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◇第61回関西学生リーグ戦第8節対関学大◇10月22日◇高槻キャンパスアリーナ◇

【第1P】関大1-2関学大
【第2P】関大0-1関学大
【第3P】関大2-0関学大
【試合終了】関大3-3関学大

 リーグを通して、ここまで圧倒的な攻撃力で他大学を寄せ付けない戦いを続けている関大。関西ではここ8年間負けなしという、まさに関西の絶対王者として君臨している。その誇りをかけ、今節も試合に臨む。

 今節の相手は関学大。ライバル校同士の戦いであり、意地と意地がぶつかりあう注目の一戦だ。第1Pから挑戦者として向かってくる相手をはねのけ、王者としてのプレーを見せつけたい。しかし、今日の関大は選手たちにキレがなくミスが目立つ。関学大に攻め込まれる場面もあり、GK人見が必死のセーブ。相手ペースで試合が進む中、11分、ついに先制を許してしまう。左サイドを突破され、流れるような速攻を封じ込めることができなかった。しかし、関大も黙ってはいない。FW馬淵・FW晒谷凌のパス回しで相手を翻弄(ほんろう)。最後は晒谷凌が冷静にゴールを決めた。二人の個人技ですぐさま同点に追いつく。ここから波に乗っていきたいところであったが、追加点を挙げることができない。逆に第1P残り2秒でまさかの失点。一瞬の隙を突かれ、相手に勝ち越しを許し、第1Pを終える。

 巻き返しを図りたい第2P。しかし、開始早々に追加点を奪われ、2点差となる。窮地に立たされた関大は反撃に転じるが、関学大の体を張ったプレーに阻まれ、ゴールネットを揺らすことができない。逆に焦りからか、ミスでパックを奪われカウンターを狙われ、決定的な場面を何度もつくられてしまった。いつもの相手を圧倒するパス回しや攻撃は影を潜め、関学大に流れを奪われたまま第2Pも終了。

 関学大スタンドが8年ぶりの勝利目前に沸き、歓声につつまれる中、最終Pが始まる。鈴木コーチからの激もあり、徐々に関大ならではのホッケーが蘇る。すると、10分10秒に相手が反則を犯し、一人多いパワープレーとなり、チャンスを迎える。パスで相手DF陣を崩し、FW館田主将が中央やや左からシュート。一度はGKにセーブされるも、こぼれたパックをFW山崎が冷静に決めて1点差とする。ようやく目を覚ました関大攻撃陣を誰も止めることはできない。残り5分となり、またもパワープレーのチャンスとなった。DF佐藤・FW浪岡が素早いパスをつなぎ、最後は館田がシュート。頼れる主将の一撃は見事にゴールネットを揺らし、窮地を救う1点をもぎ取った。

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 関大撃破のチャンスに沸いていたスタンドは静まり返り、完全に関大ペースとなる。勝利を目指し最後まで攻め続けたが、勝ち越すことはできず、同点のまま試合終了。悔しさが残る引き分けに終わった。

 試合後、鈴木コーチは「気持ちがないからセットでのコミュニケーションもないし、バラバラだった」と選手に奮起を求めた。館田主将も「今日は何もない。インカレではなくてよかった」とコメント。アイスホッケー部の目標は日本一。関西王者としてさらなる上のレベルを目指した挑戦が続く。【高橋良輔】

▼鈴木コーチ
「今日は気持ちの問題。いつでも勝てると思って試合に入った結果。気持ちがないからセットでのコミュニケーションもないし、バラバラだった。それ以外ない。少しでも跳ね返す気持ちがあれば走り負けることもないし、チェックにいかないということも起こらない。今日の試合での収穫はない。ベンチもまとまっていないし、勝つ雰囲気ではなかった。個々のレベルの意識を上げてもらいたい。シュート、パス、レシーブにおいて。少しずれるだけでリズムが悪くなっている。普段からの練習の質を上げて全国に目を向けてやってほしい。次は相手がびびるくらいの試合をやってもらいたい」

▼館田主将
「今日は何もない。インカレではなくてよかった。毎回勝つ中で気持ちの部分で問題があった。8年ぐらい関西では負けていないのでプレッシャーはあるが、勝っていかないといけない。シュートブロックにもいかないし、チェックもしない。プレーが軽率だった。一人一人が真剣に取り組まないと勝てないことを実感した試合。もっと練習から一人一人考えて、セット同志でコミュニケーションを取っていく。ベンチメンバーも含めて全員で勝ちにいくようなチームにしていきたい」

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