◇近畿選手権大会◇9月29日◇大阪府立臨界スポーツセンター◇

【男子】
優勝 町田樹
SP85.31 FP155.88 合計241.19
3位 山田耕新
SP50.66 FP99.69 合計150.35
5位 吉野晃平
SP47.88 FP91.88 合計139.76

【女子】
3位 細田采花
SP47.80 FP88.07 合計135.87
4位 村元哉中
SP47.53 FP85.58 合計133.11
5位 上野沙耶
SP47.03 FP85.82 合計132.85
9位 國分紫苑
SP39.03 FP84.42 合計123.45

  前日にSPを終え、残すはFPのみとなり、7選手の熱い4分間が始まった。まず最初に男子が行われた。

  大歓声を全身に浴びた町田が関大のトップを飾る。優勝候補である彼はSPを堂々のトップで通過。彼の演技に期待が懸かる。
  〝火の鳥〝の曲に合わせ、両手で羽ばたく動作でスタートする。冒頭の4回転を見事着氷。続く、4回転3回転のジャンプも決め、会場が沸く。トリプルアクセルでは惜しくもお手つきとなってしまうが、3連続ジャンプをきっちり決め、軽快なステップを披露し、観客を魅了した。他を大きく引き離し、一気に1位に躍り出る。
  
  次は、山田。るろうに剣心の楽曲にのせてスケーティング。最初のトリプルアクセルを成功させると、2連続ジャンプも決める。アップテンポの曲に合わせ、要素を次々こなす。曲の中で見得を切るしぐさを見せたりと独特の雰囲気を醸し出した。

  関大男子最後を飾ったのは、1回生・吉野だ。左手を高く上げ、曲が始まる。2つのジャンプをしっかり決めきるも、次のジャンプは1回転になってしまう。その後のジャンプでも転倒とミスが続いた。しかし、後半のジャンプは気持ちを切り替え、高さのあるジャンプを見せた。

  女子フリーで10番目に登場したのは、國分である。ピンクと黒の相対する衣装でオペラ座の怪人を披露。曲が始まり、リンクを広く使って、スピードをあげていく。高さのあるトリプルトゥループを成功。次のコンビネーションジャンプも決める。センターでのジャンプで転倒してしまうものの、ドーナツスピンやビールマンスピンをきれいに見せた。

  バイオリン曲にのせて演技した上野。冒頭から3回のジャンプを決める。リンクを最大限に使いステップを披露。1回の転倒こそあったが、その後の2連続ジャンプを成功させた。美しいY字スパイラルやビールマンスピンを見せ、左手を上げてフィニッシュ。

  黒の衣装につけた赤いバラが印象的な村元。トリプルフリップを着氷させると、緩急をしっかりつけたステップで審判にアピールしてみせる。高さのあるジャンプを次々と決め、要素をしっかりこなした。

  最後は細田。ピアノ曲に合わせて滑走。手を組み曲が鳴るのを待つ。2回転を決めると、3回転もしっかり成功させた。3連続ジャンプもきれいに決まり、曲の調子が変化。表情をガラッとかえ、華麗なステップに会場から拍手が送られる。最後はスピンを決め、髪をふっと触り、演技を終える。
自分の色を4分というわずかな時間にしっかり凝縮させた。
男子は、町田が優勝、山田も3位と結果を残した。また、女子は細田が3位に輝き、強い関大を見せつけた。

▼町田
「冒頭の4回転を振り返って、昨日今日といい4回転を3本用意できたところは評価したい。しかし、フリーでの体力不足、表現力の不十分さは課題に残る。まだまだ発展途上で、自信のあるフリーだと断言することはできない。途中のトリプルアクセルでは着氷が乱れてしまい、4回転を降りることができても後半あれだと意味がない。4回転を決めてからのその他のエレメンツが安定できるように。練習時から2本ともアクセルを失敗していたが、初戦でここまで動けたら十分。課題はたくさん残るが、体力がついていないと、ステップやジャンプも安定しない。フリーはもっと追い込んで胸を張ってこれが自分の火の鳥だと言えるようにしたい。火の鳥は昨シーズンも滑っていて、今年は、男性的、力強さを加え、力強くたくましく、そして美しい火の鳥になった。同日に違う大会で織田が優勝を果たし、彼を意識しながら、彼をライバルだと思ってやっていた。まとめる力やエレメンツの良さは本当に尊敬している。周りの動向は気になるが、氷の上に立ったら他人は関係ない。自分との戦いになる。自分の強みは表現。これが一番好きで一番追及しているものでもある。まだまだ未熟ではあるが、誰にも負けないように。エレメンツも他の人に比べたら劣っている。コンスタントにはめていく能力が足りないと思う。総合力を身につけていきたい」
 

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