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◇関西学生秋季リーグ第7節2回戦対近大◇10月12日◇皇子山球場◇

近大 001 000 000 2=3
関大 000 000 001 0=1 (延長10回)

(近)畠、池田、宝利、松田、太田―山野、谷村
(関)石田、畑瀬、水師―久米

 リーグ優勝に向けて同じく優勝争いをする近大から初戦を取った関大。今日勝てば勝ち点を「4」とし、まだ試合を残す立命大の結果次第となるが、優勝へ大きく前進する。その大事な一戦の先発マウンドにエース・石田を送り出した。

 その石田は1、2回ともに得点圏に走者を進められるものの、得点は与えない。しかし、3回に2アウトから連打で一、三塁とピンチを招くと、続く打者に適時打を許し先制点を奪われてしまう。

 追いつきたい打線は直後の攻撃で2死一、二塁のチャンスを作り、打席には2番・江原。初球をセンターへ弾き返す。2塁走者は三塁を回りホームを狙ったが、本塁でタッチアウトとなり得点とはならない。

 前半を1点ビハインドで折り返し、迎えた6回。四球や安打で1死満塁とし、打者は前日の試合で決勝の適時打を放った4番・藤嶋。1ボールからの2球目を打つが、内野ゴロのダブルプレーでチャンスを生かせない。

 互いに得点を奪えないままゲームは進み、9回裏の関大の攻撃へと入る。先頭の3番・西田尚がセンターへのヒットを放つと、続く4番・藤嶋が犠打を決め、勝利への執念を見せる。その後、2死一、二塁とされるとここで代打・金坂を起用。だが、1ボール2ストライクと追い込まれ、後がなくなった。その状況の中、粘って迎えた8球目。金坂の放った打球は、飛びついたショートのグラブのわずかに先を抜けてセンターへ。2塁ランナーが生還し土壇場で同点に追いつく。早瀬監督も「金坂が代打でよく打ってくれた」と讃えた。なおも2死一、三塁と一打サヨナラの場面だったがここでは決められず、2日続けて延長戦に突入した。

 しかし、その直後の10回だった。3番手・水師が先頭の伊藤へ投じた2球目をライトスタンドまで運ばれ、勝ち越しを許す。この回にもう1点を追加され、再び苦しい状況となった。それでも、ベンチ、スタンドともに勝利を信じて声を出し続けたが、最後の打者が三振に倒れ試合終了。

 昨日に続き、9回に追いつくという驚異的な粘りを見せた関大だったが、あと1歩及ばなかった。両チーム合わせて39人の選手が出場する総力戦を落としてしまい、優勝へは少し遠ざかったが、可能性が完全に無くなったわけではない。「次戦で勝利し、勝ち点4にするしかない」と江原主将は次を見据えた。リーグ最終戦となる次戦では勝利し、勝ち点獲得を目指す。【林 亮佑】

▼早瀬監督
「石田が2戦連続で先発だったが、体調面で心配なかったから。昨日から決めていた。9回に金坂が代打でよく打ってくれた。しかし、あそこでサヨナラまで持っていけないといけなかった。勝ちきらないと。まだ明日があるので勝ち点を取りたい。苦しい状況は変わらないが明日勝ち点を取らないと優勝のチャンスはない。今日も総力戦で明日も投手、野手含めて総力戦になるだろう。緊張感のあるゲームが続いている。4回生は明日が最後のゲームになる。良い形で終わってもらいたい」

▼江原主将
「自分たちは2連勝するしかないという思いで試合に臨んだ。チャンスで無得点の場面があったが、あそこで点を取っていれば。投手は我慢しながら投げていたので仕方ない。金坂がよく同点打を打ってくれた。4回生で、今節初打席で、ずっとしっかりやってきてくれているのを自分も見ていたから、ほんとによく打ってくれた。次戦で勝利し、勝ち点4にするしかない。今日近大は最終回に点を取って勢いがいいと思うので、自分たちが攻めていくしかない。1番の山口と2番の自分で流れをつくりたい」
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