◇関西学生春季リーグ第6節対関学大◇5月10日◇大体大体育館◇

【前半】
関大14―16関学大
【後半】
関大15―13関学大

【試合終了】
関大29―29関学大

 春季リーグも終盤となり、ライバルである関学大との対戦を迎えた。昨季も1点差での辛勝であっただけにチームは気を引き締めて臨んだ。

 試合開始直後、まだ動きの硬い関大に関学大が襲いかかる。開始5分でまさかの5連続失点となり、関大側はたまらずタイムアウトを宣言した。「気持ちで負けるな」(中川監督)。このタイムアウトが功を奏し、関大は自分たちのプレーを取り戻す。関学大との一進一退の攻防を見せながらも徐々にその点差を縮め、前半終了時には14−16の2点差となっていた。

 後半、関大は1年生・與田や安東を中心とした気迫あふれるプレーで関学大を追い上げる。相手のミスを突く速攻やコンビネーションプレーが光り、後半11分にはスピードが持ち味の東が速攻で22点目の同点ゴールを奪う。会場のムードは一気に盛り上がるが、そのあとのプレーが続かず再び関学大にリードを許してしまう。22−26となった後半19分、関大は2度目のタイムアウトを取る。いったん手にした流れをキープできず、選手たちの表情は曇った。

 しかし、ここで引き離されはしない。試合に戻った選手たちは〝絶対に勝つ〟と気持ちを前面に出したプレーを展開する。相手ディフェンスを突破しての力強いシュートや味方のミスをカバーしての得点が続き、チームは今季一番の一体感を見せた。守護神・大西の好セーブもチームを盛り上げ、ついに後半29分、安東の豪快なシュートで同点に並ぶ。最後の最後まで試合を諦めなかった、執念のゴールだった。試合は29−29の同点で終了。宿敵との勝負の行方は関関戦に持ち越しとなった。

 「いい試合をしてくれた。ミスも多かったが、一体感があった」と語る中川監督。〝気持ちで負けない〟をテーマに関大は一段の進境を示す。最終節の相手は強豪・大体大。「年々、点差は小さくなっている。先輩達が積み上げたものを守りたい」と佐伯誠主将。今季の締めくくりとなる最終節に関大はさらなる気迫をもって臨む。


▼中川監督
「集中力が途切れなかったことが後半につながった。ここがスタートライン。今はいい試合をして満足するレベルだから、勝ちきれるようにならないと。(最終節・大体大戦は)実力は向こうが上だが、チーム全員で頑張ります。今回のような試合ができれば」

▼佐伯誠主将
「やっと土台ができた。あわよくば勝ちたかったが、(同点も)実力。まだまだミスが多いが、気持ちを出してプレーできたことは良かった。応援の声もよく聞こえて、とても感謝している。次戦もチームが一つになった試合をしたい」

▼大西
「前半は悪い流れだったが、巻き返せて前よりも良い内容の試合ができた。(大体大は)強敵だが、勝ち負けよりいい内容で締めくくりたい」

▼與田
「できれば勝ちたかった。試合に出させてもらっている立場で、上回生に頼る部分は多いが、雰囲気だけでも貢献しようと思っていた。後半(追い上げるにつれて)気持ちも盛り上がったし、それがプレーに出たと思う。次戦も思い切ったプレーで頑張りたい」

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