naginata11.17.jpg チームをまとめた主将・石原

◇第38回西日本学生選手権大会◇11月17日◇ひまわりドーム◇

8月中旬に行われた全日本では見事優勝を果たし、波に乗っている彼女たち。「今回も優勝を目指していた」(石原主将)。王者としての真価を試される時がやって来た。
 
 まずは団体戦。1回戦は先鋒・林田が打ち合いのなかでスネを決めて一本勝ちを収める。このまま順調に勝利を重ねるかと思われたが、副将の秋山が引き分け。さらに大将の石原が負けを喫してしまい、勝負は代表者戦へもつれ込む。ここで登場したのは林田。果敢にスネを狙い、旗が1本上がるも不十分の判定となる。そのまま両者決まり手がないまま時間切れ。判定の結果、関大の勝利を示す赤旗が2本上がり、見事勝ち星を上げる。そのまま続く試合を積極的な攻めと集中力で勝利し、決勝の舞台へ足を踏み入れる。相手は強豪校の大体大だ。
 先鋒・林田は相手の素早い攻撃をうまくかわし、スネを一突き。1本勝ちを収め、先勝する。続く副将・秋山は相手のなぎなたを折る程の力強い技を見せるも、メンを決められ1本負けを喫してしまう。また最終戦で石原もスネを重点に狙いにかかるものの、引き分け。1回戦と同じく勝負は代表者・林田に託される。しかし、果敢な攻めを見せるも終了直前にメンを決められ、敗北。準優勝に終わり、石原主将は「勝ち続ける難しさを知った」と悔しさを見せた。

 続く個人戦では主将・石原が2回戦で無念の敗北、また他選手も次々と敗退してしまう。最後に残ったのはやはりエース・林田だった。シードのため2回戦から出場した林田は勝ち星を重ね、準決勝に勝ち進む。相手は意識していた鹿屋体育大の春山。試合開始から激しい打ち合いが繰り広げられる。林田は冷静にメン、スネなど数々の攻撃を仕掛けるも不十分と判断され、なかなか一本が決まらない。延長戦でも互角の戦いが繰り広げられ、勝負の行方は判定へ持ち込まれた。挙がった旗は僅差で林田が勝利したことを示し、準決勝に弾みをつけた。次戦も勝利を収めるとついに決勝の舞台へ。相手は団体で敗北した大体大。そして小さいころから練習を共に積み重ねてきた姉との対戦となった。試合が終わった選手たちもコートの横に集結し、一丸となって応援してくれた。林田もその声援に応え、積極的な攻めを見せた。しかし、力は拮抗(きっこう)し、今大会自身2度目の延長戦にもつれ込んだ。相手の攻めをうまく防ぐもメンを決められ、惜しくも敗北、準優勝を勝ち取った。

 団体、個人で準優勝と輝かしい結果を残した彼女たち。しかし「気持ちが出ていない。つなぐ気持ちが薄かった」(石原主将)。優勝が目標であったため、悔しさは隠せない。「次は絶対勝つ」(石原主将)。その強い決意を胸に、進化を続ける。

▼石原主将
「全国優勝からの今回も優勝を目指していた。自分は緊張していたが1年生のほうがリラックスしていた。はつらつとしていて和んだ。ある程度までは行けるがそこからの価値をとる信念が弱かった。気持ちが出ていない。つなぐ気持ちが薄かった。負けた経験で勝ち続ける難しさを知った。次は絶対勝つ。千里山と堺で練習時間に差があるので全員で練習できる時間を確保したい。絆とつながりを意識してやっていきたい」

▼林田
「順位は気にせず自分の勝負に集中していた。(意識していたのは)鹿屋体育大学の春山さん。展開が速い選手だったので乗せられないようにした。(決勝は)ずっと一緒に練習してきた相手なのでなんとなくわかる。相手の有効打を出さないようにして一本取れればいいと思っていた・抜ける部分が多いので詰める。一本を確実に決める。応援は自分が抜けてしまったときに声をかけてくれるのですごく助かる。これからは基本打ちの中でも試合,実戦につながる練習をしていきたい」

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