◇全関西ジムカーナ選手権大会・名阪スポーツランド◇マシントラブルに泣かされ、途中棄権を余儀なくされた全日本大会。悔しさを糧に、部員全員が気合を入れて挑んだ。
迎えた本番、波乱の幕開けだった。第1走行、まず第1走者の鎌野、続く馬場は無事完走。しかし、第3走者の山本がハンドルを取られ、パイロンに激突してしまう。「あの山本さんが」。個人優勝を期待されていただけに、周囲からどよめきが沸き起こった。調べた結果、原因はタイヤ。2度の走行で表面が溶け、走行が困難になっていた。
不安材料を抱え、第2走行を迎えた。鎌野はなんとか走りきったが、タイヤはもう限界。ついにタイヤチェンジを決意する。路面温度を何度も確かめ、固めの素材に変更。他の出場校でこの素材を選んでいたのは、近大のみ。だがこの判断は正しかった。路面状況とタイヤが適合。続く馬場は「最高に近い走り」と語るように、ミス無い完璧な走行を見せる。そして最終走者の山本。第1走行で失敗しているため、やや守り気味に走った。それでも実力を見せつける。馬場よりもわずかに早いゴールを果たし、個人優勝に輝く。さらに山本、馬場の健闘により、団体でも頂点に立った。
 2位に終わった馬場は試合後、「団体優勝できてうれしい。でも山本に負けて悔しい」と、悔しそうに語った。今大会で優勝を果たし、勢いをつけた。次に向かうのは全関西ダートトライアル選手権。前回覇者の馬場とエース・山本の頂上決戦が期待される。  

▼山本「全日(タイトルを)取れなかったのが悔しかった。まさかの展開だったので、全関は取りたかった。1本目は思ったラインに乗せられなくて最悪。まさかあんな走りをするとは。タイヤチェンジしてからの2本目はただ帰ってくることを考えた。守りつつ、攻めつつ。前に失敗しているので、マージンを多くとった」
▼馬場「山本に負けてしまったが、しょうがない。最後のジムカーナなので勝ちたかった。次のダートトライアルは山本と張れるので、負けられない」
▼鎌野「あの2人が最後なので、勝ててよかった。それに全日では1本しか走れなかったのが心残り。今回は気合を入れて走った。2本目はタイヤの影響もあり、詰めの甘い走りをしてしまった。これからまだまだタイムを伸ばしたい」

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