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◇第64回関西学生選手権大会◇10月31日・11月1日(大会4・5日目)◇大山崎町体育館◇

【男子団体フルーレ】
関大38-36近大
関大26-45同大
【女子団体フルーレ】
関大19-45関学大

【男子団体エペ】
関大35-43近大
【女子団体サーブル】
関大45-28阪大
関大25-45同大

 大会前半では各種目の個人戦が行われ、全日出場者が続々生まれた。大会4日目からは、団体戦が実施。3人の選手が総当たりで3分間戦うリレー方式で、5ポイントを先取したら次の選手に交代する。5ポイントを取っていなくても、タイムアップになると選手は交代しなければならない。また、前の選手の不足点は次の選手が補わなくてはならないため、全員の力が必要となる。まず最初に行われたフルーレ。有効面(突くとポイントになる)は背中を含む胴体のみになる。攻撃権を尊重し、剣を相手に向けることによって発生する。両者の剣のやりとりがみどころとなる。

 1番目の西畑、2番目・秋末主将は確実な攻撃で5ポイントを先取。10-3で島田につなぐ。しかし、島田は1ポイントしか取ることができず、この間相手の猛攻に遭い、11-11の同点とされる。ロースコアの展開が続くも、最後は西畑が勝利を決定づける突きを見せた。38-36で近大を振り切った。2回戦の相手は同大。序盤からリードを許す展開となる。3人の選手が負けじと要所でポイントを取るも、26-45で勝利ならず、関大は2回戦で敗退となった。

 同時に行われていた女子フルーレは、1回戦で関学大と対戦。試合開始から積極的な相手の攻撃を防ぐことができず、差がひらいてしまう。しかし、西川女子主将が3分間を使い、積極的に前に出て仕掛ける。相手の攻撃を交わし、毎回5ポイントを取って交代していた関学大をわずか1点で抑えた。次にピストに立ったのは小野。隙をつかれて失点を許してしまう。剣を相手に向け攻撃するが、思うように得点が出来ずにいた。終盤には、再び出番が回ってきた小野が5連続ポイントを奪い、勢いに乗る。しかし、試合の序盤で作った点差が大きく響き、19-45で敗北となった。

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 大会5日目は男子エペ、女子サーブルが行われる。エペの有効面は全身(足の裏も含む)であるためスピーディーな試合展開となる。両者同時に突いた場合は双方のポイントになる。1番目の島田は相手の速い攻撃に手が出ない。あっという間に5点を取られてしまった。続く板嶋は4ポイントを挙げ、相手に食らいつく。この勢いのまま西畑がピストに立った。突きが相手に次々と決まり、猛追する。9点差の場面で板嶋が果敢に攻める。5連続得点で相手を寄せ付けなかった。6点差で西畑がピストに立つ。「取るべきところだと思った」と西畑。リーグ戦までエースを務めていた関大フェンシング部唯一の4年生だ。近距離でもしっかり対応し、ポイントを量産。相手からの失点を最小限にとどめ、1点差にまで追い付いた。勢いそのままに攻めていきたい関大であったが、ここから相手の攻撃を食い止めることができなかった。点差は再びひらき35-43で勝利とはならなかった。「戦ってみて来年のリーグ戦はいけるのではないかと感じた」と秋末主将は来季に手応えを感じた。

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 女子はサーブルが行われた。有効面は上半身のみで、フルーレとエペの突きだけの種目とは違い、斬り(カット)がある。よりダイナミックな攻防を見ることができる種目である。1回戦は阪大が相手だ。1番目で登場した西川は積極的な攻撃を見せ、5-1で相手を圧倒。続く上野、小野も確実に点を重ね、リードを広げていく。相手に隙を見せない強さで、45-28で快勝した。2回戦は同大が相手。「気持ちで押していこう」と西川は選手に声をかけた。格上相手に強気な攻撃を心掛けた。試合は序盤から相手に攻め込まれる展開となる。6-20の劣勢に立たされた関大であったが、「がむしゃらにいった」と西川が一人で7ポイントを取り、巻き返しを図る。しかし、終始相手の勢いに押されてしまった関大。25-45で2回戦敗退となった。

