期待のQB井上

◇フラッシュボウル対近大◇5月10日◇エキスポフラッシュフィールド◇

 チーム    1Q   2Q   3Q   4Q    合計
関  大      7   14    0    7     28
近  大      0    0    0    0      0

関  大 1Q-05:52 #18井上 11yds RUN(K-G #30小原)
関  大 2Q-01:37 #1藤森 48yds RUN(K-G #30小原)
関  大 2Q-06:12 #1藤森 3yds RUN(K-G #30小原)
関  大 4Q-03:54 #18井上→#12森田 15yds PASS(K-G #30小原)


 第1Q、自陣40ヤードから始まった最初の攻撃シリーズ。RB播川が右オープンを走り抜け、エンドゾーン8ヤードまで迫る。さらにRB松森のランで前進。最後はQB井上が自らボールをキープし、タッチダウン。K小原がフィールドゴールを決め、7点を先制する。このQでは丁寧に近大の攻撃を阻み、すべて4回の攻撃に抑えた関大DEF陣。自陣には一歩も踏み入らせなかった。
 続く第2Q。RB藤森のランやWR辻へのパスでダウンを更新し、敵陣に攻め寄る。そして俊足ランナー藤森が48ヤードを突破。近大DEF陣を置き去りにし、タッチダウン。圧倒的なスピードを見せつけ、スタンドを沸かせた。さらに、次のシリーズではQB原口がロングゲインを連発。ダウンの度に攻撃権を更新していく。最後は敵陣3ヤードで藤森が中央ダイブし、このQ2度目のタッチダウン。さらにK吉野がフィールドゴールで1点を追加した。
 前半残り6分、近大の反撃が始まる。関大は素早いタックルで敵のランを封じるものの、近大はこの攻撃シリーズに3度のタイムアウトを使い切り、慎重に前進。パスは次々と通り、エンドゾーン2ヤードまで迫られてしまう。さらに1stダウンで近大RB坂田が押し進め、タッチダウンまでは残り数インチ。前半残り11秒、関大は窮地に追いやられた。しかし団結したDEF陣は残る3回の近大の猛追に耐え、インチを守り抜く。失点を0に抑え、21−0で前半を折り返した。 

 第3Qでは順調に前進するものの、インターセプトされ近大に攻撃権を譲る。しかしDL田村のQBサックが飛び出すなど、プレッシャーを与え、近大のフィールドゴールトライは不成功に終わった。攻撃権を取り返し、QB池井は自身のランを織り交ぜた多彩な攻撃で敵陣へ。3rdダウンでQBサックされ後退してしまうものの、4thダウンではパントスナップを受けて自らボールを持ち大きく前進。ギャンブルは成功し、新たな攻撃権を獲得した。その後も池井は自らの足で次々とダウンを更新。敵陣22ヤードまにで迫った。
 第4Qになり、QBは再び井上に。敵陣22ヤードからパスでさらなる前進を図るものの、インターセプトされてしまう。だが近大の攻撃は4回で終了し、すぐに関大へ攻撃権が戻る。井上が放った大きなパスをWR守部がキャッチし、29ヤードのロングゲイン。さらにWR森田へのパスも決まり、タッチダウン。関大は後半7点を追加し、さらに相手を引き離した。だが「練習通りには出来たけどまだ詰めが甘い」(大舘主将)。試合終了20秒前には敵陣24ヤードからロングパスとパスインターフェアの反則で一気に自陣29ヤードまで攻められる場面も。しかし近大QBがエンドゾーンに放ったパスを試合終了とともにDB小原がキャッチ。28-0で試合は終了した。

 新体制となり、初の完封勝利を収めたカイザース。今試合では多くの新戦力の活躍が光った。磯和監督も「昨年まではチームの中核となる選手が2・3人いたが、今はどのポジションでもエースはいない。これまでエースに頼ってしまっていたが、今はいないのでみんなが危機感を持ってくれている。良くて悪いところ」と話す。突出した存在を作り出すため、今は底上げの段階。ポジション内で互いに切磋琢磨し、秋にはより大きな成長を遂げるに違いない。


▼磯和監督「春は内容重視。練習でしていることを試合でできればいい。良いプレーは何個かあったが悪いプレーは何個もあった。チャレンジして前向きなミスならいいが、後ろ向きなミスばかり。関学、立命と戦えば自分たちがミスしたらその時点で負ける。精度を上げていかないと。(関関戦に向け)ベストメンバーでベストの戦いをしたい」
▼大館主将「勝ててよかった。でも、オフェンス・ディフェンスともに詰めが甘かった。これからさらに強いところに勝っていくためには、練習から改善しなければならない。この先の試合も毎試合勝ちにこだわっていきたい」

このページの先頭へ