◇第51回全日本学生選手権大会◇7月1日◇日本武道館◇ 

 女子個人組手の部で西村が健闘した。初戦の接戦を制し、2回戦は不戦勝。強豪・国士舘大生が相手だっただけに、この勝利は大きかった。次戦の相手は、近大・神野。今大会前の練習試合で破れたことが、頭をよぎる。「考えていたら動けない」。勝つためには余計な事は考えていられなかった。不安を振り払い、勝負に挑んだ。
  体の大きな相手にひるまず、攻めの姿勢を崩さない。さらに調子はいつにもなくあがっていた。上段けりをかわし、中段突きで反撃。試合終了間際まで攻防は続いた。電光掲示板には4-3。審判の手は西村の頭上に高々とあげられていた。

 また、男子組手では高田、吉田が出場。高田は初戦敗退、吉田は3回戦で敗れてしまい、成績を残すことはできなかった。男子形では、岸本、木元が上位を狙い、試合に挑んだ。両者予選ブロックを2位で通過し、迎えた決勝トーナメント。優勝を狙う木元は、準々決勝で得意な技を披露しようと、温存した。しかし、それが裏目に出る。天理大・玉城に対し、演じたのはチャタンヤラクーサンクー。出だしから崩れてしまう。修正しようとしても、打つ手は無かった。普段の力が出せないまま終了し、敗退。一方、岸本はスーパーリンペイで帝京大・高橋に挑んだ。木元と同じく、次に自信ある技を持っていくつもりだった。だが気持ちが入りすぎ、リズムを崩してしまう。納得いく形ができず、敗れてしまった。試合後、二人は落胆の色を浮かべ、共にコートを去った。「負けたな……」去り際、岸本は木元にそう語りかけた。

▼西村「気持ちの面で、最後まで攻めきれなかった。準々決勝の佐藤さんとの試合は、最後の詰めが良かった。でも、攻めがまだ足りなかった。もっと競り合えるようにしたい。次の全関西は、優勝を狙います。」

▼岸本「悔しい。自分に負けた。優勝を意識しすぎた。次の全関西に向けて、仲良く、楽しく、でも厳しく練習していきたい」

▼木元「昨年の暮れから、半年間この大会のために練習をつんできた。優勝を狙っていたのに。最初から流れを悪くしてしまった。次の全関西では優勝して、かっこいいところを見せます」

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