試合の流れを引き寄せた佐伯心

◇関西学生春季リーグ第4節対桃山大◇5月2日◇桃山大体育館◇

【前半】
関大12―12桃山大
【後半】
関大10―9 桃山大

【試合終了】
関大22―21桃山大

 前節を白星で飾り、2連勝と勢いづいた関大。リーグ中盤となった第4節対桃山大でも22-21と勝利し、上位チームとの後半戦へ向け弾みをつけた。
 
 開始2分、先制点を挙げたのは桃山大だった。その後もパスミスなどから連続2得点を献上。「守れている時間が長いのに、オフェンスでのミスが多すぎる」(中川監督)というように、堅いディフェンスを見せるものの得点へと繋げられない、苦しい時間帯が続いた。しかし、ここで引き離されるわけにはいかない。13分に東の速攻で同点に追いつくと、そこから一進一退の攻防を繰り広げる。12-12で前半を折り返した。
 
 続く後半も、両者譲らぬ展開が続く。その流れを変えたのが、13-15で迎えた12分。佐伯心のシュートだった。この得点をきっかけとして、5連続得点。20分には20-16と4点ものリードを奪い、一気に勢いづいた。そのまま流れに乗りたい関大。しかし「点差を開かせようとして、裏目に出た」(佐伯誠主将)と、リードを奪った直後から4連続失点で同点となる。必死に攻めこむ桃山大に対し、「みんな声が出ていた」(佐伯誠)と、関大も一丸となった攻守を見せた。26分に佐伯誠が、28分には吉嵜が7mスローを冷静に決め22-21で試合終了。接戦を制し、チームにとって価値ある一勝を手にした。


▼中川監督
「勝てて良かった。(しかし)オフェンスでのミスが多すぎる。守れている時間が長いのに、速攻でミスをするのはもったいない。練習での甘えが試合に出てしまっている。ディフェンスは間違いなく良くなった。勝ち越されなかったのは大きい。課題は速攻のつなぎ。あと大事なものは“自己犠牲”(の意識)。チームのために自分があるということを、常日頃考えなくてはいけない。自分の甘さを払しょくしなければならない」

▼佐伯誠主将
「勝てて良かったけど、ひやひやした。速攻でミスがあるから、点を取りきれていない。課題の変則ディフェンスの切り替えが悪い。今までの練習の形に固執している。攻めきれないのなら、試合で築いてきたものを出すしかないのに、柔軟性がない。(後半4点差まで離したとき)離そうとせず、維持して粘るべきだった。1点差で勝てたことは、みんなにとって大きい。みんな喜んでいた。(次節まで)この気持ちを持続させて、大経大までもっていきたい。」

▼佐伯心
「ミスが多かった。流れをつかみかけて、相手に渡すことの繰り返しだった。ディフェンスはみんな守れていたが、チャンスでのミスから得点を取られてしまい、相手を勢い付けてしまった。しかし、悪い時間帯をみんな我慢できていた。離れずに食らいつけていた。(課題は)オフェンスからの速攻をミスなくしていきたい。次節はできれば快勝したい」

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