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◇第62回関西学生優勝大会及び第38回関西女子学生優勝大会◇9月28日◇大阪市中央体育館◇

 昨年男子が準優勝、女子がベスト16という成績で悔しい思いをした関西学生優勝大会。その雪辱を果たすべく今大会に臨んだ。

 まずは女子。初戦は畷短大に1勝0敗4分、2回戦は京女大に2勝1敗3分で、3回戦へ進む。
3回戦の相手は花園大。3回戦を突破すれば昨年の結果を超え、自動的に全日出場となるため、何としても勝利を収めたい。しかし、苦しい展開となり、十分に攻めきれない。1勝2敗2分で敗退してしまった。
続いて、全日出場を懸けて敗者復活戦に挑む。相手は、昨年の敗者復活戦で敗れた関福大だ。代表戦まで持ち込むも、1本負けを喫し全日出場権を逃した。

 一方、昨年はライバル関学大との決勝戦で敗れ準優勝に終わった男子。関大は、シード校のため2回戦から登場した。
 2回戦は奈良学園大に3勝1敗3分、3回戦は大経大に3勝1敗3分で勝ち上がる。準々決勝の相手は花園大。次鋒・田辺が開始直後にメンを決め、1本勝ちを収める。中堅・草下は相手の反則直後にメンを決め、大将・山田は、コテを決めて1本を取り、3勝0敗4分で準決勝へ進む。準決勝の相手は近大。昨年はベスト4の成績を残した強敵だ。ほぼ互角の争いを展開したが、終始素早い攻めを見せた次鋒・田辺がコテを決め1本勝ち。1勝0敗6分で決勝へと勝ち上がった。

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 迎えた決勝戦の相手は大体大。先鋒・大野は攻め続けるも押し返され、引き分ける。次鋒・田辺はここまで全て1本勝ち。チームを勢いづけてきた彼に期待がかかる。開始直後からドウを狙うなど素早い攻撃を仕掛けるが、コテを決められ1本負け。続く五将・草下もメンを決められ敗北と厳しい戦いとなる。
 ここで、中堅・中井が登場。中井の相手は、奇しくも同じ高校の後輩・藤木だった。先輩として負けられない。前半は互角の戦いを繰り広げるが、見事コテを決めて1本勝ちを収めた。続く三将・川岸は、やめの合図で一旦試合が止まり、試合が再開された直後にメンを決め1本勝ち。これで2勝2敗1分、五分となった。
 次の副将戦で勝てば、大いに有利となる。しかし、副将・石上がメンとコテを決められ、まさかの2本負けを喫す。
 後がなくなった関大。優勝するには、大将戦で2本勝ちをして代表者戦に持ち込むしかない。
 大将は主将の山田だ。「自分がやってやる」。強い気持ちで大将戦に臨む。後がないため、積極的な攻めを見せ、コテを決める。その後も攻めの姿勢を崩さない山田。しかし、相手に押し出される形で場外反則を1回取られてしまう。それでも山田は動じることなくコテを決め2本勝ち。勝負は代表者戦へと持ち込まれた。

 代表者戦は時間無制限の1本勝負だ。代表者戦に登場したのは、大将戦に引き続き主将の山田。「自分に優勝が懸かっていると思うと光栄だった」。相手は、準決勝まで全勝中であった田辺を破った今村だ。会場内に緊張感が漂い、観客全員が息を飲んで試合を見守る。
 今村は、前半何度もツキで攻めてくる。そして、今村が山田にコテを入れた瞬間、今村側の旗が1本のみ上がった。関大を応援している観客から、安堵の声が漏れる。山田は怖気づくことなく、攻めていく。そして、会場内が静まった中、コテありの声。コテで1本勝ち。見事優勝を決めた。

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45年ぶりに関西学生を制した関大。彼らの表情は笑顔に満ち溢れ、輝いていた。次なる舞台は全日。「関西1位として恥ずかしくないように日本一を目指す」(山田)。全国の舞台で、さらなる活躍を見せてくれるに違いない。【新潟瑞葵】

▼山田主将
「関西個人では一人も(全日に)出られなかったから、団体では絶対優勝してやるという気持ちだった。キャプテンとしての責任はすごく感じていた。悪かった点は(答えるのが)難しい。良かった点は勝負強く、粘り強くできたこと。(決勝では)自分がやってやるという気持ちで臨んだ。アドレナリン出ていました(笑)。(代表戦では)プレッシャーはあったが、自分に優勝が懸かっていると思うとある意味光栄だった。自分を奮い立たせる気持ちで挑んだ。(今後は)関西1位として全日に出場するので、恥ずかしくないように日本一を目指して頑張ります」

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