全日制覇を果たした梶川

◇全日本学生個人選手権大会・天理大第1体育館◇

 主審の合図で、一斉に判定が下された。挙がった赤旗は3本。その瞬間、関大の応援席から歓声がわき起こった。初出場にして初優勝を果たした梶川。「予想していなかった。うれしい」

 予選はバッサイダイで難なく通過し、迎えた決勝トーナメント。準々決勝はトマリバッサイで挑み、5─0と圧勝する。
 
 続く準決勝は明大・松谷との対戦。昨年の同大会でも準決勝まで勝ち進んだ実力者だ。選んだ形はスーパーリンペイ。普段の練習では得意のチャタンヤラクーサンクーと同等のレベルに達していた。「自信があった」

 しかし練習通りにいかず、ミスしてしまう場面も。「負けたかな」と思った梶川だったが、3─2で接戦を制した。

 決勝の相手は山梨学院大・矢野。選んだのはチャタンヤラクーサンクー。高校から得意とし、西日本でも要所でうった形だ。普段よりもスピード、キレなど、技の精度が落ちてしまうも、力強い形を打ち切る。3−2で見事頂点に輝いた。

 自身が満足する形がうてなかった今大会。「次はもっと力が発揮できるように」と優勝に満足することはない。そしてこの勝利で世界空手への出場権を手にした梶川。さらなる大舞台への挑戦が始まった。

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