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◇関西学生秋季リーグ戦Div.1第6節対関学大◇11月9日◇神戸ユニバー記念競技場◇

1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関西大   3  0  0  7 17
関学大   7  7  0  3 10

関西大 1Q-09:15 #23松田優 26yds FG
関学大 1Q-11:50 #28鷺野 3yds RUN(K-G #12三輪)
関学大 2Q-09:36 #40橋本 2yds RUN(K-G #12三輪)
関学大 4Q-03:36 #12三輪 33yds FG
関西大 4Q-10:12 #21梅原 1yd RUN(K-G #23松田優) 

 雨の中始まった神戸ユニバー記念競技場での試合。伝統の一戦、関関戦は両者ともに常に気を抜くことは許されないゲームとなった。関西学生リーグでは、2010年12月の長居陸上競技場での試合以来、関学大から勝ち星を挙げられていない。また、日本一という目標のためには、前節の立命戦で黒星をつけてしまったため、もう後がない関大KAISERS。ぜひともここで積年の思いを晴らしたい。

 試合は関学大からのキックでスタートした。RB地村が20ydsリターンし、自陣27ydsからの攻撃となる。QB岸村を中心としてゆっくりだが確実に前へ進んでいく。しかし、関学の手堅い防御に阻まれ、ファーストダウン(FD)更新のみでパント。その後、4分後半に再び攻撃権を獲得すると、関大オフェンス陣が猛攻をかける。自陣9ydsから1stダウン、2ndダウンで岸村からRB梅原へのパスと岸村のスクランブルで合計41yds前進。その後、勢いをこのままに、さらなる攻めに向かいたい。再び1stダウンでは、地村が25yds駆け上がり、FDを更新。また、その後も、梅原が中央を抜け11yds進み、3回のFD更新を果たした。三度目の1stダウン、関学大も本領を発揮し、前へと進ませない。2ndダウンでは右側を目指すも即座に反応した関学大にタックルされ、3ydsロスする。しかし、3rdダウンでは、QB石内が中央を抜け8yds進んだ。4thダウンではフィールドゴール(FG)トライでDB松田優がエンドライン26ydsからゴール中央にボールを放ち先制。3-0とし、関学大にプレッシャーを与える。しかし、その後、関学大の攻撃でロングパスが通り42yds更新されるなど、80yds超を巻き返され、タッチダウン(TD)を許した。トライフォーポイント(TFP)も含め、3-7となり第2Qへと進んでいく。

 続く、第2Qでは序盤、関大ペースでの試合展開となる。岸村を中心とする前へ前へと行く姿勢が随所に見られ、パスでもTE吉田や梅原が活躍した。第2Qオフェンスファーストシリーズ最後の4thダウンではFGの構えからギャンブルを選択するも、攻守交代となる。ディフェンスファーストシリーズでは、相手大QBからディフェンスの穴を突かれたパスやQBのスクランブルなど、関大が翻弄される。しかし、その中でもDB小阪田がタックルでパスを防ぐなど、ディフェンス陣の力も光った。このシリーズは関学大に押されてしまい、3-14でハーフタイムに入る。

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 折り返した第3Qでは、関学大からの攻撃で始まる。松田優がキックし、関学大がリターンするがLB湯川が素早くタックルし、6ydsゲインにとどめる。また、自陣48ydsからの関学大の攻撃ではLB阪本がQBサックでパントへと持ち込み、ここで攻守交代。自陣18ydsからの攻撃では1stダウンで地村がディフェンスラインを抜け、30yds駆け上がる。途中、岸村からのパスでインターセプトされかけるも、パス不成功のみに終わり、危機を回避する。両者一歩も譲らず一進一退の攻防が続き、最終・第4Qへと続く。

 第4Qは関大の第3Q最終の自陣37ydsからの攻撃の続きとなり、2ndダウンでは石内からのパスが通るが、ボールのキャッチのタイミングがラインアウトだったため、不成功となる。また、次の3rdダウンではロスタックルされ前進できず、4thダウンでパントを選択し、相手陣29ydsまで戻した。関学大の猛攻が続くも、LB林主将の果敢なタックルで守り抜き、TDを阻止。FGで失点を抑えた。ここから、関大の攻撃が目を覚ます。3分台から関大は関学大ディフェンス陣の守りに苦しめられつつも、隙を狙い前へ進む。このシリーズでは、石内からのWR木下、吉田へのパスが通り、また、梅原、地村のランや自らのスクランブルなど自陣28ydsから相手陣5ydsまで着実に駆け上がっていく。エンドゾーンまで残り5ydsからの1stダウン。石内が中央を切り抜けようとするが、1yd前進のみに終わる。続く、2ndダウンでは、パスが通り2yds更新し、残り2yds。地村が中央を突くがわずかに届かず、4thダウンに突入する。最後の挑戦を担ったのは梅原だ。両チームがディフェンスラインでぶつかり組み合っている中、それを飛び越えるようにダイブ。見事、TDを決めた。試合はその後も両者、一歩も譲らずに試合終了。17―10で学生王者に勝利とはならなかった

