棄権勝利を収めた正木

◇関西学生リーグ第4節対大商大◇6月10日◇関西大学凱風館3Fボクシング場◇

関大6-3大商大

 前節、龍大に惜敗した関大。今節の相手はリーグ全勝の大商大だ。敗れれば、その瞬間3連覇の夢が絶たれるこの一戦。試合はハイレベルな攻防が続いた。

 先陣を切ったLF級・坂矢。左フックを主体に積極的に攻めの姿勢を見せる。序盤は坂矢ペースで試合が進むも、後半は相手のパンチを浴びる場面が多くなる。結果、4-11で判定負けとなった。F級は平尾が出場。ジャブ、ストレートを繰り出し相手をコーナーに追い詰める。コンビネーションも多彩で3度のダウンを奪うと、圧倒的な強さを見せつけ1R、RSC勝ちとなった。

 B級1人目は酒井がリングに上がる。1Rからボディを攻める。リーチで劣ったが、その分パンチをかいくぐりジャブ、フックをヒットさせた。3Rにはリング中央で打ち合うも、ボディを執ように狙い判定勝利を収めた。同じくB級の宮本。立ち上がりはお互い距離を測りあう。右フック、左ストレートで効果的にポイントを稼ぎ、優位に試合を進めたかのように思われた。しかし、判定は6-7。まさかの黒星となった。

 嫌な流れを断ち切るべく、主将の合田がL級で登場する。慎重な立ち上がりも、回が進むにつれ手数を増やしていく。左ストレートを有効に使うも試合はなかなか動かない。3R、ジャブ、ストレートと顔面を中心にパンチを放つ。相手の攻撃もうまくかわした。見事、9-8の判定で白星を挙げた。だが、続くL級・藤井が身長差を克服できず惜敗。3-3の同点で、LW級・伊藤を迎える。

主将対決を制した合田

 1R、ボディや左フックを決めるも、静かな立ち上がりとなる。終始伊藤が圧力で勝り、相手を追う展開となったこの試合。2R中盤、強烈なボディが炸裂すると一気に伊藤ペースとなる。3Rにはボディだけでなくストレートもヒットさせ、ダウンを奪う。このまま攻め続け、RSC勝ちを収めた。

 あと1勝で関大の勝利が確定する運命のW級。ゴールデンルーキー・正木が大一番に臨む。右ボディ、ジャブで感触を確かめると、ストレート、アッパーの4連打で1Rを終える。2Rになってもボディからアッパーのコンビネーションはさえ渡った。要所、要所で細かいパンチを固め、連打で押す。右ストレートをクリーンヒットさせ、完全に主導権をつかむと、ダウンを奪う。接近戦になってもパンチを固め相手を寄せ付けなかった。圧倒的で、ついには青コーナーからタオルが投げられる。3Rで正木の棄権勝ちとなり、関大の勝利も決定した。

 最後を締めくくるのは、M級・大口。初回から激しい打ち合いとなった両者。しかし、均衡はすぐさま崩れ、大口が圧倒する。全てのパンチがヒットし、3度のダウンを奪取すると、1RでRSC勝利を収めた。

 負けることの許されない天王山を6-3で勝利した関大。これで、関大、大商大、龍大の3チームが3勝1敗で肩を並べた。次節同大戦で、5勝を挙げると関大の3連覇が確定する。大商大に勝利したことにより、優勝に一番近い存在となった。最終節、同大戦へ向け「全力で勝ちにいく」(平松監督)。3連覇達成の瞬間はもうそこまで来ている。

▼平松監督
「6-3で勝てたことは非常に大きい。同志社戦では5勝すれば優勝が確定する。今日の試合は伊藤と正木の階級を入れ替えたりと、戦術的に工夫した。選手の意思を尊重してやっている。それはリングで苦しい思いや痛い思いをするのは選手だから。いつもの試合では全力を出そうと言っている。だけど、次の同大戦では全力で勝ちいこうと言うつもり。関大としては3連覇するのは53年ぶりのことなので、絶対に達成したい」

▼合田主将
「選手を入れ替え、うまく相手の意表をつけた。寺地は事情で試合に出られなく、同大戦でも出場できない。自分の試合は先週負けている分、やってやろうという気持ちだった。主将対決ということもあり力が入った。次週の同大戦では、正直相性が悪かったりするが、気を抜かずにやれば勝てる。なまけず、おごらずやっていきたい」

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