◇第31回総合関関戦前哨戦・関西大学千里山グラウンド◇

 関関戦では4年間勝ちのない関大。今年こそは勝利をつかみ、Aリーグ昇格に向けて勢いをつけたい。
 
 前半は関大のキックオフで始まった。パワーで勝る関学に対し、鋭く突き刺さるタックルで前進を許さない関大。一進一退の攻防が続く。
 10分に試合が動く。劣勢だったスクラムで相手からボールを奪うとそのまま右サイドへ展開。左サイドに折り返すと、最後はFB西川が相手のディフェンスラインを突破して、インゴールへ。SH西尾のコンバージョンゴールも成功して、7点を先制した。
 出足が良い関大のディフェンスに関学はミスを連発。流れは関大へ向きだす。そして、18分に敵陣のラインアウトからバックスに展開すると、最後はPR佐々木が相手を引きずりながらトライを奪った。西尾もコンバージョンゴールを落ち着いて決め、14―0とリードを広げる。
 その後も、SO鈴鹿のキックが効果的に決まり関学に自陣深くまで攻め入らせない。
 しかし、25分に西川のキックから関学にカウンターをされると反則をしてしまう。自陣ゴール前まで攻め込まれ、スクラムから相手に力で押し切られトライを許した。コンバージョンゴールも決まり、7点を返される。
 この後、どちらも攻めあぐねる。モールからの展開で襲いかかる関大、個人のパワーで突破を図る関学だがどちらも深くまで攻め入れない。均衡が破れたのは35分。関大はターンオーバーされると、自陣まで攻め込まれる。最後はインゴール左にトライを決められた。しかし、コンバージョンゴールは外れる。前半を終えて、関大が格上の関学を2点リードする。
 
 エンドが変わった後半。開始わずか4分で自陣深くまで攻め込まれ、最後はインゴール左に逆転のトライを奪われた。地力で勝る関学は、その後も攻勢をかける。しかし、関大も必死のディフェンスと鈴鹿や西川のキックで応戦。押し切れない展開となる。
 だが、20分に自陣でラインアウトモールを押し込まれ関学に追加点を許すと、その後も続けざまに2トライを許し、引き離される。試合終了間際にはトライの応酬。関大はWTB中谷がハーフラインから独走トライを奪うと、関学もサインプレーから中央にトライを返す。負けじと関大も西川が個人技で突破しトライを取った。しかし、ここで無情のノーサイド。格上相手に奮闘した関大だったが、金星を奪うことはならなかった。

▼清水主将「体を張ったDFが前半はうまくかみ合った。だが、後半に相手が修正すると前に出られていた。(関学は)スクラムもモールも上なので反則をなくすことを心がけたが、後半はできなかった。(秋に向けて)前半の勢いを殺さずに後半もいけるような体力・集中力と、タックルの集散力が課題。(後半は)DFの並びがバラバラになっていた。前に出るDFをしたい。タックルの精度は甘かったが、気持ちでは負けていないことがわかった」

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