 昨年、リーグ戦で20点差で敗北を喫した関大KAISERS。今年は差は詰めたものの結果は敗北。しかし、前節の無得点から大きな成長を見せた。次節は最終節の京大戦だ。「関学、立命よりも大きな点差、内容差をつけたい」(板井監督)。KAISERSの挑戦はまだ終わっていない。【水野 真】

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▼板井監督
「ここ2、3年気合が入りすぎて練習程度の力が出せていなかったので、まずは練習の力を出そうとしていた。岸村の調子が良かったので、岸村メインに疲れたら石内に交代するという形をとった。(2人とも)悪くはないけど、勝たせるまではできていなかった。アメフトのQBは野球のピッチャー以上に試合の展開を握っている。日本一にはまだ遠い。(関学大には)オフェンスで3本とらないと勝てない。今回は動きが多かったのでディフェンスの負担が抑えられた。(雨の中の試合となったが)自分たちが日本一雨の中で練習しているという自信があったので選手たちに動揺はなかった。試合は負けたが、チームとして足りていないところを突き付けられた。地道な努力が必要。立命大戦とは使っているプレーも違うが、同じ気持ちで臨んでいた。コーチングの問題もあると思う。まだ選手たちの力を生かす体制になっていない。まずはしっかりサポートできる体制を作る。攻め込んだ時に取れていたら接戦にできていた。日本一の芽がなくなっていしまったが、京大には関学大、立命大よりも大きな点差、内容差で勝ちたい。負けて努力しないチームではなく、しっかりしたチームに。そういうことを選手には期待したい」

▼林主将
「立命戦に負けてしまったので、日本一という目標には少し遠のいてしまったが、関学大戦で負けると完全になくなってしまうので、全ての思いをぶつけるという気持ちで挑んだ。ファンブルを0にするという目標があった。ファンブルで接戦に持ち込めずに敗戦するということが過去に多かったので、それはなしにしようということをチームで話していた。結果として、それは達成できた。しかし、もう一歩の力が及ばなかったと思う。個人(LB)としては、スピードを生かして自分の足で止めようと思っていた。(来てくださった観客の方々に対して)悪天候の中、また、寒い中、応援してもらって本当にありがたかった。次節、京大戦まで思いっきりシーズンを駆け抜けて恩返ししたい」

▼QB岸村
「オフェンスは今までで一番良かったと思う。タッチダウンのチャンスで決めきれず、チャンスを逃してしまった。(今までは後半からの出場が多かったが、)前半後半関係なくプレーできるように準備していた。今回はターンオーバーが一つもなかった(第4QのTDについて)石内がパスを決めて、リズムよく決められたと思う。関学戦に向けて、半年以上努力してきた。今後完成度を上げて、来年リベンジしたい。オフェンスのレッドゾーンまでいったのに決められなかった。細かいパスの精度が関学大のほうが高かった。もっと練習の精度を上げて、関学大、立命大以上に点差を開けて、自分たちが4年生になる来シーズンに良い形でつなげたい」

▼QB石内
「1年間この関関戦に向けて頑張ってきたこと。それを今日は力の限りぶつけた。試合では出せた方だと思うが、残念ながら、出せたと思った結果が10-17。今までの練習以上のことをしていかないといけないと感じている。次節、京大戦に向けては、最終節ということもあり相手も相当力を入れてくると思う。だからこそ、まず気持ちで負けないようにしていきたい」

▼RB梅原
「この1年間で練習は1番やってきたと思っている。その成果は出せたと感じているが、想定など甘い部分があって量だけではなく質という面が足りなかった。これからはそのことも考えながら、練習をしていき、もっと完成度を高く、強くなりたい。昨年の関関戦では、ファンブルをしてしまいチームに迷惑をかけてしまった。だからこそ、今年はやり返すと決めていた。(TDについて)4thダウンの時に自分に番が回ってきたので、絶対決めてやるという思いを信じてやった。次節に向けては、4回生と共に戦える最後の試合になると思うので、オフェンスユニットを信じて、OLを信じてバックを走るだけ」

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