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◇第58回全日本大学選手権大会◇11月16日◇日本武道館◇

全関西の結果から男女団体形・組手ともに全日本への出場を決めた空手道部。「日本武道の聖地」である日本武道館で日本一を目指し、大会に挑んだ。

まず初めに団体形の部の予選が行われた。予選では1大学ごとに演武を行い、採点方式を取る。5人の審判のうちの最高得点と最低得点を除く3人の合計点が得点となり、上位4チームが決勝に進むことができる。

女子団体形には中本、高月、早川の3人が登場。ゆったりとした動作から前後に、そして斜め方向に手を入れ替えながら進み、緩急のあるニーパイポーを見せる。息の合った演武を披露するも、決勝進出には後一歩及ばず予選敗退となった。

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男子団体形に出場した堀庭、栗本、田端。予選通過するのは上位4校だけという厳しい戦いだ。選んだのはニーパイポー。ゆったりとした動きから、早い動きを見せる。一つ一つの動きを丁寧にこなし、声を張り上げた。終始迫力のある動きを見せた関大だったが、得点は21.8点。予選通過には0.1点足りなかった。惜しくも5位という結果に終わってしまう。

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女子団体組手の初戦は信州大。先鋒(せんぽう)の濱田葉は序盤から積極的な攻撃を見せる。開始すぐに上段突きを決めると、相手の隙を打ち抜き、4-0で勝利した。中堅・石黒も突きや蹴りで仕掛ける。一瞬の隙を狙い上段を打ち切り1ポイントを挙げると、残り1分のところで上段突きに成功。試合を優位に進めた石黒は、残り40秒で相手のあいた腹部に蹴りを入れる。見事中段蹴りが決まり、4-0で大将につなげた。大将の長谷川愛は、突きを繰り出し、相手の様子を伺う。お互いに技が決まらないまま、時間は経過。残り40秒となり、長谷川はここから次々と技を決めていく。上段突きで均衡を破ると、立て続けに上段へ突いた。さらに、完全にあいていた相手の腹部に蹴りを決め、4-0。3人全員が相手に1ポイントも奪われないまま快勝し、2回戦へと駒を進めた。

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2回戦の相手は明海大。関大はメンバーを少し変えて挑んだ。先鋒で出場した1年生の片岡は、相手と間合いをしっかり取り、自身のペースで攻めていく。しかし、ポイントは決まらず、また、相手も決められずに、0-0で終盤を迎えた。残り45秒で相手に上段突きを決められると、ここから攻撃を畳み掛けられる。反撃したい片岡であったが1-5で敗戦。中堅・石黒は蹴りなどで果敢に攻める。相手の反則で1ポイントを先取すると、このままお互いに拮抗(きっこう)した時間が続く。相手の反則で得た1ポイントが決勝点となり石黒は勝利。1勝1敗で大将に全てを託した。大将・濱田葉は、0-0の展開が続く。残り1分に相手に上段突きを決められリードされる。何とか追いつきたい濱田葉であったが、なかなか技が決まらない。しかし、相手の反則で1ポイントを獲得し、残り30秒で同点に。ここからは両者互いに攻めるも、得点は動かず試合終了。勝利の行方は審判の旗判定となった。笛の合図で揚げられたのは赤旗。惜しくも勝利とはならず、2回戦敗退となった。

 男子団体組手、1回戦の相手は長崎国際大。先鋒で出場した長谷川は序盤から攻め続け、残り30秒を残し勝利する。チームにとって幸先の良いスタートを切った。次に出場した郡市、山本も圧倒的な強さを見せ勝利する。大将で出場したのは楠。攻めるがゆえに、警告や注意をうけ、相手にポイントを与えてしまう。ラスト0秒で上段突きを決め、何とか同点に持ち込んだ。旗判定で楠が勝利し、5-0の圧勝で2回戦に進む。

 2回戦の相手である早大に高橋、長谷川は難なく白星を挙げた。中堅で出場した郡市は試合開始直後、相手に中段蹴りで得点されてしまう。その後も相手ペースで試合は続いた。結局、最後まで相手の攻めを崩すことは出来ず敗戦。大将で出場したのは松本。中段突きや上段突きを次々に決める。圧倒的な強さを見せ、5-0で勝利。3回戦へと駒を進めた。

 3回戦の相手は東海大。先鋒・高橋は開始直後、相手に連続で上段突きを決められてしまう。しかし、焦ることなく次々に技を決め、6-2で勝利。次の長谷川につなげる。長谷川は上段蹴り、中段蹴り、上段突きを決め、試合開始わずか30秒で白星を挙げた。中堅の郡市も難なく勝利を収め、最低目標と言っていたベスト8入りを果たした。しかし、彼らの目標はベスト4に入ること。4回戦の相手は全関西でも戦った強豪・京産大だ。何としても勝ち星を挙げたいところだ。

 先鋒で出場したのは高橋。序盤から攻め、何度も技を決めようとするが、なかなか決めることが出来ない。相手に中段突きを連続で決められてしまい、そのまま試合は終了。次に出場した松本は、開始1分に上段突きを決める。その後は相手の反撃を交わし続け、時間切れまで持ち込み勝利。貴重な白星を挙げる。中堅・長谷川は開始10秒で相手に1本を決められてしまう。逆転を狙い、攻める長谷川だったが、試合は終始相手ペースで進んだ。その後も技を次々に決められてしまい、勝利することは出来なかった。関大は1-3で京産大に敗れ、目標のベスト4にはあと一歩届かなかった。

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団体形は男女ともに予選敗退という悔しい結果に終わった。団体組手は男子がベスト8入りするなど健闘したが目標のベスト4には届かなかった。この大会を最後に4年生は引退となる。しかし、試合経験のある下級生が多く残るため、来季にも期待が高まる。先輩の思いを引き継ぎ、来年に向けて鍛錬を積み重ねる。【吉田佳奈、乾夏実】

▼長谷川主将
「自分たちの代になってからずっと全日でベスト8に入ることを目標にしていたので良かった。全関西と比べるとチームの調子は良くなかった。全日はやはり大きな大会なので、試合前などは緊張しているメンバーもいた。しかし、試合に入るといつも通りに動けていたと思う。今年1年間は結果も内容も満足いくものとなった。後輩たちには、自分たちの代の成績を超えられるように頑張ってほしい」

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