◇第55回全日本学生選手権大会◇7月3日◇日本武道館◇

 全国の舞台へと挑んだ空手道部。4連覇がかかった梶川は圧巻の形を披露し、見事偉業を成し遂げた。男子組手に出場した小出もベスト8と大健闘をみせた。
 学生最後の大会に挑んだ梶川は、予選を難無く通過。準決勝では、同じナショナルチームに所属する強豪・大野(同大)を見事5―0で破った。「一番のヤマ場だったから、勝てて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべる。順調に勝ち上がり、決勝戦へと駒を進めた。相手は京産大の鶴山だ。梶川は得意とするチャタンヤラクーサンクーで華麗に舞う。対する鶴山も同じ形で勝負に挑んできた。両者が演武を終え、静かに判定のときを待つ。主審の合図で揚がったのは、梶川の勝利を示す赤い旗が5本。4連覇の偉業を成し遂げた瞬間だった。「どの形も納得のいくもの」と女王からは笑みがこぼれた。卒業後も競技を続ける意向を示している梶川。「実業団に入って、年上の選手にも勝てるようになりたい」と、向上心はまだまだ尽きることはない。新たな挑戦に向かって走り続ける彼女にこれからも大きな期待が懸かる。
 男子組手の小出は、勢い溢れるプレーを武器に、相手を圧倒していく。初戦を6―0で制すと、全国の強敵たちを次々に破った。順調に駒を進め、4回戦へと挑む。対戦するのは、高校の後輩でもある、近大・大西だ。1ポイントを先制され、「負けるわけにはいかない」と自身を奮い立たせた。相手の隙を見計り、連続してポイントを重ねていく。試合終了時間を54秒も残し、6点先取で勝利をもぎ取った。続く準々決勝。この一戦を勝ち抜けば、入賞も目の前。気合いを入れ直し、果敢に攻め込んでいく。だが、わずか開始6秒で相手の鋭い突きが右目に入り、負傷してしまう。一時試合は中断。痛みをこらえながら、最後まで諦めず戦い抜いたが、結果は3―5悔しくも敗退となった。今大会の優秀選手にも選出された小出。好成績を収め続けるも、「まだまだ練習不足。来年こそ納得のいく結果を出したい」と前を見据える。秋には団体戦も控え、「関大のプライドを持ってチームに貢献したい」。気迫ある小出の突きが関大勝利の鍵となる。
 

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