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◇第59回全日本学生選手権大会◇11月23日◇ボディーメーカーコロシアム◇

 今年も数々の大会で結果を残している拳法部。女子は4連覇が懸かり、気合十分だ。

 女子はシードで2回戦から登場。神戸大戦を難なく勝利し、意識していた同大との対戦を迎える。関大の先鋒(せんぽう)は髙丸。全日個人と同じく、松岡が相手だ。序盤から積極的に組みにかかり、相手を倒そうとする。しかし、松岡もパンチで応戦し、両者1本に結びつかない。お互いに決め手を欠き、時間切れで引き分けとなった。続いて登場したのは渡邉。得意の立ち技で勝負を決めようとするが、相手もパンチを数多く放ち、引き分け。勝負は大将戦に持ち込まれた。

 大将戦で出場したのは三木。序盤から組み技で相手を圧倒する。押さえ込んで2本先取し、1分足らずで決勝進出を果たした。

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 決勝は3人が圧倒的な強さを見せ、全員が2本勝ち。初の全日4連覇を果たす。加えて、大将として関大を引っ張った三木が最優秀選手賞を獲得した。

 男子は2回戦を6-0(1分け)、3回戦を7-0と圧倒的な強さを見せ、次々と白星を挙げていく。

 4回戦の相手は早稲田大。土肥、久保田は面突きや股蹴りを繰り出し、2-0と難なく勝利を収めた。次に出場した川端、稲村は、どちらも相手に序盤から攻められ、なかなか自分のペースで試合を運ぶことが出来ず、苦戦する。結局、相手の攻めを攻略することは出来ず敗北。2-2で迎えたこの場面、出場したのは植田だ。植田は面蹴りなどを決め、勝利する。しかし、次の高村が惜しくも負けてしまう。勝敗は大将戦へともつれ込んだ。大将で出場したのは水瀬。試合の序盤で面突きを決めるが、次の技がなかなか決まらない。時間が過ぎるも、相手の突き蹴りをつかんで股蹴りが決まり、準決勝進出を決めた。

 準決勝の相手は昨年敗れている明治大。先鋒で出場した山口は抑え込み胴突き、股蹴りを決め2-0で勝利。しかし、次に出場した土肥、植田は相手に次々と技を決められ敗北。高村、久保田が何とかして勝ち星を挙げたが、上原が負けたことにより、勝敗はまたしても大将戦に。大将は、今日何度もチームを救ってきた水瀬。技を決めようと序盤から攻めるが、なかなか一本に結びつかない。そんな中、相手に蹴り技を決められてしまう。水瀬も何とかして胴蹴りを決めるが、勝利とはならなかった。「何としても勝ちたかった」と水瀬は悔しさをあらわにした。関大は3位決定戦に挑むことになる。

 3位決定戦の相手は立命大。3-3で迎え、勝敗は大将戦に。ここでも水瀬は躍動するが、白星を挙げることは出来なかった。結果、男子は4位とあと一歩のところで入賞には届かなかった。

 女子は4連覇で引退試合に花を添えた。男子は惜しくも入賞はならなかったものの、後輩たちの活躍に望みを託した。来年は男女優勝で新たな歴史を刻む。【笠井奈緒】【乾 夏実】

▼水瀬主将
「今年の全日本では、去年以上の成績・優勝を目標にしていたので、決して良い成績ではない。4回生はこの大会で引退なので、来年に期待したいと思う。今年一年は、けがをしていたこともあり、なかなかチームに貢献することが出来なかった。しかし、最後にやり切れたと思うので良かった。今大会でそれぞれに課題が見つかったと思うので、後輩たちには克服できるように練習を重ねていってほしい。チームとしてはみんなで協力し、いい雰囲気でこれていた。しかし、ここ一本という場面で弱いことが分かったので、克服していかなければならない。次の大会は、西日本。新チームになって初の大会となるのでとても楽しみだ」

▼三木副将
「(個人戦から)決め技の一本を磨いてきた。スピード勝負で、自分の拳法を前面に出してやろうと思っていた。個人戦ではできなかったが、今日はできたのでよかった。(意識していたのは)同大戦。前の二人が引き分けて、自分が負けたら終わりと思って、絶対勝つという気持ちだった。今日は3試合しかなかったので、どれも調整がきかなかった。どれも落とせないので、全力でやった。同大戦は3人ともやったことのある相手との対戦だったので、1人ずつ潰していこうといっていた。初の4連覇ということが一番うれしい。面突きや胴突きを組み際で決められないようにと思っていた。今日は取られずにいけたのでよかった。(今年1年は)本当に苦しかった。最高学年というプレッシャーもあった。しかし、一回り成長できたと思う。関大は選手層が厚いので、その中で切磋琢磨していってほしい」

▼渡邉
「個人戦ではステップが遅かったので今回はステップを早くしようと思っていた。パンチの自信はなかったが、一本とれたのでよかった。準決勝で引き分けて、打ちまくったらいけるんじゃないかといわれて、決勝では思い切りいけた。準決勝では迷いがあった。決勝では迷わずにいけた。(4連覇は)実感はない。優勝したのは実感がわくけど、4連覇はまだ実感がわかない。しかし、初めて優勝した時のことを思い出して懐かしくなった。(後輩には)4連覇したから5連覇するではなく、自分たちの形を見つけてほしい。プレッシャーを感じずに頑張ってほしい」

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