関西学生剣道優勝大会 準優勝

◇第61回関西学生優勝大会及び第37回関西女子学生優勝大会◇9月22日◇大阪市中央体育館◇

 昨年は男子が3位、女子は2回戦敗退という結果で終えた関西学生優勝大会。全日出場、そして関西優勝を目指して、今試合に臨んだ。

 まずは女子。初戦の相手・大府大に、4人が2本勝ちを収める活躍を見せ、5勝0敗で圧勝する。続く相手は京府大だ。先鋒(せんぽう)の井上が1本勝ちを決め、次鋒(じほう)の山田は不戦勝となる。中堅の大畠は2本のメンを決め勝利。副将・高野は無段の相手に対し、開始直後に1本を奪うと、その後すぐさまメンを決め白星を上げる。大将で出場した井出女子主将はコテを決めた直後にメンを奪って勝利し、全勝で京府大を下した。

 3回戦の相手は龍大だ。先鋒の井上がツキを決められ、敗北してしまう。白星を取り返したい関大は、次鋒で山田が出場。しかしここは引き分けに終わり、中堅の大畠、副将の高野も引き分け、大将戦を迎えた。1本勝ちの場合は代表者戦へ、2本勝ちの場合は取得本数で勝利となる。だが、大将・井出は引き分けで、無念の3回戦敗退に終わった。続いて行われた敗者復活戦。勝てば全日に出場することができる。しかし、関福大に1勝も挙げることができずに敗北。「もう一歩が足りなかった」(井出)。0勝3敗2分けで悔しくも全日出場権を逃し、選手たちは会場をあとにした。

 一方、昨年の同大会を3位で終えた男子は、シード校のため2回戦から出場。花園大に3勝1敗3分けで勝利し、3回戦へ進んだ。相手は京産大。先鋒の川岸が敗北を喫したが、次鋒の北が開始早々にメンを決めると、さらにツキで2本勝ちを収めた。五将の大宮司が引き分けるも、中堅・山田の1本勝ちで貴重な白星を獲得。だが、三将の松本が敗北し、副将の宮路が引き分け、勝敗の行方は主将・中間の登場する大将戦に委ねられた。しかし、互いに1本を決めることがないまま5分が経過し、試合終了。この結果、取得本数が同数のため、試合は代表者戦に持ち込まれた。この1本勝負にも中間が挑む。試合が動いたのは開始4分のことだった。中間が一瞬の隙を突いてメンを決め勝利。見事な1本で準々決勝へ進んだ。

 続く相手は大教大だ。先鋒・松本、次鋒・北が1本勝ちを収める。五将の大宮司が敗北するも、中堅の山田がツキを奪った後にコテを決め勝利するなどし、順調に白星を重ねていく。最後は大将の中間が開始2分にメンを決めると、一時中断したところから再開した直後にもメンを決め2本勝ち。4勝1敗2分けで大教大を制した。

 準決勝の相手は同大。松本が引き分けると、北が1本負けを喫する。さらに大宮司が引き分け、関大は白星をつかめない。だが、ここで中堅の山田がコテを奪い、1本勝ち。さらに三将の山本が開始1分にメンを決め、二つ目の白星を挙げた。「繋げる試合ができていた」(中間)。この2本が勝利の決め手となり、同大を下した関大。ついに、決勝の舞台へ足を踏み入れる。

 「去年を超えるだけでなく、優勝を目標にしていた」(中間)。対する相手は、奇しくも関学大だ。決勝が関関戦となるのは47年ぶり。負けられない戦いに、まずは松本が挑む。激しく打ち合うも、1本を決めることができない。そのまま引き分けに終わると、続く北、大宮司も引き分ける。するとここで、中堅の山田が開始1分にメンを打たれてしまう。終盤にツキを狙うも決まらず、終了の合図がかかり、黒星を喫した。1勝を取り返したい関大だが、続く山本が引き分ける。そして迎えた副将戦に、宮路が登場した。この戦いに負ければあとがない。しかし開始1分、ドウで1本を奪われた宮路。1本を狙い果敢に攻めるが、後半に差し掛かったところでメンを決められてしまう。この瞬間、関大の敗北が決定した。だが、試合はまだ続く。今大会最後の試合となる大将戦に、中間が挑んだ。激しい攻防が続いたが、開始1分にコテを決める。さらに試合中盤、鋭くメンを打って2本勝ち。見事な1勝で、主将の意地を見せつけた。


決勝戦 中間主将


 41年ぶりに決勝へ進出し、準優勝に輝いた関大。しかし、彼らに喜びの表情はなかった。関学大に1勝2敗4分けで敗北。優勝を目の前で逃し、選手たちは悔しさをにじませた。次に控えるのは全日だ。「4年間のラスト、悔いのないように」と意気込んだ中間。この悔しさをばねに、全国でさらなる飛躍を誓う。

▼中間主将
「悔しい。去年を超えるだけでなく、優勝を目標にしていた。負けたのは仕方ない。全日で勝てるようにしたい。夏合宿からシビアにやってきた。夏合宿は特に去年以上にしんどいことをやろうとしてやった。調整としては間違っていないが、結果に出なかったのが残念。4年の阪本や石上など主力選手がいない中だったので、実力はついてきている。(関学大に)4回生、3回生が負けことはしょうがない。同大戦までいい流れでこられた。繋げる試合ができていた。(関学大戦前には)自分が言うまでもなくみんな盛り上がっていたので、絶対勝とうということだけ話した。(全日へ向けて)一から作り直して、4年間のラスト、悔いのないように、一試合でも長く勝って優勝したい」

▼宮路
「自分はチームのために何もできなかった。全日があるのでここで落ち込むのではなく、反省点を次に繋げられるようにしたい。(課題は)1本欲しいところでやられてしまったところ。ポイント力を上げていきたい。全日は絶対優勝。チームのために剣道をしたい」

▼北
「悔しい。決勝までいったので、優勝したかった。後ろに繋げようという気持ちで戦った。勝負のところで出しきれなかった。(全日へ向けて)あと1カ月。最後なので、いい思い出にしたい。ベストなコンディションで臨む」

▼山田
「初戦から気を抜けず、集中して臨んだ。チームで繋げることができた。決勝で勝負弱さが出てしまった。決勝で負けると意味がないので、次は勝ってチームに貢献したい。また一から悔しさをばねに全日に向けてやっていく。チームワークが関大の魅力だと思うので、稽古でもチームワークを意識して一つになって向かっていきたい」

▼井出女子主将
「勝って全日に行きたかった。あともう一歩が足りなかった。後輩が負けてしまったのを私たちが取り返せなかったのが反省。自分はもう試合に出ることはないけど、後輩には悔しい思いをして欲しくないので頑張ってほしい」

このページの先頭へ