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◇第83回全日本選手権大会◇12月26・27日◇ビッグハット◇

4位 町田 SP90.16(2位) FS152.45(5位) 合計242.61
16位 吉野 SP52.88(18位) FS105.72(16位) 合計158.60
19位 湯浅 SP52.08(19位) FS99.11(19位) 合計151.19

 ハイレベルな戦いが予想された全日本選手権。町田をはじめ多くの注目選手が優勝を争った。

 ショートプログラム(SP)、関大から最初の滑走となったのは吉野。「良い経験だと思った」。吉野がリンクに立つのはソチ五輪で金メダルを獲得した羽生(ANA)の後だ。会場が金メダリストの演技に沸く中で吉野の名前がコールされる。ジャンプで着氷の際に少バランスを崩す場面も見られたが、この大舞台を滑り切った。

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 初出場の湯浅は「完璧じゃないけど最低限はできた」と次にも期待のかかる演技を見せた。リンクを大きく使ったスケーティングに会場からは手拍子が起こる。滑り終えた湯浅からは笑顔が見られた。
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 最終滑走の町田。優勝候補の演技に観客も熱い視線を注ぐ。最初のコンビネーションジャンプは着氷すると同時に割れんばかりの歓声に会場が包まれた。最後のスピンから拍手は鳴りやまない。スタンディングオベーションが起こり、町田はゆっくりとお辞儀をした。完璧ともいえる演技で圧倒的な存在感を見せた町田。90.16と点数が発表されると抗議の声が上がるほどだった。

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 翌日のフリーには3人全員が進んだ。第1グループ、迎えた湯浅の滑走。ジャンプにミスが出てしまうものの、終始スピードに乗ってリンクを駆け抜ける。湯浅は自身の演技を「まずまずの出来」と評価した。初めての全日本選手権。拍手を浴びながら観客に敬礼をするなど余裕も見られた。

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 華やかな音楽と共に吉野は演技を始める。「ジャンプでの失敗がたくさんあった」。ジャンプではあまり加点を取れなかったが、体を大きく使い、エッジの効いたステップを見せた。リラックスした表情で演技を終える。

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 6分間練習でも3連続ジャンプを成功させた町田は本番、冒頭の4回転ジャンプをきれいに決めた。しかし、次の4回転ジャンプで転倒。コンビネーションを予定していたが、失敗に終わった。後半のジャンプでも一つ大きく減点がついてしまい、本来の実力を発揮し切れない。それでも『第九』を滑り切り、笑顔で礼をした。

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 フリーが行われた翌日、世界選手権代表選手の発表がされた。最後の一人で名前を呼ばれたのは町田だ。しかし、そこで町田は引退を宣言。全日本での演技が最後となった。初出場の選手、大きなプレッシャーと戦った選手、競技を去る選手。今年の全日本にも様々なドラマがあった。【庄田汐里】

▼吉野
「(SP終了後)(羽生選手の後の滑走は)良い経験だと思った。滑り切れて良かった。なるべく楽しもうと思って滑った。本番はちょっとびびっちゃった部分があった。コールされるまで気持ちの整理がつかなかった。全体的にメンタルが弱かった。やってきたものの100パーセントじゃない。一番良い時の3、4割。メンタルと技術をつなげて、やってきたものをすべて出し切れるように頑張りたい。(FS終了後)昨日(26日)に比べるとよく動いていた。ショートに比べたら良かった。まだまだ100パーセントでもないし、まだまだ上を目指せると思う。足りないところを練習して次に向けて頑張りたい。ジャンプでの失敗がたくさんあった。点が伸びず、自己ベストに届かなかった。ショートではフリーに進めるかわからなかったのでプレッシャーがあったが、フリーは何かが懸かっているわけではないので伸び伸びできた。年明けのインカレに向けて日は短いが調整して、ベストを尽くしたい。(全日本では)去年はフリーで第1グループ、今年は第2グループで来ているので、次は第3グループに進めるように。もっと上を目指したい。」

▼湯浅
「(SP終了後)初出場ということで緊張していた。完璧じゃないけど最低限はできた。(滑走が)後半グループというのはわかっていたので、周りが上手い選手ばかりだということは気にしていなかった。(演技の出来は)やってみないとわからなかった。練習を頑張ってきたので、それをやるだけ。メンタルを大切にしたい。明日(27日)は飢えた気持ちで頑張るだけ。(FS終了後)フリーはミスがでてしまったが、まずまずの出来。一番良いときを100点とすると65~70点。大舞台でやれることはできた。技術面で上手くなりたい。出来たら余裕が出てくると思う。自己ベストではないが、練習してきた部分は出ていた。演技自体はまずまず。実力の差で上の選手と開いている。もっと練習しないと。3回転―3回転のコンビネーションの習得と3アクセルにもチャレンジしたい。(全日本では)トップ10を目指していきたい。そこを目指すには3回転―3回転と3アクセルが必要。そこをしっかりやっていきたい」

▼町田
「(SP終了後)決して完璧じゃない。作品を皆様にお届けするために氷の上に立つ。しっかりとその思いが伝わったと思う。順位は重要ではない。演技の質やどういう演技をするか、ということが自分自身の一番の目標。順位を意識せず、自分の演技をしたい。シーズン開幕当初は皆様にこの作品をお届けすると話した。そう言ったからには責任がある。現地にも多くの方が来てくれている。自分の全力を尽くすのみ。(FS終了後)全力を尽くした。気持ち良く滑ることができた。ここまで来られたことは誇りに思う。多くの方々の前で第九を滑れて幸せ。悔いはない。失敗はあったが、すべては尽くした。すべてを詰め込んだ第九がベストといっても過言ではない。感謝の念を込めて滑った。すべてやり切った」

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