フィナーレ

◇第2回氷の甲子園◇4月2日◇高槻キャンパスアイスアリーナ◇

昨年に引き続き、2度目の開催となった「氷の甲子園」。ジュニアの競技会に加え、エキシビションでは関大生はもちろん、関大にゆかりのあるゲストらが競演。招かれた高槻市民300人を多いに沸かせた。

 午前中に行われたジュニアの演技会決勝戦。その表彰式では、関大出身で2度の五輪出場を果たした佐藤信夫氏がプレゼンターを務めた。「今日の技術にもう少し楽しさ、笑顔が伴えばとても良いと思います。関大アイススケート部のこれからを楽しみにしています」と総評した。なお今大会から、佐藤氏の功績を称え、世界へ羽ばたく選手育成のために佐藤信夫賞・佐藤久美子賞が設けられた。

 続いて、復活を期す高橋大輔が登場。勢大な拍手に迎えられ、「今日みなさんに演技を見せられないことを悔やんでいます。これからも頑張ってみなさんの前で滑れることを思って練習していきたいです。来シーズンのバンクーバー五輪に向けて、どこまで自分の調子を上げていけるかは分からないですが、金メダルを目指していきたいです。これからも頑張っていくのでご支援よろしくお願いします」と挨拶した。現在はアクセルを除く全ての3回転ジャンプを練習するまでに快復。いまの調子は、本来の「30%くらい」。五輪に向け、完全復活が期待される。

 その後行われたエキシビション。まずは宮崎・西上・三木・村元・町田・金・澤田ら関大勢が登場。昨年からアイスダンスに取り組む平井は、組んだばかりのパートナー・水谷(法政大)と出場し、帽子を使った楽しいプログラムで魅せた。さらに02年五輪4位の成績を持つ本田武史氏や、田村岳斗氏らがスペシャルゲストとして演技を披露。そして最後に登場したのは織田。2日前までは「最悪だった」というジャンプの調子もしっかり戻し、貫禄の演技でイベントを締めくくった。


イベント後のコメント
▼高橋
「(挨拶は)ただただ緊張した。もっと言いたかったことがあったのに、言えなかった。 (苦しかったリハビリを乗り越えられたのは)やっぱり手術は自分で決めたことだったので。結局、自分にはスケートしかないと思った。(氷上練習を開始してから)ジャンプ練習のOKが出るまで1カ月近くあったので、スケーティングの練習ができた。スケーティングスキルは上がったんじゃないかなと思う。(けがをしたことは)今となれば良かったと思う。肉体改造もできて、良い意味で今までとの感覚的な違いを感じている。これまで苦手だった、ゆっくりとした動きも自然にできるようになった」

▼織田
「5月に新しい靴に替えて、調整している段階。ジャンプ以外の表現面や陸上トレーニングを重点的にしている。(プログラムは)7月に入ってから作る。フリーはコミカルなものに、ショートはまた違う面を見せられるようにしようとコーチとは話し合った。3月の世界選手権ではギリギリで4回転が跳べたので、今季は4―3―3回転ジャンプを試合で跳べるようにしていきたい。(出場が決定したGPシリーズフランス大会と中国大会は)2つとも行ったことがない大会。今までと違う環境でどれだけできるか、良い経験ができると思って(出場を希望した)。トリノからの4年間、いろんな経験を積んで練習してきたので、肩に力を入れすぎずリラックスして頑張っていけたらいいかなと思う」

▼平井
「(水谷と練習を始めたのは)5月の初めから。今日は楽しく滑れました。(アイスダンスは)元祖スケート、という感じでシングルよりも難しい。『singsingsing』は即興的に作ったものなので、試合では使わないと思う。(今後の)練習は関大でやっていくつもり。(水谷は)リードしてくれるので、合わせやすいし滑りやすい。ユニバーシアードにもまた出たいし、GPシリーズなど世界を目指して頑張っていきたい」

▼澤田
「久しぶりに多くのお客さんの前で滑って、緊張した。(出来は)プラスマイナスで、少しマイナス。去年は全日本で失敗してしまったので、今年は自力で国際大会(の出場権)をゲットしたい。順位は考えず、力を出しきれば結果はついてくると思う。ジャンプだけじゃなくてステップとか、今まで少ないって言われてきた上半身の動きとかを練習して、本番でもバテずにできたらと思います」

▼町田
「来年海外の試合(の出場権)をたくさんもらえるように(今年は)頑張る。ジュニア時代はミスの多い選手だったと思うので、常にミスのない選手を目指して、シニアに仲間入りしたい。(4回転は)跳べるときは跳べるけど、まだ気分によってむらがある。3回転半はだいぶ上手くなったと思うので、4回転もショートで入れられるくらいにしていきたい。毎回試合だと思ってプログラムを滑ることを今やっていて、成果は出ている。(今日は)緊張してバタバタしてしまったけど、織田選手や本田先生は風格もあって落ち着いてるなと思った。少しでも近づけるように頑張りたい」


貫禄の滑りをみせた織田組んで間もない平井・水谷組新EX「ハッピーフィート」をみせた町田

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