IMG_8151.JPG  IMG_8381.JPG  IMG_8668.JPG  IMG_8813.JPG

◇関西学生秋季リーグDiv.1最終節対京大◇11月24日◇長居陸上競技場◇

    1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関大  7   7   7   3  24
京大  0   0   3   7  10

関大 1Q‐11:05 #5井上 7yds RUN(K‐G #87松田)
関大 2Q‐11:55 #20中島 3yds RUN(K‐G #87松田)
京大 3Q‐1:54 #85大塚 35yds FG
関大 3Q‐3:48 #19石内→#1前田 31yds PASS(K‐G#87松田)
関大 4Q‐6:05 #83田中 40yds FG
京大 4Q‐9:26 #19小原→#82白根 35yds PASS(K‐G#85大塚)

  前節の敗戦で優勝の夢が絶たれた関大KAISERS。だが、リーグ最終戦で対戦する京大は関大が敗れた立命大に勝利しており、重要な一戦であることに変わりはない。また京大は試合前の時点で同率優勝の可能性を残しているため、互いに譲らない激戦が予想された。

関大のレシーブで試合が始まったが、相手の守備に阻まれすぐに攻撃権を移してしまった。対照的に、京大は序盤から立て続けにリズムよくファーストダウン(FD)を更新していく。それでも、#96LB澤田と#13DB中谷の両4年生が要所で好タックルを見せゲインを許さず、先制点を与えない。
第1Q後半、試合が動いた。#5RB井上や#7WR髙﨑のランで敵陣へ入ると#19QB石内から#11WR寺内へのパスが決まり大きくゲイン。#20RB中島が開いた右サイドを駆けFDを更新すると、続いて中央を突破しゴールラインまで2ヤード(Y)に迫る。関大の反則で5Y罰退してしまうも、最後は#5井上が中央へ突っ込みタッチダウン(TD)。#87松田優のゴールも決まり7点を先制した。
第2Qが始まり、相手の攻撃を難なくしのぐとパントを主将の#1前田がキャッチ。タックルを上手くかわし独走するとそのままエンドゾーンへと走り込んだ。しかし関大にホールディングの反則があり、これは惜しくもTDとはならなかった。だが関大の攻撃は続く。#14QB岸村がキープし前進すると#2TE髙木へのパスも成功。その後は両者無得点の時間が続いたものの、#7髙﨑のランプレーなどの多彩なオフェンスでじわじわと攻め込み、前半終了間際には#20中島のTDでリードを広げた。

後半は京大が反撃に出る。ランプレーで大きくゲインされエンドゾーンまで17ヤードに迫られる。だが、#4DB林のパスカットなど関大が粘りの守備でフォースダウンまで持ち込むと相手はフィールドゴール(FG)に移行。これは決められてしまうがこの場面を3点でしのいだ。すると今度は関大がチャンスを作る。相手陣31Yで#19石内から#1前田へのTDパスが成功。さらに第4Qには#83田中のFGも成功し再び相手を突き放す。残り時間が僅かになり、京大が35ヤードのTDパスを決めるなど猛追したが、必死の守備でこれ以上の失点を防いだ関大が見事に24-10で勝利を収めた。

最終結果は5勝2敗の同率3位。「日本一になれなくて悔しい」(阪口副将)。最終戦に勝利こそしたものの目標であった日本一へのこだわりは強く、悔しさを残し4年生はフィールドを去る。しかし、彼らが見せた闘志あふれる全力プレーは後輩たちにとって最高の教材となったはずだ。2年生ながら今季大活躍したQB岸村、石内、RB松田など将来が楽しみな選手が多いのも関大の強みである。来年こそは悲願の日本一に輝くために、関大KAISERSはさらなる高みを目指し動き始める。

