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◇第57回全日本学生選手権大会並びに東西対抗戦大会◇6月30日◇日本武道館◇

 全国の猛者が集まる全日本選手権。関大からは組み手・形合わせて5人が出場した。

 組み手では男子は主将・田中が、女子は藤田が出場。まず藤田は一進一退の攻防戦を繰り広げるものの、最後は反則で相手に1ポイント与えてしまい、敗退する。田中は開始4秒で上段突きを決められると、その後も次々とポイントを奪われ、ストレートで敗北した。

 女子形では関西選手権で優勝した清水が出場する。4月に行われた関西選手権では優勝を勝ち取るも、悔しさの残る内容だった清水。連覇のかかる全日への出場権を得て、「(連覇に対する)プレッシャーもあった。けど、1つ1つの動きを丁寧にすることを大切にしていきたい」と気持ちを新たに全日へと練習を積んだ。
 予選は二―パイポを披露。ゆっくりとした動きから上半身を中心とした切れのある動きを見せる。審判員全員から高得点を得て、1位通過。「点数も高かったし、良い形が打てた」と納得の出来に自信を持って決勝トーナメントへと向かった。
 決勝トーナメント初戦はトマリバッサイを選択する。圧巻の演武で完勝を果たすと、続く準決勝では同大・柏岡と対峙(たいじ)する。関西選手権の決勝でも対戦した実力者だ。清水は得意のチャタンヤラクーサンクーを披露し、誰よりも大きな声で覇気を見せつけた。相手の試技中も真剣な眼差しで見つめる清水。結果は4―1で大差をつけ、見事決勝への切符を手にした。
 ついに迎えた決勝。ファイナリストが入場すると、会場からは連覇への期待が一斉に注がれた。清水は深く頭を下げ、試合に入る。選択したのはスーパーリンペイだ。上半身の激しい動き、鋭い目つきで気持ちの入った演舞を先に見せつける。相手は手の内を知っている同大・大野。くしくも大野も同じくスーパーリンペイを選択。会場の視線が2人に集中する。審判員からは清水の優勝を表す5本の旗が挙げられ、連覇を決めた。アナウンスで優勝と告げられると、大きくうなずき、勝利したことを再認識した。深々と礼をし、周りの人々への感謝の気持ちを表した。

 男子形の部では、堀庭と星川が出場。堀庭はクルルンファ、星川はニーパイポーで難なく予選を突破し、決勝トーナメントへ駒を進めた。
 「星川と決勝で対戦してみたい」(堀庭)。以前彼が話したこの言葉が、決勝ではないが実現。トーナメント初戦で堀庭と星川が準決勝進出を懸けて戦うこととなった。最初にコートに立ったのは星川だ。“お前が借りを返してくれ”先輩の言葉がこの1年、彼の原動力となった。選んだのは、チャタンヤラクーサンクーだ。「自信があった」とキレのある形を見せる。とび上がってからの決め技もきれいに決まり、気迫のこもった演舞を見せた。続く堀庭は、サンセールを披露。キレのある動きの中にゆったりとした所作で強弱を上手くつけ、演じ切る。勝敗の行方が5人の審判に委ねられる。3―2の僅差で星川の勝利となった。「1番のライバルと戦えてうれしかった。形の選択に迷い気持ちの面で負けてしまった」(堀庭)。「戦うからには勝たないと。(堀庭の形は)やっぱり上手いなと思った」(星川)。試合後、互いの健闘を称え合った。
 準決勝の相手は、ナショナルチームに選出されている在本(帝京大)だ。「胸を借りるつもりでやりたい」とヘイクーを選択。不安を抱えてはいたが、堂々とした形を見せる。しかし、5―0で完敗してしまう。大敗したものの星川は「力の差を感じたが、差を埋めて、次は勝ちたい」と前を向いた。


▼清水「意識しすぎてかたくなってしまっていた動きを直している途中だが、今日は自分らしい形ができた。点数も良かったし、みんなからのプレッシャーもあったが、それに耐えることもできた。課題もたくさん見つかったし、向き合ってもっと自分らしい形を追求したい」
▼堀庭
「関西が終わってから、特に変わったことはせず、気を引き締めて、いつも通り練習していた。1番のライバルと戦えてうれしかった。いい勉強になった。勝って決勝にいきたかったが、気持ちの面で負けてしまった。(星川は)同期であり、自分も頑張らないとと励みになる存在。今回は負けてしまったが、次は絶対勝つ!」
▼星川
「予選は高得点が出て思っていたより良かった。持っている力はすべて発揮することができたと思う。どちらかが必ず、悔しい思いをしなくてはならない。目指していた人でもあったので、やるからには勝たないとと思っていた。準決勝では、負けてしまって悔しかったし、(堀庭に)申し訳なかった」

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