勝利の瞬間


◇秋季リーグ第3節対関学大◇9月26日◇王子スタジアム◇
チーム   1Q   2Q   3Q   4Q   合計
関  大    0    3    7    7    17
関学大    0    7    3    3    13

関学大 2Q-06:11 #6加藤 6yds RUN(K-G#3大西)
関  大 2Q-00:00 #30小原 44yds FG
関  大 3Q-00:59 #1藤森 68yds RUN(K-G#30小原)
関学大 3Q-05:50 #3大西 37yds FG
関学大 4Q-02:38 #3大西 21yds FG
関  大 4Q-05:35 #14原口→#17高原 29yds PASS(K-G#30小原)

 リーグ2連勝の中迎えた、最大のライバル・関学大との一戦。通算リーグ対戦成績は6勝50敗1分けと何度も悔しさを味わってきた。しかし「この日のためにやってきた」と大舘主将。勝利への執念が実を結び、ついに歓喜の瞬間を迎える――。17―13で接戦を制し、見事6年振りとなる歴史的勝利を収めた。

 関大のキックオフで始まった前半。両ディフェンスの好プレーが続き、0-0のまま第2Qを迎える。関大は敵陣に攻め込みフィールドゴール(FG)圏内へ。ここでスペシャルプレーを試みるが、惜しくも失敗。直後には、関学大に次々とダウンを更新されてしまう。一気に自陣まで攻め込まれ、先制タッチダウン(TD)を許す。しかし、前半残り1分20秒。関学大のファンブルをDB飯野(商4)がリカバーしたのを契機に、流れは関大へ。「前半のうちに取り返そう(原口)」QB原口がパスを次々と通し、敵陣へ攻め込む。K小原がFGを決め、3-7で前半を折り返した。
#23飯野 執念のリカバー
 迎えた後半。関大の攻撃シリーズでいきなりビックプレーが飛び出す。RB藤森がオフェンスチームの見事なブロックの中、抜群のスピードで68ヤードを駆け抜けTD。逆転を果たし、チームは活気づく。その後、関学大にFGを決められてしまうものの、勢いは衰えない。原口の力強いランやパスにより敵陣へ深く攻め込む。だが、パスは相手DBにインターセプトされてしまう。10-10の同点で第3Qを終え、勝負の行方は第4Qへ。

 運命の12分が始まった。関学大の多彩な攻撃で攻め寄られ、FGを許してしまう。リードを奪われ迎えた関大の攻撃シリーズ。パスやランを交え相手陣内へ果敢に攻め込み、エンドゾーンまでは残り29ヤード。原口がロングパスを放つ。描いた放物線の行方を、スタジアム全体が固唾を飲んで見守った。次の瞬間、スタンドが一斉に沸き上がった。相手DBに競り勝ち、WR高原がキャッチする劇的なTD。「無我夢中だった(高原)」。その後のトライフォーポイントも小原が確実に決め、関大が4点をリードする。
 しかし、ここから関学大が怒涛の反撃を始め、次々とダウンを更新。自陣深くへ追い込まれてしまう。だが、一丸となったディフェンス陣は粘り強いタックルで踏ん張り、関学大最後の攻撃権を奪い取った。続く関大の攻撃。原口の気迫溢れるランでダウンを更新。ニーダウン後、勝利へのカウントダウンが始まった。5、4、3、2、1――。フィールドで跳び上がり、喜びを爆発させる選手たち。「よくやった」満員に埋まった観客席から賛辞の声が飛んだ。

2強の一角を倒し、優勝争いに名乗りを上げたカイザース。61年振りの関西制覇。さらには日本一を目指す関大の躍進から目が離せない。

試合会場・時間変更
【 次節対立命大 : 10/12 14:30~ @京セラドーム 】

▼磯和監督
「春の悔しさを胸にみんなで頑張ってきた結果が出せてうれしい。勝利の決め手は、時間を使ってじっくり攻めれたこと。次の立命大戦は相手に全力を出させないような関大らしいプレーができればかてる。」

▼大舘主将「うれしい。関学が強いというのはわかっていた。リードされたときは焦りがあった。みんなの失敗を恐れない攻めの気持ちで勝てた」

▼QB原口
「(今日は)運が良かった。(リードされたときは)浮かれがちだったので、いつも通りのプレーを心がけた。」
▼RB藤森
「(TDは)それまで走れてなかったので、やっと走れたという感じだった。4回生が盛り上げてくれたおかげで勝てた。(次節も)チーム一丸となって勝てるように頑張ります」
▼WR高原
「(TDのときは)無我夢中だった。自分自身の課題はブロック。立命戦までに間に合うかわからないけれど、フィジカルを強化したい。(次節は)パスが飛んできたらTDをとりたい」


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