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◇第37回総合関関戦前哨戦◇6月7・8日◇関西大学弓道場◇

【新人の部】
関大53-52関学大
【女子団体】
関大60-52関学大
【男子団体】
関大123-122関学大
【総合成績】
関大3-0関学大

 総合関関戦では、近年関学大に敗戦が続いている弓道部。最後の前哨戦競技であり、現在の成績は4勝7敗と本戦を前に負け越している関大。1勝をあげて、関大の総合優勝に近づけたいところだ。部員たちは、今年のスローガンである「結心」のTシャツを道着の下に着用し、一丸となって戦った。弓道の関関戦は、新人の部、女子団体、男子団体の3種目で勝敗を競い、2日間に渡って実施される。
 まず最初に行われたのは、新人の部。1立6人で1人4射を射っていき、これを3回続け、的中数の多い大学を勝ちとする。先攻は関学大、20中のスコアで1立目を終える。関大の1立目は、大前・寺地から4人連続で外れが続くも、4的・野口が的中させると、良い流れで2立以降は6人中5人が的中させた。落ち・牧が4射4中(皆中)するも、最初のミスが響き、17中と関学大に遅れをとってしまう。
 2立目の関学大は16中、何とか挽回したい関大。大前・寺地が的中させるも、2的・甲斐の射は惜しくも左下にそれてしまう。しかし、3的・山中、4的・岡本、落ち前・野口、落ち・牧が安定したプレーで的中させると、2射目は全員が的中。会場のボルテージも高まる。3、4射目も高い的中率を見せた関大。寺地、山中、岡本、牧の4人が皆中の活躍で21中の好スコアをたたきだし、38-36で逆転に成功した。
 勝負が決まる3立目、関学大が16中で終え、関大勝利には15中以上が必須となる。しかし、この立はミスが目立ってしまう。「緊張して力が入ってしまった」と2立ともに皆中していた牧がわずか1中に終わる。しかし、3的・山中の皆中もあり、着々と的中数をのばしていく。15中で関学大を1射上回り、勝利した。
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 関関戦まず1勝を収め、良いバトンを受けた女子団体。「いつも通り」を心がけ、試合に臨んだ。先攻は関大。1立4人で1人4射を5回行う。前2人が期待の1回生・寺地、近藤、後ろ2人に経験豊富な4回生・吉川、吉田で挑んだ。関大の1立目は、2的・近藤が2中に終わるも、大前・寺地が皆中し、落ち前・吉川、落ち・吉田も3中し、12中で終える。対する関学大は10中。2射リードで1立目を終える。2立目は、2中の近藤が立て直し、皆中する。安定したプレーで12中。関学大は2的が全て外し、8中に終わり、さらに差を広げていく。3立目は関大、関学大ともに12中。36-30で4立目を迎える。4立目は、大前・寺地、2的・近藤が3中し、落ち・吉田がテンポ良く射抜き、皆中の12中を出す。4立終えて、48-43。「かつてないほどの安定感」(吉田女子主将)。確かな手応えとともに、5立目へ突入する。1、2射目を全員があて、流れ良く3射目を迎えるも、3人が連続で惜しくも外してしまう。落ち・吉田が右上にあて、流れを取り戻す。4射目は、3人があて12中。60中で全ての射を終える。対する関学大は5立目を前に43中。全員が皆中しても、16中であるため、この時点で関学大の勝利が確定した。関学大の5立目は、9中に終わり、60-52で勝利。新人の部、女子団体で勝利した関大は、翌日行われる男子団体の試合を前にして、関関戦勝利を収めた。完全勝利を目指し、翌日の男子団体に挑む。
 1立8人で1人4射を5回繰り返す。しかし、この8人は前立4人、後立4人に分けられる。「関学大は頭一つ分くらい抜けている相手。食らいついて1本でも多く勝ちたい」と牧。昨年は大敗した相手に対し、いかに的中数をまとめられるかが鍵となる。関大先攻で試合は始まる。関大の1立目の前立。大前・高木が1中となるも、落ち前・松村が的の上方にまとめ皆中。しかし、的中数は伸びず11中に終わってしまう。続く関学大も12中となり、1射リードで後立へ。関大の1立目後立は、テンポ良く次々と決め、確実な射を見せた。3射目を全員が全て決め、パーフェクトで迎えた4射目。大前・甲斐が皆中するも、2的・野口はわずか左上にそれてしまい、皆中とはならなかった。しかし、落ち前・今井、落ち・木戸内は皆中し、15中の好スコアをたたき出し、関学大を離しにかかる。関学大の1立目後立は10中と26-22のリードを得る。
 2立目は、両大学ともに11中、13中で終えた。3立目前立は、2的・山中、落ち前・松村が皆中し、13中で終え、後立は11中。関学大は25中で差を詰められる。4立目は28-26で再び差をあけ、5立目前立。落ち・牧が皆中するも、まさかの8中に終わる。対する関学大の前立が13中をたたき出し、ここまでリードを保っていた関大がここで同スコアとされ、並ばれてしまう。

