ゴールを狙う安東

◇関西学生秋季リーグ最終節対大体大・家原大池体育館◇

 両者全勝で迎え、王座を賭けた最終節。8季連続Vを狙う強豪に、チームは今年一番の気合と団結で試合に挑んだ。

 前半、開始直後に安東が先制点を上げ、良い流れを作った関大。序盤は一点を取り合う競った展開に。しかし、ディフェンスがうまく機能せず、中盤からは徐々に離されてしまう。パスワークで相手を翻弄しゴールを狙うも、得点には繋がらず。前半終了間際には安東が2度目の警告で2分間の退場を余儀なくされ、1人欠けたまま8-12で前半を折り返した。

 4点ビハインド、そして6人でのプレーと劣勢で迎えた後半。吉嵜のパスカット、大西の好セーブが続き、なんとか苦しい場面を持ちこたえる。さらに退場時間を消化した安東がゴールを狙い、点を奪いにいく。しかし強力な大体大の壁に阻まれ、差を縮めることが出来ない。逆にディフェンスの隙を突かれ、ノーマークでのゴールを決められて失点を重ねてしまった。

 なかなか点が決まらない辛い時間が続く中、その展開を破ったのは安東だった。まずはセンターの位置から強烈なシュートを決めると、土居主将も続いてゴール。さらに再び安東、新名も得点を上げ、勢いづく。20分に一ノ瀬が放ったシュートがゴールネットを揺らすと、遂に16-17と1点差まで追い詰めた。

 しかし、直後に大体大にタイムアウトを取られると、そこから失速。着実に得点を重ねる相手を止められず、20-23で試合終了。優勝の夢は叶わず、2位で秋季リーグを終えた。

中盤で10-16。昨季では強豪相手に6点ものビハインドを背負うと、そこからの追い上げが困難だった。しかしこの夏、関大は大きな成長を遂げた。連覇を狙って挑んだものの、まさかの決勝リーグ初戦敗退を喫した西日本インカレ。この敗北を機にチームはもう一度自分たちのプレーを見つめなおし、さらに辛い合宿も経て団結力はより強いものとなる。今季リーグでは味方のミスをカバーする場面が目立ち、課題だった大量失点が無くなったのがその証だ。今回も強豪相手に団結力で挑み、猛追を見せた。だが、「まだ足りない。まだ甘い」(中川監督)。1ヶ月後には全日本インカレが控えている。今季リーグでの雪辱を果たすため、チームはさらに結束力を増し、次の舞台に挑む。

シュートを放つ新名

▼中川監督「悔しい。前半はディフェンス頑張らないといけんないが、後半は良かった。よくやったけど、まだまだ。簡単なミスをしている。春、秋を通して、個々人もそうだけど、チームの成長が見えた。今年は山あり谷あり。西インカレでコケたのが大きい。そこから這い上がって、チームとしてまとまってきた。4回生がよくやっている。インカレでは西2位としてしっかり試合をやらないと。打倒関東」

▼土居主将「あと一歩というところだけど、その一歩がまだまだ大きい。チームはこのリーグ優勝を目標にやってきて、波はあったけど全体的にみたら、体大に向けて上り調子だった。2位という結果は、目標が優勝だっただけに悔しい。負けは負け。でもこれで終わりじゃない。一ヶ月後のインカレに向けて、あと一歩を練習で直していきたい。関大ハンド部なら出来る。信じている。自分はこれで最後のリーグになるけど、いつもどおりのハンドをした。関大はは自分で考えながら目標に向かっていく部で、チームのことを考えながらはしんどかったけど、人間として成長させてもらったし、入ってよかった」

▼新名「悔しい。懸けてた思いは強い。今までに無いやる気で、一丸となってやった。最後は気持ちで勝つものだから、負けんとこう、という気持ちで挑んだ。インカレでは楽しい試合で終わりたい。目の前の課題をこなして、どれだけ理想に近づけるか。一戦一戦を大切に、ベスト4を目指す」

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