◇第10回西日本学生個人選手権大会◇6月14日◇洗心館◇

【女子】準優勝 平知美
    ベスト4 浦口佳奈

 今季は西日本団体・全日選抜ともに優勝し、部全体としても勢いに乗る関大拳士たち。さらなる栄光を重ねようと臨んだ今大会、女子の部において平が準優勝、浦口はベスト4という結果を残した。

 群雄割拠の西日本大会で、関大の女子拳士は苦戦を強いられる。女子主将としてチームをまとめてきた尾崎は3回戦、金沢(同大)から開始17秒に押さえ込み面突きで一本を奪うも、その後、連続で面突きを決められ敗退してしまう。温川などの有力選手も倒れていくなかで、次世代の関大を担う3回生の二人が奮闘を見せた。
 順調に勝ち進んだ二人は、準決勝で同門対決をすることになる。先に仕掛けたのは平。開始10秒、面突きで先制するも、両者ともに決め手を欠き試合は長引いた。会場では試合を終えた仲間たちが「関大ファイト!」と声援を送る。相手の手の内を知った者同士の対決は時間切れで平の勝ちとなり、平は決勝へ、浦口は3位決定戦へとそれぞれ駒を進めることとなった。
 「3位をとりにいく」と強い気持ちで3位決定戦に臨んだ浦口。果敢に攻めるも審判の旗は揚がらず、試合は無制限一本勝負の延長戦にもつれ込んだ。積極的に攻めた浦口だったが相手の面突きが決まり、惜しくも入賞とはならなかった。試合後に「緊張すると間合いが近くなってしまったり、突きが大振りになってしまう」(浦口)と今大会で得た課題を話し、次戦での活躍を誓った。
 決勝で平に対するは、同大会の昨年度覇者、赤井だ。5月に行われた西日本団体の優勝決定戦と同じ組み合わせとなった。群を抜く実力をもつ両者の対決に、会場の熱い視線が注がれる。
 開始31秒、赤井の面突きが決まる。平は自分のペースに持ち込めないまま抑え込み面膝蹴りを開始52秒に決められ、西日本女王の称号を逃した。
 「前回の試合では勝っていたのだが。相手の気迫におされた」と平は試合を振り返る。次戦までの課題として「胴突きと蹴り技を増やし、多彩な攻撃をする」ことを挙げ、さらなる進化を期待させた。

 一方、男子はエース・友中をはじめ全国制覇を成し遂げた面々をそろえた。今大会では個人での西日本王座を目指す。しかし結果は総崩れ、準決勝進出さえ達成できず、惜敗の連続となった。
 優勝を期待された友中は4回戦、関学大の平野と対決。いつもの鋭さやキレを欠いた友中は相手を攻略できず、逆に残り43秒、胴突きを決められた。その後、時間終了まで相手から一本も奪うことなく敗れた。主将の西浦はアップ不足を敗退の理由に挙げ、「次は頑張ります」と早くも次の大会に向け気持ちを切り替えていた。


 全日覇者の立場で臨んだ今大会だったが、男子は無残な結果に終わってしまった。しかし、女子の健闘が落ちたかに見えたチームの士気を押し上げる。それぞれが新たな課題を見つけられたことで、関大拳法部はさらなる高みを目指していけるはずだ。個々の実力を向上させ、総合選手権大会では再び王座を狙う。

▼平「個人戦では成績を残せていなかったので、一戦一戦(勝ち進む)という気持ちで臨んだ。組み技の強い相手に得意の立ち技で勝てたことは収穫だった。今後も自分の(立ち技の)スタイルに磨きをかけていきたい」

▼浦口「今まではとりあえず1回戦を勝ちたいという低い目標だったが、今回はいい結果を残せたし、(次戦では)決勝戦まで勝ち残るつもりでいきます」

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