奮闘を見せた大口

◇関西学生リーグ最終節対同大◇6月17日◇関西大学凱風館3Fボクシング場◇

関大4-5同大

 リーグ3連覇がかかった最終節がやってきた。対するは、順位が下だが相性の悪い同大だ。会場が多くの観客の熱気と歓声で包まれる中、運命のゴングが鳴った。

 しかし先陣を切ったLF級・西田、続くF級・平尾はポイント負けで関大にとって苦しい立ち上がりとなってしまう。

 嫌な流れを払拭すべくB級・宮本が見事勝利を収め、酒井につなげる。同じB級の酒井は後半こそコーナーに追い込まれ劣勢が続いたが、力強いボクシングを披露。12-6で勝利した。

 続いて登場したのはL級の守屋。試合序盤から両者一歩も譲らぬ攻防が続く中、先手先手の攻撃でチャンスを伺っていく。リングを縦横無尽に使い、攻撃を一気に畳みかけたが8-10で敗北した。

 これ以上負けられない関大は主将のL級合田の出番がやってきた。相手の多彩な攻撃に苦しみながら、攻撃の糸口を探っていく。高身長同士、長いリーチを生かすボクシングで互角の戦いが続いたが、2Rでは合田のパンチが決まりだす。白熱した戦いは、15-12で合田が勝ちを手にした。

 主将の奮闘を胸にLW級・伊藤は序盤から積極的にパンチを繰り出していく。相手の攻撃も固いガードで守り抜き、伊東のペースで試合を進めていく。3Rは序盤から両者の激しいパンチが飛び交った。しかし、14-15に僅差で敗れてしまう。次に送り出されたM級・正木は早いパンチと相手をよく伺いながら攻撃を展開する。ボディに何度もパンチをヒットさせ、13-3で相手を圧倒。チームの勝利はM級・大口に託された。

 負けると関大のリーグ制覇が消える大事な一戦は、序盤から相手の果敢な攻めで始まった。しかし大口はそれをうまくかわしていく。2Rは両者パンチを繰り出す中、大口のパンチが次第にボディに決まりだす。両校の歓声が一段と大きくなった3R。大口に疲れが見え始め、リズムに乗れない。必死に腕を動かしていくものの、ボディにパンチを被弾し、苦しい時間が過ぎる。試合終了のゴングがなり、あとは結果を待つだけとなった。勝利を願った関大だったが、無情にもレフェリーの手と共に上がったのは相手の手だった。この瞬間、リーグ3連覇はなくなった。

 この結果により、冬の王座進出を逃した関大。これからは秋の個人戦に向けレベルアップを図っていく。

▼平松監督
「みんなよく頑張ったし、力を出し切った結果。1位にはなれなかったが、しっかり練習したら勝てる試合はいくつかあった。とにかくみんなよく頑張った。これからは『関大は怖い』と思われるくらいの存在になりたい。ファイティングスピリッツは素晴らしいものを持っているので、あとは基礎体力とイメージトレーニング。練習をハードにすれば、もっともっと強くなれる。出せるものは出したので、後悔はありません」

▼合田主将
「雰囲気は3連覇に向けて良い感じだった。残っている力を全部出そうと臨んだ。ジャッジが思うような結果じゃなかったけど、それはしょうがない。リーグ戦は苦しさの方が強かった。龍大戦に負けたのが痛かった。今日は勝たないといけない場面は多かったが、チーム力で負けたという感じ。これで、チームとしては引退になるので、後輩たちには3位という結果を教訓としてやってほしい。これからは個人戦があるので、色々振り返りながらやっていきたい」

▼正木
「KOするために手数を増やす練習を重ねた。リーグを通して、相手も強かったし勉強になった。当たり前の結果だと思う。大学4年間を通してリーグ戦は負けない」

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