◇第11回西日本学生選手権大会・第2回西日本大学女子リーグ/大阪府立体育館◇


 大会決勝、対龍大戦。関大は、2年連続決勝戦で龍大に敗れている。「今年こそは倒したい」と、強く意気込み挑んだ一戦。両校互角に勝ち抜き戦を戦い、ついに大将戦にもつれ込んだ。龍大大将・柳本が先に一本を奪うも、関大大将・辻本もすかさず面蹴りを決め、1―1の同点。次の一本を決めた者が勝者となる。辻本は面蹴りを放ち、柳本は防御を試みる。一本入ったのか、否か。周囲は勝敗を判断しきれず、審判の判定を待った――。

 今大会は一回戦から3年生の鳥居、新人の友中らが活躍し、順調に勝ち進んできた。しかし、それが辻本にとって、かえってプレッシャーになっていた。
 初めて出番が回って来たのは、準決勝・大商大戦。緊張で体が動かない。序盤には早速面蹴りを決められてしまうが、その後は面突きで一本取るなどして勝利を収める。それと同時に辻本の緊張はほぐれた。

 ――審判の挙げた旗は、白。それは辻本の一本が決まったこと、そして関大の優勝を意味していた。勝利の瞬間、部員たちは一斉に飛び上がり、喜びに湧いた。

 4年越しの夢をようやくつかみとった関大拳士たち。決勝で熱戦を演じた辻本が、最優秀選手に選ばれた。しかし栄誉を手にしてもまだ、部員たちは先の大会を見据え、更なる躍進を目指している。次の目標は全日本、その頂点だ。

 一方、女子はリーグ戦で快勝した。昨年度の全日女王・中川、そして尾崎は全戦全勝という成績を残して他を圧倒し、4戦全勝で見事優勝。連覇を果たした。


▼辻本主将「今年こそは、龍大を倒したかった。(最優秀選手賞獲得について)部員がつなげてくれた結果なので、みんなで取った、おまけみたいなもの。女子とアベック優勝できたのがうれしい」
▼鳥居「うれしいけど、目標は全日優勝。今日は自分たちのやれることをやった。上回生になったので、自分が士気を上げないと、と思った」
▼友中「最高です。練習はきついので、ついていくのが精一杯だった」

▼中川「自分も頑張ったけど、下の子が頑張ったので。練習通りできたし、圧勝できてうれしい。(6月に行われる)西日本の個人では、今度こそ優勝したい」

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