完投勝利を果たした伊勢

<第31回総合関関戦 於:関西大学北グラウンド>

関学大 000 001 000 =1
関  大 000 120 000 =3

 リーグ戦では関学大にまさかの2連敗を喫した野球部。リベンジを果たすためにも、絶対に負けられない戦いが始まった。

 関大の先発は伊勢。立ち上がりは球が浮いてしまい連続安打を許すが、要所を抑えるピッチングで得点を許さない。4回には相手4番・5番打者から連続で見逃し三振を奪うなど、調子の良さをうかがわせた。

 その裏、この回先頭の4番・山地が右越え二塁打で出塁。続く田辺主将は犠打でチャンスを広げる。2死から、7番・平井が右前適時打を放ち、先制に成功。好投の伊勢を援護する貴重な1点を挙げた。また、5回には四球で出塁した蛯子を二塁に置き、この日打撃好調の山地が打席を迎える。「なんとか1本打とうと思っていた」と振り返る山地は、バットを思い切り振りぬくと、打球は左翼方向へ勢い良く飛んでいく。打った瞬間に分かる本塁打で2点を追加した。

 大きな援護をもらった伊勢は、6回に2本の二塁打を浴び1点を献上するも、その後は三塁すら踏ませない。終わって見れば、打者35人に9安打3三振で完投勝利。「完投は久しぶりなんで」と笑顔を浮かべた。

 伝統の一戦でリーグの雪辱を果たした関大。秋リーグでもこの力を発揮し、頂点を目指す。

▼土佐監督「ピッチャーがよく投げた。周りのエラーもなかったので良かった。春あれだけ悔しい思いをしたから、秋はやらないと。テスト期間の自主トレにかかっている。平井はチャンスで打っていた。秋に向けて投手の整備をする。ピッチャーが良ければいい」

▼田辺主将「勝てて良かったです。伊勢は真っすぐは浮いていたけど、その分スライダーを丁寧に投げていたから投げぬけた。変化球を意識して投げている。最後も球威は落ちていなかった。(自身のバッティングは)全くです。その分開き直って守備はしっかりやろうと。完投ができるピッチャーがいると違う。何が何でも1点を取りにいく野球をできれば勝てる。自主練期間に個人がどうできるか。8回チャンスがあってまだ行けてないんで、次こそ(神宮に行く)」

▼山地「リーグ戦2連敗。負けることすら予想してなかったんで。関関戦で勝ちたいってプライドを持って。秋のために、自分たちのプライドのために勝ちたかった。ほっとした。(本塁打の場面)何とか1本うとうと思っていた。スライダー来るかなと思っていたんで、思いっきり振ることだけを考えていた。他の球場だったら入ってないと思うけど、グラウンドが分かってるんで、打った瞬間に行ったとは思った。(春リーグから三塁手から右翼手へコンバートしたことについて)まだまだチームに迷惑をかけている部分もあるんで。自分が肩が持ち味。自分から(コンバートを)言ったので、その分言い訳もできないんで」

▼平井「(先制適時打の場面)後ろにつなぐ気持ちだけだった。楽な気持ちで打席に入れた。リーグ戦では打撃面で反省があったんで、それを修正していこうとしている。(打撃は)試合になったら調子とか関係なく、集中力だと思っている。守備も打撃ももう一回り成長しないと、自信を持っていけないんで。(捕手から一塁手へコンバート)ファーストはまだ慣れない。秋までに慣れるように」

▼伊勢「勝てて良かった。自分自身もリーグ戦の関関戦ではいい結果を出せてなかったんで、いい結果を出せて良かった。行けるところまで行こうと思っていた。(先発)聞いたのは今日。立ち上がりは気をつけていたけど、あまり良くなかった。でも、変化球がある程度良かった。コントロールが良くなかったんで、変化球でだいぶかわせていたかな。完投は久しぶり。リーグ戦でもあんまりしてなかったんで、うれしい。今、結構調子いいんで、このまま継続していって、リーグ戦でも完投できるようにしっかり体力をつけたい」

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