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◇第36回総合関関戦◇6月15日◇関西学院大学総合体育館◇

 昨年の関関戦では8勝9敗3分とあと一歩勝利に届かなかった剣道部。実力では優劣の無い両校。中間主将は「無駄な1本を取られ、冷静ではなかった」と昨年を振り返った。練習量を増やし、体力と精神力を成長させた一年間。〝勝てる集団〟へと生まれ変わった彼らが、5年ぶりに栄冠を勝ち取った。

 「簡単に負けるような選手は関大にはいない」と自信を持って挑んだ決戦。まず、女子5本から始まる。掛け声とともに一気に攻め込むが、雰囲気にのまれてしまう。1本を奪えず、0勝2敗3分けで男子に勝敗の行方を託した。

 男子の先鋒(せんぽう)川岸(社2)が一気に流れを変える。始めの合図と同時に速攻で攻め込み1本先行。直後、強烈なツキを受け引き分けるも、攻めの姿勢で残る選手の闘志を駆り立てた。

 続く田辺、中井も引き分け。しかし、9人目、松本がメンで1本勝ちを収める。これを皮切りに、山本、大宮司も続けて1本勝ちし、形勢逆転。強敵が名を連ねる後半に望みをつなげる。先日の大会で関西3位に輝き、全日に出場を決めている山田が登場。勢いよく横から切り込み、ドウを狙うも決めきれず、相手は上から果敢にメンを狙う。互いに激しい打ち合いが続くも、引き分ける。15人目、同じく全日出場が決まっている草下が優勢に試合を進めるも、有効とみなされず、引き分けた。

 16人が終了した時点で、5勝3敗8分。次の宮路が勝てば、負けはなくなる。猛烈な打ち合いからコテを奪い、優勢のまま1本勝ちを収めた。千田が敗北し、残るは阪本(政策4)と中間の2人。次が引き分け以上なら関大の勝利が決まる。

 両校ともに今日一番の盛り上がりを見せる。阪本は大きく息を吐き、決戦に挑んだ。高ぶる感情と比例し、より大胆な攻撃を見せる。そして、試合終了を告げる旗が挙がり、引き分けで関大の勝利を確定させた。

 喜びから切り替え、大将戦に向かった中間。高校時代からのライバルとの一戦だ。パワーで押す相手をスピードでさばき、メンで1本先行。すぐさまドウで返され引き分けてしまうも、戦いを終えた剣士たちの表情は5年ぶりの勝利に笑みをこぼした。
 
 「うれしい。理想の展開だった」(中間)。長年欲していた称号を手にした関大。伝統の一戦を最高のフィナーレで終演させた。

▼中間主将
「女子が(相手とうまく)かみ合わず、負けてしまってから、ずるずる悪い流れだった。でも、川岸が流れを変えてくれて、勝利につながった。練習すれば結果につながることがわかり、自信になった。でも、打たれていたこともあるので、まだまだ成長できる。やっと勝てた」

▼井出
「良くなかった。周りの子達がサポートしてくれてうれしかった。勝って男子に回したかったが悔しい。負けたあと取り返せなかった。(これからの目標について)関西で勝って全日に行きたい。全員でまとまって、達成できるように頑張りたい」

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