◇第32回総合関関戦◇6月19日◇関学大総合体育館◇
【前半】
関大11―15関学大
【後半】
関大13―14関学大
【試合終了】
関大24―29関学大
両校の学生が駆けつけた関学大総合体育館2階大フロア。応援団のリードに合わせて力いっぱい声を張り上げる学生たちの熱い応援を受け、伝統の一戦は幕を開けた。関西学生トーナメント選手権大会に出場したメンバーで臨んだ関関戦。2・3回生中心のチームは、今回出場しない4回生の思いをくみ「情けない試合だけはしないようにしよう」という強い気持ちでひとつになっていた。
開始5分の間に、立ち上がりを攻められ5―1とリードを許してしまう。中川監督はたまらずタイムアウトを宣言し「練習通りやればいい」と選手たちを落ち着かせた。
試合に戻った選手たち。パスカットからの速攻や攻撃の中心である與田のシュートで、徐々にその点差を縮めていく。しかし相手にボールが渡ると同じように点を重ねられてしまう。開始19分で関学大の選手が1人退場するものの、そのすきを攻めきれず前半を11―15で折り返した。
後半はまさに一進一退、互いにゆずらない展開となったが、前半のリードの分だけ関学大には余裕が見られた。しかし、関大も意地を見せる。残り15分から少しずつ流れを引き寄せ、関学大にプレッシャーをかけていく。関学大のミスを拾い、関大はゴールを重ね23―26まで詰め寄る。しかし関学大は残り3分となったところでタイムアウトを宣言。このタイムアウトで関学大は冷静さを取り戻し関大は勝利をあと一歩のところで逃してしまった。「あそこで落ち着けるのが経験の差」と中川監督は試合後に語った。
「シュートミスが多すぎた」と悔しさをにじませながら試合を振り返る平木。終始流れを引き寄せることができなかった関大だが、最後まで気持ちが切れることはなかった。声を出し、互いに檄をとばし合う選手たちに観客も声援を惜しまない。「応援は本当に力になる。ありがたいです」と話す神農は自身も守りの要として、声を張り続けていた。
経験の差はあったものの、若いメンバーならではの熱いプレーを見せた選手たち。次に控えているのは西日本インカレという大きな舞台だ。4回生もチームに戻り、今回欠けていた技術面にも死角はなくなるはずだ。ライバルに喫した敗北にもめげず、関大ハンドボール部は新たな目標に向かって奮闘し続ける。
▼中川監督
「負けたことは悔しいが、得たもの(気持ちの大事さ)は大きかった。それを糧に次の目標である西日本優勝へ向け頑張る。4年生を出していない中でよく頑張ったと思う」
▼神農
「悔しい。満足してはいないが、気持ちでは負けていなかったと思う。今回は4回生の気持ちをくみとって、納得してもらえるような試合をすることが目標だった。(次の西日本インカレは)このチームで経験したことを生かしていきたい。優勝以外は狙っていない」
▼宇山
「自分たちで勝てるとこを逃した。1、2点差になったとき最後の一押しができていない。声を出して、ムードを切らないようにした。GKなので技術的なことは言えないが、GKから見える視点で(気付くことを)伝えていこうとした。満足はできていないが、思っていたよりは(良かった)。西カレは(自分が)少しでも出れるように頑張りたい」


