IMG_7754.JPG

◇平成26年度関西地区大会大学2次トーナメント2回戦対大阪市大医学部◇伊丹スポーツセンター野球場◇

関 大 000 200 101=4
市大医 000 000 000=0

(関)能塚、竹内―上総
(医)河崎―佐々木

 2次トーナメント初戦の関大人健との一戦は、能塚が1安打完封で相手打線を封じ、また、打線も7得点を挙げ、コールド勝ちを収めた。勢いに乗る関大は、決勝進出をかけて大阪市大医学部と対戦した。
 1回表、関大の攻撃は三者凡退に抑えられる。そのウラ、先頭打者を出塁させてしまうも、2番打者の犠打は、能塚の好フィールディングで一塁走者の二塁進塁を阻止した。続く打者の打球は三塁手・笹山がしっかり裁き、併殺。上々の立ち上がりを見せた。
 両チームなかなか相手投手を攻略できないまま迎えた4回。3番・瀬川が安打で出塁し、深井の打順のときに、相手バッテリーのミスで瀬川は二進した。深井は左前安打で続き、チャンス拡大。無死一、三塁となり、雀部を迎える。雀部への2球目、深井が二盗に成功。無死二、三塁とし、先制のチャンスを演出する。雀部は5球目をはじき返すも、二ゴロに倒れる。しかし、この間に三塁走者の瀬川がホームに帰り、先制点を挙げた。6番・上総の2球目、相手捕手が打球を後逸し、その間に深井が2点目となるホームに生還。上総、柚木は三振に倒れてしまうも、この回2点のリードに成功した。
 5回は両チームともに3人で攻撃を終え6回。2死から4番・深井が相手の失策で出塁し、雀部も中安打で続く。上総は死球で出塁し、2死満塁のチャンスで代打・森。2ストライクと追い込まれ、次の打球を空振り、三振に終わってしまう。
 次に試合が動いたのは、7回。8番・能塚が安打で出塁するも、濱名は二ゴロとなり、併殺されてしまう。走者なしで、打順は1番に戻る。「3人で終わってしまうと、雰囲気も悪くなってしまう。何とか出たいなと思った」(倉井)。2球目を振り抜き出塁に成功。続く打者は3試合連続で適時打を放っている好調の笹山だ。相手投手はけん制を挟み、倉井の足に警戒。すると、笹山への2球目、倉井が足で仕掛ける。盗塁に成功し、一打出れば追加点のチャンスを迎えた。笹山はその期待に応え、3球目を右中間にはじき返し、倉井は3点目となるホームに帰る。
 7回ウラは、三塁手・笹山の失策で先頭打者に出塁を許し、続く打者には、打球をセンター前まで運ばれる。次の打者の打球は、笹山の元へ。笹山がきっちり捕球し三塁を踏み、一塁手・雀部へボールを送る。併殺で締め、嫌な流れを断ち切った。
 9回、8番・能塚の打順で、代打・甲斐が送られる。しかし、遊ゴロに倒れてしまう。続く濱名も抑えられ、2死となる。次の打者は倉井。「リーグ通して一番良い当たりだった」(倉井)。2球目をしっかりとらえ、右翼手の頭上を大きく越える大飛球をとばす。打球の行方とランナーコーチの手が回っているのを確認し、3塁まで走る。
IMG_8070.JPG
IMG_8274.JPG


