◇近畿フィギュアスケート選手権大会・尼崎スポーツの森◇
今季初戦となった近畿選手権。期待の新人が活躍をみせた大会となった。
初日のSPを、2位で終えた澤田。フリーでの逆転を狙う。まずは冒頭の3回転-2回転のコンビネーションジャンプ、続く3回転ジャンプを難なく成功、このまま波に乗るかと思われた。だがその後、2度転倒するなど精彩を欠く。終盤は何とか持ち直すものの、ミスがひびき、2位に終わる。国際大会で上位を狙うには、ジャンプの安定が欠かせない。
足の怪我のため、昨シーズンを棒に振った北村は、ほぼ1年ぶりの出場となる今大会で順調な回復ぶりをみせた。SPでは1種類だった3回転ジャンプを、フリーでは3種類きめる。スピンやスパイラルでも観客を魅了。「ロミオとジュリエット」の曲にのって最後まで激しく情熱的に踊りきり、順位を6位から4位にあげた。新しいシーズンへ向けて、まずまずの滑り出しだ。

男子ジュニアに出場した西上は、3位につけた。冒頭の大技・3回転半ジャンプを失敗してしまう。しかし後半には、イナバウアーなどの工夫した姿勢から飛ぶジャンプで加点を狙い、高得点を目指す。総合3位。「3回転半を試合で成功させたい」と意気込む、大いに期待のかかる新人だ。

そして、前日9位となった平井はスピンで持ち返し5位。ジャンプのミスが目立った三木は、4位から8位と順位を大きく下げた。
▼澤田亜紀「自分の悪い所が全て出てしまった。緊張はしなかったが、コンディションを試合に合わせることができず、ミスを連発してしまった。次に向けて、ジャンプの練習時間を増やして頑張りたい」
▼北村明子「内容は良いものではなかったが、久しぶりの試合というのもあり、自分の中では納得している。ここからまた少しずつステップアップしていきたい。今季の目標は全日本選手権で10位以内に入ること。そのためにもジャンプの確実性を上げていきたい」
▼西上順三「出来は悪かったが、滑りきれてよかった。最初のジャンプでミスをしてしまったのが悔しい。これから体力をしっかりつけていきたい。西日本選手権での目標は表彰台にのぼること」
▼平井絵己「気持ちを切り替えてフリーに臨んだが、全然だめだった。結果には驚いている。(西日本選手権に向けて)メンタル面を強化し、ジャンプを確実に決めることが目標。結果にこだわらず、自分にできることをしっかりやりたい」
▼三木 遥「自分の持っているものが一つも出せなかったので残念。順位を上げることばかり考えてしまい、空回りした。次の試合までの3週間、しっかり滑りこんで立て直したい」