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関大の完全優勝は、両大学の後立にかかっていた。1、2射目でミスが3本出るも、3、4射目は全員があて、13中の合計123で終える。関学大の後立は、1射目全員があて切り、安定した的中で関大を追い上げるも、3射目2人が連続で失敗に終わる。ここまで12射9中で、最後の4射目を迎える。相手が3人連続で決め、関大とはわずかに1射差。落ちが最後の1射を右に外し、合計122。わずかに1射差で関学大を上回り、勝利した。「自分たちの力を出せたから勝てた」と木戸内。喜びの表情であふれた。
 6年ぶりの関関戦勝利、また、新人の部、女子団体、男子団体の3種目で勝利し、悲願の完全優勝を達成した。「つらい練習をしてきたその成果が出てきたかな」と牧。確かな手応えを胸にこれからも戦い続ける。【吉田佳奈】

▼牧
「選手権のときに関学大に17-16で負けていて悔しい思いをしていたので、絶対勝とうと思っていた。1立目は焦ったというのもあり、2/6になってしまった。練習では24/24が出ていたので、みんなでいつも通りのことをして、関学大に追いつこうと話した。2立目で勝ってやるという気持ちだった。3立目は関学大が崩れたので、そこにつけこんで勝とうと話していた。3立目は変に緊張してしまい、力が入ってしまった。自分は落ちで一番奥にいるので、応援してくれている人たちの顔がよく見える。自分が的中すると顔を真っ赤にしながらも大声で叫んでいる仲間の姿は本当に力になる。勝ってうれしい。(男子団体にも出場)向こうもすごく力がある。頭一つ分くらい抜けている相手。食らいついて1本でも多く勝ちたい。(迎えた男子団体)今までずっと男子では歯が立たなかった相手。関学大は昨日から見ていると調子が良くなさそうな印象だった。昨日終わった時点で、みんなで勝ちにいこうと話していたので、チームの雰囲気はすごく良かった。勝ちにいくため、コーチからは崩れないようにと言われていた。1立目の前立が11中だったのに対して、後立が15中を出してくれたのが良かった。今年は全員で2部から1部に上がろうと話していて、しんどい練習をたくさんしてきた。やっと頑張ってきた成果が出てきたのかなと思う」

▼吉田女子主将
「いつも通りとチームには話した。練習している通り、練習通りやればいいと伝えた。メンバーは1回生2人に、4回生が2人出ていて、4回生がフォローするという形だが、1回生2人は、スポーツ推薦で入った子たちなので、お互いにフォローするというようなチームだった。最初は緊張していたのかなという印象だった。(全て12中に関して)今まででかつてないほどの安定感だった。関学大はいつもより調子悪いなと思っていた。各立の前には、毎回いつも通りと言っていた。逆にそれが良かったのかも知れない。(自身18中)試合前に個人調整をしていたのだが、調子がすごく悪かった。18が出るとは思っていなかった。調子悪いときにこうしようと思って修正していたのを、ここでもすることができた。しかし、外した2本は、つめないといけないと思った。やはり皆中が良い。誰でもミスはあるから、開き直って、割り切れたことが逆に良かった。続けて外れを出さないのが良かったかなと思う。4年目にして総合優勝初めてだった。勝敗表の弓道のところに丸がつくのはすごくうれしい。ここで油断せずに、もっと練習しないといけないなと思った」

▼木戸内
「コンスタントに11、12、13ととっていけた。コーチには自分の力を出せと言われていて、自分たちの力が出せたので勝てたかなという感じ。(今日良かったところ)2回生の野口と甲斐がよく頑張ってくれたのが一番良かった。総合優勝は本当にうれしい。来年できるかはわからないけど、6年ぶりの勝ちは本当に自信になる」

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