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◇関西学生リーグ戦第4節対同大◇6月8日◇関西大学凱風館3Fボクシング場◇

 ここまでリーグ全勝を飾っている関大。全勝優勝を目指すためには今節の対戦相手であり3年連続で敗北を喫している同大に勝利しなければならない。決して負けることのできない決戦の火ぶたが切って落とされた。

 まずLF級に登場した加藤だったが、苦戦を強いられ敗北。続くF級・平尾主将で流れを取り戻そうとするも、3R目にはボディに重いパンチを何発も受けてしまう。最後まで相手より一手先に出す積極的な攻めを見せたが、判定負けを喫した。「気持ちで勝てたら相手に勝てた」と自らの試合を振り返った平尾。悔しさをにじませた。

 続くB級には守屋が登場。2R目には上下に散らした攻撃を繰り出し低い姿勢の相手を翻弄(ほんろう)していく。ワン、ツー、さらにフックも決め、場外からの「小さく速く」という言葉にも応えてみせた。3R目には相手のスタミナが切れたところを追い込み、判定で勝利を収めた。

 同じくB級の藤井は、ガードをするもガードの上から重い攻撃を受ける。また、隙を突いた攻撃により後ろに下がってしまい、追い込まれる場面も。しかし、3R目には相手のスタミナが切れたところを見計らい力強い拳を打ち込んでいく。相手がよろけたところを見逃さず猛攻を仕掛け、ダウンを奪った。そのまま勢いに乗り攻撃の手を緩めることなく向かっていく。同大はたまらずタオルを投げ込み、TKO勝ちを収めた。

 L級の李は長いリーチを活かしフックを多用。足をよく動かすも、なかなか決定打を決めることが出来ない。ガードが出来ず、勢いをもっていかれ敗北する。

 同じ階級である長澤は序盤から激しい打ちあいを繰り広げる。相手の動きをよく見た、隙をついた攻撃でプレッシャーを掛けていった。2R目には手数を多くだし、相手の嫌がる箇所を狙い確実にダメージを与えていく。一方的な試合展開のなか、長澤の右アッパーが相手の顎を捉えた。ダウンを奪い、そのままレフリーストップ。力の差を見せつけた。

 LW級に登場したのは1年生ルーキーの相原。気迫あふれるプレーを見せ、序盤から多彩な攻撃を見せる。3R目には頭からの流血で会場に不安が広がるも、ものとはせずに追いでいき、見事勝利。会場を大きくわかせた。

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 階級を上げ出場した正木は、1つ1つのパンチを重く、そして確実に決める。相手を挑発し自らの流れに持っていった。ボディを中心に打ち込み勝利を収める。M級の金は手数を出せず敗北してしまうも5-4で関大の勝利。悲願の勝ち星を掴み取った。

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 「うれしい」と3年ぶりの勝利に喜びを表した平尾主将。一昨年、昨年ともに達成出来なかった全勝優勝が遂にみえてきた。

▼市川監督
「(同大は)嫌いな相手。体ごとむかってくる。関大は得意じゃない。もっと楽に勝つはずだった。(勝因は)やっぱり相原かな。ラッキーだったのは、序盤で目の上が切れたときに血がすぐに止まったこと。あの場面で判定になっていたら負けていたかもしれない。中盤から終盤にかけて、相手は押してきているだけだったので、相原のパンチが評価された。次は階級は元に戻すと思う。今までとほとんど変わらないメンバーでやると思う。(平尾は)調子は良くなかった。疲れていた。教育実習もあって、練習が十分じゃなかったのかな。本人も納得いかない様子だった。(今日のヒーローは)相原と、B級の二人。特に藤井は高校のときに負けた相手だったので勝ててよかった。ここまで来たら、全勝しかない。勝っておいしいビールが飲みたい」

▼平尾主将
「入学してから勝てていなかったので同大にチームとして勝つことができてうれしい。今週は自分自身が教育実習でいない中、副キャプテンである守屋がまとめてくれた。1週間チームをあけていてチームの状態を見られなかった。僕のために、勝つために頑張ってくれた。(自身の試合は)主将として恥ずかしい試合だった。忙しかったのもあるが、気持ちで勝てたら相手に勝てた。チームの中では相原が流血してまで気持ちで勝っていて1番勝てて良かった。これから伸びると思う。今日はよく頑張ってくれた。(次戦の)大商大は優勝候補同士で昨年も勝ったが、今年はできるだけ圧勝で勝ちたい」

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