◇関西トーナメント大会1次Cブロック決定戦対京産大◇5月6日◇兵庫医科大学グランド◇

関 大 002 010 000 1=4
京産大 000 021 000 0=3

(関)能塚、竹内―上総
(京)西川―山浦、小谷

 前日の試合を延長戦の末、勝利で終えた関大。疲れの残る中で行われたこの試合も波乱の展開となった。

 2回まで両チーム無得点で進み、試合が動いたのは3回。2死から1番・倉井が内野安打で出塁すると、続く笹山。2球目をしっかりとセンター方向に弾き返し、1点を先制する。すると、1打席目でもヒットを放った3番・瀬川もタイムリーを決め、追加点。能塚を大きく援護する2点が入った。一方の先発・能塚は立ちあがりに成功すると、3回に得点圏にランナーを置くも後続をしっかりと打ち取りピンチを脱す。

 関大は5回にもこの日、大当たりの瀬川の外野へのタイムリーで点差を3とし、波に乗るがこの回の能塚はピリッとしない。先頭を打ち取るも、続く打者に自らのエラーで出塁を許してしまうと、焦りからかピッチャー・西川にセンターへ打球を運ばれ、続く小川へはファースト・雀部のエラーで1死一、二塁のピンチの場面を作ってしまう。嫌な流れは的中し、打順は先頭に還り1番・山谷への4球目。レフトへツーベースヒットを浴び、2人が生還。エラーから点を失うというよくない形で点差を1としてしまった。

 悪い流れを変えたい関大だが、6回に同点とされると9回にピンチが訪れる。この回、マウンドを託されたのは昨日の先発を務めた竹内。1死から四球でランナーを出すと、バントをきっちり決められ、得点圏に勝ち越しのランナーを背負ってしまう。長打1本で失点につながる場面で守備に就く野手に緊張が走る中、迎えたバッターは9番・小川。竹内が投じた2球目。小川が振りぬいた打球は空高く打ち上がり、浜風が強く鳴尾浜にフラフラと漂った。しかし、この日の風を上手く読み取ったセンター・酒井宏のグラブにしっかり収まりアウト。ヒヤヒヤの場面を切り抜けた酒井宏から安堵の表情が浮かんだ。

試合は2日連続の延長戦を迎える。10回の関大の攻撃は、1番・倉井からの好打順だ。その倉井はセンターへのヒットで出塁し、勝ち越しのランナーが出た。続く笹山は三振に倒れるも、瀬川の振り逃げの間に相手のエラーが絡み、盗塁を決めていた倉井が一気にホームに生還。4-3とし、見事勝ち越しに成功した。

 1点を守り切りたい関大は、9回から投げていた竹内が10回も登板すると、攻撃を3人できっちり封じ、白熱した延長戦を関大が辛くも制した。

 2日連続で延長戦となり、24イニングを戦い抜いた1次トーナメントは、無事通過し2次トーナメントへ駒を進めた。負ければ4回生は引退となるトーナメント戦。まだまだ引退するわけにはいかない。2年連続日本一の称号を目指し、次は関大人健と対戦する。
▼上総主将
「この前の試合は延長の試合でムードが悪かったが今日の試合は入りが良く、序盤からいくことができた。先制したが地に足がついていないように自分の中では感じた。(失点は)ファーストのエラーから止めきれなかったのが弱いところだと思う。能塚は悪くなく、リーグ通りのピッチング。でも甘い球が行ってしまうことが多く、決め球が良くなかったところが反省点。今のチームは強くないのでベンチも応援も含めて全員で意識を持って勝てた。2日間延長戦で戦って試合をモノにしてきた。誰よりも練習して向上心を持っていると強く思っているから、次の試合も絶対に勝ちたい」

▼能塚
「相手がリーグも違い、分からなかったので投げて徐々に知っていこうというピッチングを心掛けた。自分のミスから失点してしまったのがマイナス点。決め球が甘かった。5回のピンチの場面では、テンポが速くなってストライクを早めに取りにいったりと、投げ急いで単調なピッチングになってしまったところを狙われた。次の試合では0点に抑えて1点取ったら勝てるというようなゲームにしたい」

▼瀬川
「(チャンス時に2打点で)ホッとしている。昨日は打てなかったので挽回しようと思っていた。打つ気持ちしかなく、気持ちで打ったという感じ。昨日は雰囲気も悪く、今日の試合ではそれはなくそうと言っていた。今日は雰囲気が良かった。3番を打たせてもらっているのでチャンスが来たら打てるようにしっかり準備して気持ちを前面に出して頑張りたい」

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