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◇関西学生リーグ戦最終節対大商大◇6月22日◇関西大学凱風館3Fボクシング場◇

関大3-6大商大

 リーグ最終節であり、完全優勝が懸かった大一番。相手は同じく優勝候補である大商大だ。リーグ連覇のためチームの目指すものは勝利ただ一つ。負けられない試合のゴングが鳴り響く。

 LF級に登場したのは小島。序盤から相手の連打に苦しめられる。ボディを中心に狙われダウンをとられてしまう。フックで攻め立て挽回を図るも3回のダウンを取られ、1R2分54秒TKO負けを喫した。

 F級には丸田が出場。隙を狙った左ストレートを中心に攻撃を仕掛けていく。しかし重い左フックを決められ、徐々に相手ペースに持ち込まれていく。3R目には互いに激しい打ちあいのなかリング全体を広く使い、先手で積極性を見せた。しかし惜しくも判定負け。ここまでで関大は2敗を喫してしまった。

 B級・藤井は速いパンチと上下に散らした攻撃で相手を翻弄(ほんろう)。アッパーからのワンツー、右フックからの左ストレートなど多彩な攻撃を仕掛けていく。2R目には相手の隙をねらった重い左ストレートを決め、その後もテンポよく次々と打ち込んでいく。3R目に左眉上を出血し、目を開けることも難しいなか、「最後は気持ち」の声援に応えるように、最後まで後ろに下がらなかった。そして判定で上げられたのは藤井の腕。部員に向かってガッツポーズを見せた。

 そして同階級の守屋は足をよく使い、距離を保ったまま相手のボクシングをさせない。相手の攻撃を見切り、要所に打ち込んでいく。流れをつかんだまま、判定勝ちを決めた。

 足を使い隙を狙った攻撃に苦しめられたL級・酒井。打ちあいを制することができない。手数をだせないまま相手のペースに巻き込まれてしまい、判定負けの結果にも頷いてみせた。同階級の長澤は序盤から激しく打ちあうもダウンをとられ、ボディ、右ストレートなど次々決められてしまう。2Rに大ぶりな攻撃から小ぶりに変え適所を狙うが、流れを引き寄せることができない。そして3R目にインサイドブローを3度とられ失格。悔いの残る黒星となった。

 LW級に登場したのは正木。気迫のこもった拳で相手にプレッシャーを掛けていく。リング全体を使い、1R終盤には左フックを決めきり圧倒。2R目以降も一切手を緩めない。しかし相手もスピードについてきてボディに重く打ち込まれる。3Rは関大の大きな声援が響くなか離れ際のワンツー、フックを決め、最後まで優勢のまま判定勝ち。関大に流れを引き寄せた。

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 W級・大口は1Rから手数を多くだし、ワンツーで終わらず、次々と連打を打ち込みプレッシャーを与えていく。しかし2Rは左アッパーを決められ、徐々に相手の重いパンチが響いていく。打ちあいで下がらず自ら先手を切る姿勢を保つも、3R相手の左ストレートをかわしたあとの右フックが入りダウンを取られてしまう。最後まで諦めない気持ちで向かっていくも、判定でレフェリーが挙げたのは大商大の青色の腕。ここで関大の敗北が決定づけられた。

 M級の金は相手の動きを見て隙を狙う。低い姿勢からの右ストレートを決めるも足を使う相手に手数が多く出せない。3Rは打ち終わりの隙を狙われ随所に確実に打ち込まれる。
1Rよりも多く手数を出すが相手が一枚上手のまま試合終了。判定負けを喫した。

 リーグ連覇とならず、あと一歩のところで優勝を逃した関大。しかし正木は階級賞をとるなど、個人の確かな実力向上とともにチームとして一つにまとまった。来季再び関西王者に返り咲き、雪辱を果たすため――彼らの歩みは止まらない。

▼市川監督
「フライ級で負けたのが大きかった。反則を関大側ばかり取られるなど運がなかったが、選手はよく頑張った。大商大は去年までと比べると、よく練習をしていると感じた。ベストメンバーで試合に臨んだので(当たる選手は)外してはいない。こっちの力が足りなかった。もっとできると思っていた。(正木選手のプロ入りについて)前日に正木から絶対勝たせますとメールが来ていたので感慨深い。試合について心配はしていなかった。セコンドに入っていて、(正木選手から)「元気出してください」と逆に励まされた。(来季からは)派手さはないがコツコツ育てていく」

▼平尾主将
「正直、レベル的には圧倒的ではなかった。今のベストメンバーで臨んだので、あとは運の問題だった。あと3つはとれた。大商大は普段より(勢いが)乗っている印象。その分運が向こうに行ってしまった。優勝校ではなくなったが、実力では完全に負けてない。胸を張って来年に繋げて欲しい。色々苦労が多かった4年間で、特に今年1年は同級生がおらず1人で大変だった。(しかし)4年間で大分成長した。ボクシング部の主将をしていたことを生かして社会に出ても色んな人をまとめる人になりたい」

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