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◇関西六大学春季リーグ第2節対神大1回戦◇3月25日◇わかさスタジアム京都◇

神 大 000 000 000=0
関 大 000 010 000=1

(神)守田、衛藤―福井
(関)福島―瀧上

 3連覇中の立命大を相手に連勝を飾り、最高のスタートを切った関大準硬ナイン。今日の相手は連敗中の神大だ。しかし、今日は3月下旬にも関わらず、時折突風が吹き荒れる天候となった。寒空の下、開幕3連勝を懸けた試合が始まる。

 関大のマウンドに上がるのは、本日が初先発となる右腕・福島。「最初は緊張してストライクが入らなかった」と振り返ったように序盤は制球に苦しむ。審判の厳しい判定も重なり、なかなかリズムを作ることができない。一方、福島を援護したい打撃陣だが、神大先発の守田の前に淡白な攻撃が続く。いつ相手に得点を許してもおかしくない展開のまま試合は進む。

 迎えた5回。先頭の主将・深井が一二塁間を抜ける安打で出塁に成功。なんとしてでも先制点が欲しい関大はエンドランを仕掛けるなど相手を揺さぶるが、簡単に2死まで追い込まれる。しかし、ここから上位打線が粘りを見せる。1番・倉井がしっかりとボールを見極め出塁。続く2番・楠は俊足を生かして内野安打をもぎ取り、2死満塁の好機を演出する。今日一番のビッグチャンスにベンチ・スタンドは大歓声に包まれる。迎えるは3番、途中出場の濱名。相手投手・守田が投じた初球は濱名の背中を直撃した。その瞬間、押し出し死球というラッキーな形で関大に先制点が舞い込んだ。

 先制点を口火とし、流れを手繰り寄せたい関大だったが、それ以降もなかなかリズムを作れない。しかし、初先発・福島を1年生捕手・瀧上が引っ張る。「強気に投げさせるように意識させた」(瀧上)。その気持ちに応えるように福島も奮起し、得点を与えない。7回から突如、雨が降り出すアクシデントにも耐え、見事に9回を投げ抜いた。前節の小川の好投に続き、初先発初完封を成し遂げるピッチング。主将・深井も要所で堅実なプレーを見せ、攻守に渡る活躍が光った。
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△攻守にわたり、チームをけん引した主将・深井

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△投球について話し合う捕手・瀧上と投手・福島

 3連勝のうち、2勝が初先発の両投手がもたらすなど、まさに全員野球が垣間見える準硬式野球部。しかし、今日の試合は神大の拙攻に救われた試合だった。深井主将も「今日のような投手をどのように対応していくか」と打撃面での課題を挙げた。接戦をものにするチーム力は間違いない。しかし、優勝に向けて打撃陣の奮起は必要不可欠だ。新たな壁を打ち破り、優勝への道を切り開く。【高橋良輔】
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△応援歌で関大の勝利を祝うスタンド

▼深井主将
「今日の相手投手は秋に抑え込まれた投手。試合前にみんなでビデオを見て対策したが、今日は狙い球を絞りきれていなかった。甘く入ったストレートと変化球を意識するように徹底していたが、結果として表れなかった。今日の先発は初登板の福島だったので、4点以上を取ることを目標としていたが、逆に福島に助けられた。非常にいいピッチングだったと思う。(ご自身の活躍を振り返って)いつも通りの気持ちでできたことが良い結果につながった。今季は接戦をものにできている。立命大にも連勝できたし、今日も悪いなりに逃げ切れた。みんなでひとつとなって戦えている。でも、今日は点が取れなかった。今日みたいな球種が多い投手相手にどれだけ対応できるかが今後の課題。次も接戦になると思う。1日空くのでしっかりと準備して試合に挑みたい」

▼福島
「今まで苦労してきたし、ベンチに入ったのも今日で2回目。こういう日(初先発)のために練習してきたと思って試合に臨んだ。最初は緊張してストライクが入らなくて苦労したけど、思い切っていい球を投げることだけを考えた。一つ一つ思い切って腕を振れたと思う。審判の判定も厳しかったし、ツーシームがストライクになっていなかったので、組み立ての部分で瀧上といろいろ話した。(完封について)本当にうれしい。投手陣も調子のいい人ばかりではないので、なんとか自分がカバーして力になれればと思う。今日の結果からしっかりと切り替えて、また次の試合から頑張っていきたい」

▼瀧上
「立命大に勝てたことで自信がついたし、緊張しなくなった。今日の先発は初先発の福島さんだったので、緊張をほぐすように意識した。とにかく声を出して引っ張ることだけを考えた。ジャッジが厳しかったので、気にしないように盛り上げられたと思う。強気にいくことをとにかく意識させた。僕はまだ1年生でフレッシュな存在。元気にやってチームに貢献することが鍵だと思う。元気を出して引っ張っていきたい。3連勝したが、気を緩めてはいけない。とにかく一戦必勝で頑張っていく」

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