◇全日本学生ジムカーナ選手権大会◇8月25日◇鈴鹿サーキット国際南コース◇

自動車部が団体7位で大会を終えた。6位以上が入賞のため、一歩届かなかったが、4年ぶりの出場で上位に食い込み、復活を印象付けた。

24日に行われた予選。3人が走行して上位2名の合計タイムが速い順に順位をつける。15校のうち予選通過校をA決勝とし、3人が各自2本走行とする。しかし、予選通過校以外はB決勝となってしまい、3人出走し各自1本のみの走行となる。そして3人の合計タイムで優勝が争われる。

走者は西口、青木主将、和佐の3人。西口は無難な走りを見せ、ミスなく走りきる。そして青木も主将らしい走りを披露。和佐はゴール直前で車をスピンさせてしまうが、最後はバックギアで車体をゴールライン内に押し込みタイムロスを最低限に抑える。その結果、12位でA決勝進出を決めた。

決勝の第1走者は西口だ。決勝当日、鈴鹿市内は高速道路で速度制限が出されるほどの豪雨。スリップが相次ぎ、コースアウトした自動車が土山に突っ込みフロントバンパーが大破するなどまともに走れる状況ではなかった。サーキットのコンディションが整わない中、「攻めるところは攻め、抑えるところは抑えた」と冷静に語る西口。プレッシャーをはねのけ、巧みなブレーキコントロールでコースを攻略する。特にパイロンの周りで自動車を滑らせるエリアでは練習の成果を発揮し、パイロン接触もなくノーミスで走りきる。見事、暫定1位に躍り出た。

第2走者は青木。雨で納得の練習ができていなかったが、西口からの情報などを元に出走。「コースになじめず、ミスを連発した」(青木)。しかし、レギュレーション上の減点はなし。2本目では1本目の修正を行い、関大勢では今日最速となるタイムを記録した。

最終走者の和佐。雨が落ち着いたなかでの走行となった。「雨の中で試合車を走らせることは初めてで不安だった」(和佐)。1本目は練習も十分でなかったため、思い切った走行ができない。アクセルもブレーキも弱めになってしまう。しかし、1本目で「この車のすごさに気付いた」と和佐。2本目では攻めの走りを披露し、タイムを縮めることに成功する。 この結果、関大は総合順位で7位となった。

4年ぶりの出場でいきなりのA決勝進出、入賞も目前とあり監督の鼻息も荒い。「こみ上げるものがある。多くの方に関大復活ですねと言っていただける試合ができた」(吉安監督)。自動車部の完全復活へ準備は整った。ポテンシャルの高い自動車と共に、全国の頂点を目指す。

【決勝タイム】

関大

西口1本目1’35’’591

西口2本目1’31’’508

青木1本目1’35’’613

青木2本目1’28’’942

和佐1本目1’37’’195

和佐2本目1’29’’138

▼吉安監督「荒れ模様だった。雨の経験は少ない。天気が落ち着く午後が勝負だと考えていた。無事に車を維持してほしいと思っていたが、西口から和佐まで上手く繋いでくれた。車に無理させず、頼り切ることなく走れていたと思う。結果はすごくうれしい。A決勝に残れてタイムも出せてこみあげる物がある。OBが集まったことや多くの関係者に関大復活ですねと言っていただけたことが嬉しいと共に、期待がかかっている。今日の様な車に負担が少ない綺麗にまとまった走りも大事だが、今後はもっとやんちゃ感のある危機迫るような走りもできるようになってほしい。優勝を狙っていく」

▼青木主将「やっと減りかけていた部員も増え、出場することができた。しかし、今回の結果は全く満足できない。来季に向けて頑張りたい。1本目は雨で練習ができず、全員が思うような走りができずタイムが出なかった。コースに馴染めず、ミスが目立ち、アクセルとブレーキのコントロールもいまひとつだったと思う。2本目も良くなかったが、1本目の修正はある程度できた。チーム全体としていいところは見られなかった。まだまだこれから。夏休みはほとんどの時間を自動車部に費やした。今日のためにやってきたので今日の結果が悪かったことには納得していない。車はいつも通り良い調子だった。まずは来月の全関西で優勝したい」

▼西口「1本目は雨でどうしようと思った。攻めるところは攻めて抑えるところは抑えた。ブレーキを我慢したり、余裕を持たせたり。後の人のためにも情報を与えるため走り切った。2本目は1本目で余裕と感じたところを詰めて走った。練習が限られる中、パイロンのスピードを落とすところでの練習の成果が出てパイロンタッチすることなく終えられた。車は気持ちよく走ってくれた。まだ車は秘めている。もっとタイムが出る。チーム的に良い結果だったと思う。しかし、もっといい結果が出せる。今、チームとして良い流れにある」

▼和佐「雨が自分の時はあまり降っていなかったので良かった。雨の中での試合車は初めてで不安だったが乱れなかった。OBさんたちから続くベストセッティングのおかげだと思う。1本目は練習不足などでしっかり曲がったり止まったりできるか信じていなかった。アクセルとブレーキも弱めだった。しかし、2本目は車の凄さに気づき、もっといけると攻めることができ、好タイムが出せた。思い切りの良い走りはホームランかゲッツーみたいなもの。今日はホームランが出た。今大会はチームとして大きく能力を伸ばせた。去年は未熟でまだ主将以外試合に出られずサポートする立場だった。今年は出走する立場として、サポートが無ければ走れなかった。心強い存在だった。チームメイト以外も監督、 コーチ、OBなど応援してくださる方々が多くとても良い環境で試合ができている。目標は全日優勝しかない」

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