追加点のチャンスで、7回に適時打を放った笹山は、フルカウントまで粘りる。笹山の強い当たりは、相手遊撃手の失策を誘った。倉井は生還し、一塁手が遊撃手からのボールを後逸し、笹山は二塁へ進む。さらにチャンスを作るも、後が続かなかった。
 4点の援護をもらい、最終回のマウンドは竹内があがる。先頭を見逃しの三振で切るも、続く打者は遊撃手・深井の失策も絡み、出塁を許す。次の打者のライト方向への打球に二塁手・倉井が追いつくも、落球してしまう。1死一、二塁とするも、この後は竹内がテンポ良く投げ込み、右飛、遊ゴロに仕留め、相手の攻撃を断ち切った。
 大阪市大医学部を撃破し、次はいよいよ2次トーナメント決勝を迎える。決勝に勝利すると、2年連続全日の出場権を得ることができる。対戦相手は、延長10回サヨナラ勝利を収めるなど、今勢いに乗っている関学大が相手だ。「相手打線をどう封じ込めるか」と上総主将は話す。全日出場決定まであとひとつ—―。歓喜の瞬間を迎えるため、スタンド、ベンチ一体となって全力で戦い抜く。【吉田佳奈】

▼上総主将
「今日の試合は全然だった。前の試合が関大対決で、相手がリーグ優勝しているチームに対して、いい試合ができていた。今日は気の緩みが出てしまい、試合が長くなってしまった。自分たちの野球をしようと思っていたが、相手に合わせてしまった。絶対負けられへんっていう思いがもっとあれば、もっと点数が取れていい試合ができたはず。4回の先制点をとった場面は、雀部が凡打にはなったが、確実に1点を取る攻撃ができて良い攻撃だったと思う。今日の能塚は、良いプレーがあった後に四死球があったりと流れが作りにくい場面もあった。しかし、積極的に走ったり、笹山の4試合連続となるタイムリーは良かった。相手のエラーにつけ入ることができて点をとることができた。流れをもってくることができた。しかし、打線に関しては、もっと打てないといけない。1本打てて満足していてはいけない。ノーアウト1塁からのバッティングも課題。守備のエラーが多かった。内野の守備、外野との声かけ等しっかりしていきたい。(決勝は)関学大が相手。勢いに乗っているチーム。相手打線をどう封じ込めるか、リーグと同じようにしていてはだめ。絶対勝ちたい」

▼能塚
「始めは調子悪くなかったのに、自分から苦しくしてしまった。先頭打者を出さないこと、四球を出さないことを意識していた。(4回で味方が先制したが)テンポ良く投げようと思った。特に何も変えてはいない。(7回の伝令では)終盤、今回の試合は大事なので、守備で盛り立てようと話していた。終盤疲れが出てしまい、ボールがぬけてしまった。(次戦にむけて)春リーグで戦っている相手。どんな打者かもわかっている。リーグ戦通りに投げる。次で絶対全日出場を決める」

▼倉井
「全日に向けて負けられない試合。優勝するためには絶対落とせない。相手ピッチャーは今まで見たことないようなピッチャー。バッターの印象は振れているバッターが多かったなとこの前見たときに感じていたので、楽な試合にはならないなと思っていた。1番を打たしてもらっていて、自分の後には走れる選手がそろっている。自分が出て走って、いいリズムを作れたらなと思っていた。どんな形でも出塁したい。出塁率にはこだわっている。最初はヒットにはならなかったが、振れていない感じでもなかった。追い込まれてもしっかりボールを見て、呼び込んで逆らわずに。(7回2死の場面は)簡単に終わると雰囲気も良くないので、何とか出たいなと思った。2塁の場面を作ったら帰ってこれると思っていた。インコースのツーシームを打った。当たりは悪くなかった。いいところにとんでいってくれた。(9回は)残っているチームは負けると終わり。どのチームも意地を見せてくるので、1点も与えることはできない。その中で相手を完封し、またさらに1点とれたことは大きい。次の対戦相手となる関学大にも簡単に点とれないなっていうプレッシャーを与えられたと思う。インコースの球を逆に打てるような打ち方を練習してきた。(三塁打は)リーグ通して一番いい当たりだった。ランナーコーチもまわしていたので、打球の感じからしても行けるなと思った。(次戦は)相手が今のっているので、厳しい試合になると思う。能塚が無失点でしのいで、打線はワンチャンスを確実にとる集中力が必要。2年連続全日いくためにも、自分たちの野球をする」

このページの先頭へ