◇第55回関西学生選手権大会・第37回関西女子学生選手権大会◇於:舞洲アリーナ◇

 関西一を決める戦いでもあり、全日への出場権がかかる大事な一戦。その舞台で関大勢が健闘を見せた。男女でそれぞれ3位に入った渡辺育、大塚を始め、関大史上最多となる6人が全日出場を決めた。

 男子は、渡辺育の活躍が光った。「調子は良かった。今までで一番手ごたえがあった」。初戦から順調に勝ち進んでいく。常に先手を奪う積極的な攻めで、全日出場の条件となるベスト32入りを難なく決めた。準決勝の相手は、今大会の王者となった大体大・柴田。序盤からこう着し、互いに攻め切れないまま試合は延長戦へ。渡辺育は果敢に一本を狙うも、一瞬のすきをつかれメンを奪われてしまう。惜しい敗戦となったが、見事3位に輝いた。

 宮崎、磯口、後藤も全日への出場権を得た。宮崎はベスト8進出をかけた大体大・高橋との一戦を、気迫で勝ち取った。攻め込むも技が決まらず、残り時間もわずか。そんな中で「決めるならここしかない」と、上段からメンを打ち込み一本を奪う。反撃を許す間もなく、すぐに試合終了。「時間もなかったので強引にやったけど、取れてよかった」と勝利を喜んだ。続く準々決勝では延長戦の末敗れるが、8強入りに胸を張った。ルーキー磯口も大学デビュー戦ながら着実に勝ち上がり、見事ベスト8進出。後藤も「不調だったけど、気持ちだけで戦った」と精神面の強さを発揮し、ベスト32入りを果たした。


 一方の女子も、主将・山田と、期待の有望新人・大塚が大活躍を見せた。

 山田は、初戦から積極的に攻撃をしかけて、順当に勝ち進む。ベスト16決定戦でも、立て続けにメンを奪って快勝。8強入りを懸けた試合では、開始早々にメンを奪うも、相手にコテを取られ試合を振り出しに戻される。だが、再びメンを奪い、見事ベスト8入りを決めて、全日への切符を手に入れる。しかし、4強入りを目指して挑んだ戦いでは、「気持ちが弱かった」と自身が語るように、延長戦をものにすることはできなかった。

 一方の大塚も、新人離れした活躍ぶりで快進撃を続け、勝ち上がっていく。ベスト4決定戦では、序盤に厳しい攻撃を受けるも、相手に一本を許さない。その後は互いに譲らず延長にもつれ込んだが、最後は大塚のメンで勝負を決めた。準決勝では、こう着状態が続く中で両者とも決め手を欠き、延長戦に突入する。「集中力が切れてしまった」という大塚は、長い戦いの末、相手にメンを奪われ敗北。それでも、4強入りを果たしたことで、山田に続き全日出場権を獲得した。


▼渡辺育「今日は体が良く動いて調子が良かった。3位は不満足。全日では一つ一つ思い切って戦って勝ちたい」
▼宮崎「全日出場(ベスト32)までは負けんとこうと思った。そこからは一戦一戦、精一杯戦った。(準々決勝で惜敗)先に一本取ったことで、気持ちが守りに入ってしまった。全日ではもちろん上を目指すが、上ばかり見ずに目の前の相手を倒す、という感じで一つ一つ大事に戦いたい。(4年生で)最後の全日なので思い切りやりたい」
▼磯口「(大学デビュー戦)緊張した。全日は、1年生なので思い切りぶつかっていく。頑張ります」
▼後藤「ここのところ不調で、今日も気持ちだけで勝ったという感じ。(ベスト32は)不本意な結果。調整が上手くいかず、ピークに持っていけなかった。(全日に向けて)今日は後半ばててしまったので、試合でばてないように、体づくりをしていきたい」

▼山田女子主将「優勝を目指していたので悔しい。自分のペースで試合ができなかった。全日では絶対勝ちたいから、それに向けて練習していきたい」
▼大塚「(ベスト4について)自分1人の勝ちじゃなくて、支えてくれた人へのプレゼント。でも、満足はしていない。上の大会(全日)でも勝ちたい」

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