ちを切らさずにできた。ミスをしても、江森とお互いに『笑え!』と言い合って雰囲気をつくれた。勝ったこともそうだけど、楽しくて、つながったプレーができたのが何より嬉しい。明日はでっかいチーム。チビでもやれるぞ、というところを見せたい」
江森コメント
「ケガをしてすぐの出場だったけど、その分『役に立たないと』と思っていた。とても緊張したけど、勝ててよかった。伊藤と二人、ベンチのときのムードを活かしてできた。今日の勝因は、チーム全員があきらめていなかったことと、連続ミスを早くストップできたこと」