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 大会を通して新たな収穫を得た選手たち。個人でも団体でもインカレ出場を決めた関大。関大らしい試合で来季のリーグ戦につなげる一戦にしていきたい。【吉田佳奈】


▼秋末主将
「(4日目)近大は新チームで挑んでいた。関大はリーグと同じメンバーだったので手堅く勝とうという感じだった。なめてかからないようにだけ思っていた。島田の調子があまり良くなくて、気持ちもプレーも切り替わらなくてせっていた。相手が不安定で足場が悪かった。自分たちは辛くも勝っただけで、内容は全然だめだった。流れが悪いときに個人のプレーをひきずってしまって、ベンチでもひきずってしまっていた。同大は格上なので、丁寧に戦い方も弱いところをついてくる。ミスを少なくしていくように。点差ひらいたところで取り切れなかった。試合を通して自分たちのもろさが分かったかなという感じ。勢いのあるときはそれに乗っかっていけるので、自分たちは出来ていると思っていたが、雰囲気が悪くなると行動で帰ることができない。声かけをして能動的に勝っていきたい。エペは初戦で近大とあたる。近大はほんまに強いのでふつうにやっていたら勝てないと思う。作戦をしっかり固めて相手の出鼻をくじいて、チャンスをしっかり拾っていきたい。(5日目)出て勝つという風に作戦を立てた。仕掛けたときに受けに回らないように。距離をつめられると自分たちは下がるしかない。相手の作戦にのってしまった感じ。遠くから上と下に剣が落ちてきた。距離を取れなくなって下がったときに決められてしまった。戦ってみて来年のリーグ戦はいけるのではないかと感じた。明日のサーブルはそろっている。JAPANの代表になっている子もいて一番安定している。上を目指しすぎて足元をすくわれないようにしたい。かたくならないようにしたい」

▼西畑
「(5日目)向こうの2選手は個人で優勝している選手たちで、厳しい戦いになると思っていた。気持ちで負けずに強気でいこうという感じだった。リーグまではエースの役割をしていたが、今回は次の年を見据えて後輩に譲っていた。次につながるような試合ができたら良いなと思っていた。あとの2選手には厳しいと思っていたので、6点差をあけられて自分に回ってきたときは、取るべきところだと思った。流れ的に持っていけたらと思っていた。理想の形ではあった。次も近大となのでしっかりしていきたい。向こうはエペ専門がいる。こっちは色々な種目に対応していかなくてはならない。その中で技術的な差が出てしまったのかなと思う」

▼西川女子主将
「今日は個人個人でもう少しゲームを作っていけるように相手のペースじゃなくて、全体を通してゲームを作っていきたいと思う。明日のサーブルでの初戦では勝たないとインカレに行けない。スピード勝負の種目なので積極的に取りに行こうという感じ。しっかり取りにいけるように、落とさないようにしていこうと思う。明日は絶対に勝つ。(5日目)阪大には勝たないといけなかった。積極的に攻めていこうと話していた。がちがちになってしまわないように、力を抜いて積極的に勝っていこう。同大は技術も勢いもあったが、気持ちで押していこう。強気でいこうと思っていた。気持ちの部分や雰囲気作りを大切にしていた。一瞬の迷いがプレーに影響される。迷いなく自分を信じて攻撃できるように。試合に入る前から積極席を共有できた。しかし、足が止まっているところに相手が足を使ってとりにきていた。そういうところは相手の方が上だなと思った。(ポイントを量産した場面は)がむしゃらにいった。積極的にいった。今日の試合で良かったのは、今までに比べて気持ちのコントロールができた。動いて試合できるように上を目指すにあたって、フットワークであったり握力を強化していかなくてはならない。練習で土台を作り、基礎から練習していきたい。(途中で選手を内田に交代したのは)個人戦で相手の選手から内田が点をとっていたので、流れをつかめるのでは思ったのと、試合経験を積んでもらいたかったから。明日のエペは頭脳戦。3分間しっかり時間を使ってロースコアでもっていきたい。失点を少なくして差をひらかせないようにしたい」

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