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◇関西学生リーグ(女子)第5節対神大◇10月12日◇和歌山大学弓道場◇

【試合結果・戦績】
関大 57-55 神大

 現在、弓道部女子は2部Bリーグで第4節まで全勝をしている。このまま、この試合でも勝利を果たすと全勝優勝で1部との入替戦へと駒を進めることができる。この重要な一戦を戦ったのは、寺地・小野・吉川・高濱の4人だ。

 1立目、先攻の神大は16中のうち11中という結果に終わる。しかし、2人が皆中を出し、静かなプレッシャーを関大に与えてくる。そのプレッシャーのためか、初めは寺地・吉川が半矢、小野・高濱が3中と合計10中で1中少ない結果となってしまう。
 続く、2立目は神大が若干崩れて10中になり、ここで関大としては差をつけたいところだ。寺地・小野は皆中するも11中となり、完全に同点となった。
 3立目では、小野が皆中し、合計12中となり、神大から1中離すことができた。
 ここから、引き離していきたい4立目は、寺地が3中、高濱が半矢、吉川が皆中となった。小野の4射目は、わずかに的から外れたかのように見えたが、数秒後に、看的者からの「当たり」の声に関大の応援は歓声に沸いた。小野はこの当たりで2連続の皆中となった。しかし、神大が14中と猛追してきたため、再び同点となってしまう。
 完全に互角のまま、最後まで結果のわからない5立目では神大が崩れて、9中で終わる。その中、関大は1射目、2射目ではそれぞれ2中、3射目では3中し、残る4射目では3中しなければならなくなる。選手、応援ともに張りつめた空気が弓道場には広がる。大前・寺地が的を射て、拍手が広がる。皆中で終えた寺地は「背中がしびれていた」という。我も忘れるほどの大きな緊張の中で、再び静寂が広がる。その中で、二的・小野も的中させ拍手が鳴り響く。落前・吉川か、落・高濱が当てれば、全勝優勝だ。この計り知れない緊張感の中、神大の5立目を見ずに臨んだ吉川が挑んだ。本人には、まだここで優勝が決まるとは思っていなかっただろう。放った矢はしっかりと的に刺さり的中。優勝を決定づけた。直後に最終節でメンバーに選ばれた高濱も矢を放ち的中させる。4射目は全員的中。有終の美を飾り、全勝優勝、1部への入替戦への道を開いた。

 次回は、2部Aの優勝校と1部の下位2校との入替戦だ。狙うべき1部昇格という的へ向かって、矢のようにまっすぐに突き進みたい。【水野 真】

▼吉田主将
「2年生の秋に2部に落ちてしまった。メンバーのモチベーションは高かったが、周りがまだ足りていなかった。そういった子も含めてどうやって試合に臨めるかというところを詰めた。そのためには的中を試合で出して的中で示すしかなかった。自分自身としては試合に臨む姿勢で表した。メンバーにもそういう姿勢をとってもらった。今回全勝優勝できたのはチームが1つになれた部分が大きい。昨年は先輩が引っ張ってくれたが、私が今その存在にならなければならない。弓道は1本多ければ勝ち。その1本にいかに食らいつけるか。弓道はメンタル面が大きい。心が結果に出る。試合中にメンバーに声をかける役を昨年からしている。今日の出場はなかったが、選手としてもがんばりたい」
▼寺地
「1年生なので足を引っ張らないようにと思っていた。昨日から調子が良くなかった。当日になっても矢が当たらずどうなることかと思った。本番でも波があったので入替戦ではもっと的中率を上げたい。1、3立目は2中しかできなかった。最後は緊張した。引き終わって皆中が決まった瞬間背中がしびれていた。気持ちが良かった。入替戦も勝つ」
▼小野
「昨年はまだ1年生だった。2部でメンバーの悔しいところを見ていたので自分が力になれるようにと思っていた。昨晩は寝れなかった。今日の試合前に矢が外れてしまったが、やるしかないと迷いなく引くことを心がけた。最後の3中は皆中にできた。1立目は緊張した。最後は気が緩んだ訳ではないが、ミスをしてしまった。入替戦までは気を緩ますことなく、しっかり自分のペースでやりたい」
▼吉川
「前回の第4節では、落ちを引いていた。その時の射込み(試合前に行う練習)は当たっていたが、試合になると全然当たらなくて、落ちであるのに不甲斐ない結果になってしまった。だから、今節では気合を入れて頑張ろうと考えていた。1立目では半矢だったが、2本目までを外し、残り2本はいい形で当たったので変に焦らずに済んだ。しっかりと、次の立に切り替えていこうと思えた。2立目、3立目ではともに3中という結果で踏ん張ることができた。4立目では3本目まですべて当てることができたので、あとはしっかりと落ち着いて皆中を狙うことだけを考えた。5立目は先行の神大の的中(9中)を見ずに入ったので、周りの応援の声の力強さで(外してしまっても)まだ大丈夫だという手ごたえを感じていた。最後まであきらめずに最後まで戦うことができた。初めの出だしは悪かったが、徐々に状況も改善されていき、応援の力もあって粘り勝ちできたと思う。抜いてしまった1立目と5立目では2本連続で抜いてしまった。次回の試合に向けてこれからこういうミスをしていかないように調整していきたい」
▼高濱
「選手として弓を引いていたが、調子が上がらずメンバーから外れていた。この3か月は苦しみながら戦い踏ん張り続けた。そして、ようやく第5節でメンバーに選出された。しかも、先発で落ちというポジションを任せられたことはとても嬉しかった。1立目は試合に向けての練習にこの1週間入らないまま来ていたので不安は大きかった。いつも通りのことができたので3中の結果は良かったと思う。2立目は残念になってしまったが、心が少し弱くなってしまい、アップアップになってしまったのが原因だと感じている。しかし、この結果にもだとリリーフが出ることが多いがそれにも関わらず、そのまま3立目に監督、幹部の信頼を受けて出させていただいているということなのでできることをしました。4立目について神大が14中を出したので、チームとして話すことはなかったが、1本も抜けないなという気持ちで入った。5立目は半矢だった。正直、1立目の時と比べて、自分の矢が崩れてきているように思っていた。あとは、気持ちで押し込むしかないと思いをぶつけた。全体を通して、自分は波が出やすいが、いつもより耐えることができてよかったと思う。次回の試合については、今回の試合を通じて、自分の射の不安定さなど改善点が見つかったので重点的に詰めて直していき、先発されるように頑張っていきたい」

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