圧倒的な強さを見せた正木

◇関西学生リーグ戦第3節対龍大◇6月3日◇関西大学凱風館3Fボクシング場◇

関大4-5龍大

 リーグ2連勝と、連覇へ向け視界良好の関大。第3節で対する相手は強豪・龍大だ。前評判で接戦が予想されたこの一戦は、その通り激戦続きとなった。

 LF級は小島がリングに上がる。1Rから左ジャブを多用し、手数で相手を押していく。しかし、スピーディな展開に小島が遅れを取り、惜しくも判定で敗れてしまう。F級・寺地。関大の中でも抜けた実力を持つ寺地は、貫禄あるボクシングを展開する。右ストレートでクリーンヒットを決めると、相手をロープに追い詰め、2度のダウンを奪う。終始リズムのある動きで圧倒すると、2Rにタオルが投げ込まれ、寺地の棄権勝ちとなった。

 B級、1人目は宮本だ。長いリーチを生かしてジャブを当てていく。パンチのコンビネーションも良く、ほぼパンチの被弾も見られなかった。結果、10-2で判定勝利を収めた。同じくB級・酒井。接近戦の攻防が続くも、後半酒井が相手の圧力に押され、判定負けを喫した。

 L級1人目は主将の合田が出場する。右ジャブからコンビネーションが良く、冷静な立ち上がりとなった。2R、リング中央でお互いけん制しあうもなかなか糸口をつかめない。「やりにくかった」(合田)と見せ場を作れず、9-10の判定で敗れた。L級2人目は朝比奈。立ち上がりからパンチをヒットさせ、優位に試合を進める。3Rにはフックの連打で相手を寄せ付けなかった。11-6の判定で白星を挙げる。

 LW級では期待のルーキー・正木が登場した。序盤からジャブで突破口を開いていく。野性味溢れるボクシングで、ポテンシャルの高さをまざまざと見せつけた。2R。ノーガードの状態が見られるも、パンチを被弾しない。リズムに乗った正木はダウンを奪った。さらに、細かいパンチで連打を固めると、相手側がタオルを投入。実力を遺憾なく発揮し、棄権勝ちとなった。

 W級・伊藤。1Rからストレート、ボディを有効に使いポイントを稼いでいく。しかし、終盤パンチを浴びる場面も多くなる。2Rになっても伊藤のパンチは相手の顔面を捉えていた。だが、相手の圧力に押されロープを背負う苦しい展開が続く。ついにはダウンを取られ、窮地に立たされる。最終R、お互い体力を消費し気力のぶつかり合いはし烈を極めた。運命の判定は14-⑭。わずかな差で惜しくも勝利を逃した。

 8人が終わって4-4。関大の勝利はM級の金に託された。初回からパンチの出し合いとなるが手数では負けていない。しかし気負いからか、ガードを外す場面が多く見られダウンを奪われる。2Rになってもガードが甘く、劣勢に。関大側からタオルが投入され、棄権負けとなった。

 この結果4-5で関大の敗北が決定。どの試合も激戦続きで、手に汗握る試合となった。負けはしたものの、平松監督は「よく頑張った」と選手たちを労った。次節は全勝の大商大と相まみえる。リーグ3連覇のためには絶対落とせない戦いとなる。

▼平松監督
「初めての敗戦で悔しいけれど、選手たちは精一杯頑張った。今出せる、フルメンバーで試合に臨んだ。伊藤もアグレッシブに攻めた結果。次の大商大戦も接戦になると思うけれど、勝つしかない。大商大、龍大、関大の3チームが3勝1敗で並べるよう、是が非でも勝ちにいく。絶対勝つと、力を入れて練習するよりも調子を整えて、大商大戦を迎えたい」

▼合田主将
「自分の試合で勝たないといけなかった。一番の責任は自分にある。接戦が多かったので紙一重の差だった。次の大商大戦も厳しい戦いになると思う。しっかり勝って、勝ち点を稼ぎたい。疲れを残さないように、万全の状態で大商大戦に臨めるようにしたい」

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