IMG_8957.JPG IMG_8979.JPG


▼板井監督
「選手のアスリートとしてのレベルからいうともっと点差がついてもおかしくない試合だった。(練習するのに)良い環境や学校からの援助も与えてもらっているし、プレーヤーもいいし、そういう意味で本当に快勝といえるのかはわからない。チーム力は毎年徐々に上がってきている。(2009年に)優勝したときはスペシャルプレーなど“まやかし”で勝った部分もあったが、ちゃんとしたフットボールで勝負できるようになってきている。(前田、髙﨑が抜けるが)次の代はタレント的に谷間というよりは取り組み次第で勝負できる年だと思う。環境に恵まれないチームが恵まれているチームを倒しにいくというのが醍醐味。僕らにしてみたら関学・立命の次に恵まれているので他に負けるわけにはいかないし、関学・立命を倒すことが努力の結果だと思う。(岸村、石内の)優秀なQB2人が残る。けがしない限りは4年間併用するつもり。QBがちゃんとプレーしていたら良い試合ができる。来年は彼らも上級生になるので『QBが勝たせた』というような試合を期待したい。」

▼前田主将
「チームも自分ももっと出来たと思うし細かいミスもあったけれど勝ったのは良かった。点差も広げて勝たないといけなかった。京大は推薦もなく能力は僕たちが勝っている。もし負ければこれまでの取り組みが否定されることになってしまう。相手も気持ちが強いチームだし、今日は気持ちの比べあいだと思っていた。日本一は無くなっていたけれどモチベーションは下がることはなく、皆、絶対勝つという強い気持ちで臨めた。(今シーズンを振り返り)最初は良かったけれど、神大戦ではファンブルやけがもしてしまった。自分の弱さが出たと思う。チームを勝たせられなかったしもっといい結果を残したかった。(主将を務め)こんなにすごいプレッシャーを感じることは人生でもそうないこと。板井さんと出会い同じ時間を過ごせたことはすごく大きいことで、特に最後の1年はかなり厳しいことも言われたけれど、自分やチームを思って言ってくれたことで、しっかり受け止めることができた。本当に関大に来て良かったと思う。(今後は)もっと上手く強く、人間的にも成長して上の世界で戦えるよう頑張りたいし、3年生のためにまだまだ出来ることもある。単なる技術だけでなく、人間として本当の意味で強く戦っていけるようなチームになってほしい」

▼中谷副将
「最後京大は優勝の可能性もあってチームとして自分たちも必死に取り組んだ。今年のスローガンであるオールアウトをしようとやってきて、フィールド内で体現できたと思う。新チームが始まってから、関学立命を倒して日本一になろうと目標にしていた。今年、練習量は例年に比べて1番やってきた。チームが新しくなって最初は上手くいかないことばかりで1~4回までが一つになれずに、ミスも目立っていた。それが春の試合で出たり、クレバーではないプレーになったりしていた。でも、練習などを重ねるうちに成長してミスも少なくなってクレバーなプレーができるようになっていったと思う。今年は5-2という結果だったが、後輩には日本一を目指してほしい。負けたら当然後悔するし、悔しい思いを背負って今の3回は引っ張って行ってほしい。才能があるチームだと思うから、取り組み次第で頑張れる」

▼阪口副将
「日本一になれなくて悔しい。京大には関学が28-0で勝っているので、それ以上の点を取って勝ちたかった。24点で終わってしまい悔しい。今年はチームとしては今までで一番練習した。でも、個人練習はまだまだ甘かった。それが結果に表れたと思う。4年間を振り返っても、日本一になりたかったという気持ちが一番(強い)。後輩たちに伝えたいのは『自分に厳しく、他人に厳しく』。それだけです。」

▼澤田副将
「関学にスコア的に負けて、ノータッチダウンで勝つことがかなわず悔しい。でも一番は勝てて良かった。この1年はとりあえず疲れた。『もっとできたな』という後悔はある。それを次の学年に伝えることが僕らの最後の仕事。副将という立場から自分たちのチームや他のチームを見せてもらったのは良い経験だった。でも、優勝できなかったのは幹部の力が足らなかったと思う。最後は勝ったけど、やっぱり悔しい。他の4回生とは本当にしんどいときもずっと一緒だったし、みんな能力が高いやつら。『ありがとう、お疲れ様』と伝えたい。4年間で一番印象に残っているのは最終戦を終えた今、この瞬間。『悔しいしまだやれたな』という気持ちが強い。言い過ぎかもしれないが勝たなきゃ意味がない世界。後輩たちには『しんどいことしかないけど、勝つのが一番楽しいから頑張れ』と伝えたい。」

このページの先頭へ